オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

「ふたりの女王」ジョン・ノックス役は「ブロードチャーチ」のアノ人だったのね😅

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(Dorset,England from Pixabay~「ブロードチャーチ」のロケ地、イングランド・ドーセットの海岸)

  何を今さら…って感じですよね😿スミマセン~❗「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」のジョン・ノックス役はデヴィッド・テナントだったとは…。うかつすぎる、じぶん😅下にUPした写真のように、ロン毛&長いアゴヒゲでせっかくイケメンなお顔のほとんどが隠れているけど、つぶらなヒトミはまさしく…😊

 

  ジョン・ノックスカトリックの腐敗を糾弾し、スコットランド宗教改革を推進した人物。映画の中では、熱心なカトリック教徒だったメアリー(シアーシャ・ローナン)を目の敵にして民衆を扇動、反乱を起こす敵役として描かれていましたね。メアリーに向かって、こともあろうに「女は愚かだから国など治められん」なんてセクハラ発言カマしちゃうし😅腹が立ってあんまり顔も見なかった(笑)あー、損した(笑)「ふたりの女王」9月にDVDブルーレイが発売されるそうなので、その時ゆっくり😅

https://twitter.com/2QUEENSjp/status/1118710743543640064

 

  デヴィッドはジャクロくんと同じスコットランドの俳優さんで、しかもRoyal Scottish Academy of Music and Dramaの先輩でもあります❗ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属し、数々のシェイクスピア劇に出演、特に「ハムレット」はサー・ローレンス・オリヴィエ以来の名演と絶賛されました。彼が日本での知名度を一気に上げたのが、BAFTA(英国アカデミー賞)3部門受賞(作品賞、オリヴィア・コールマンが主演女優賞、デヴィッド・テナント助演男優賞)、30%以上の視聴率を叩き出したドラマ「ブロードチャーチ」。

 

  自分が担当した過去の事件の記憶に神経を病みながらも、あくまでも職務を遂行する、どこか陰のある警部補アレック・ハーディ役。英国や北欧の刑事モノにありがちですが、アレックも少々コミュ障ぎみ😅彼とバディを組むエリー・ミラー刑事役は、昨年「女王のお気に入り」で見事アカデミー主演女優賞のオリヴィア・コールマン。彼女は、どこか気のいい、お節介なおばちゃん刑事。二人が反発しあいながらも、バディとして信頼を築いて行く様子がけっこうユーモラスで、陰惨なストーリーを救っていましたっけ。ファーストネームで呼ぼうとするエリーに、「アレックって名前、オレはキライなんだ」って絶対呼ばせないアレック(あっ、呼んじゃった(^^;)、エリーのこともあくまで「ミラー」呼ばわり(笑)二人の、噛み合わない会話が、なんかツボ(笑)

 

  緻密なストーリー構成、一見平和この上ない海辺の美しい村に複雑に絡み合う人間関係。謎が謎を呼ぶスリリングな展開。U-NEXTでは第1シリーズ、アマゾンプライムビデオではシリーズ2が配信されています。最終章である第3シリーズ、WOWWOWでの放映は終了したようですが、動画配信サイトではまだしばらく待たなくてはいけないみたいですね😅やっぱり柳楽くんの言うこと聞いて、WOWWOW加入するかな…。

 

  とにもかくにも、オススメの一作ですよ(^O^)

👇一番手前で寝転んでるヒトがデヴィッド・テナントさん。ジョン・ノックスのヴィジュアルと違いすぎる…😅

🌟ブロードチャーチ〜殺意の町〜 https://g.co/kgs/zCkS5B

 

 

 

 

 

 

「新米刑事モース~オックスフォード事件簿」シーズン7更新決定❗

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(Photo of Oxford from Pixabay)
 「新米刑事モース~オックスフォード事件簿シーズン6」今年初めに本国イギリスで放送されたかと思いきや、すぐさまシーズン7の製作が決まったそう😊楽しみぢゃあ~~💕

 

  舞台は、たいがいの英国刑事モノ、ミステリーが首都ロンドンを舞台にしているのに比べ、「モース」では大学町オックスフォードが舞台。それもそのはず、主人公のエンデバー・モースはなんとオックスフォード大学中退。大学時代は研究室に残るよう言われて、将来を嘱望されていたのに、大学時代英国軍通信部に所属したことから、大学には戻らずそのまま退学、オックスフォード市警に就職します。

 

  ワタシ的には、どんなドラマでも映画でも、ステロタイプを脱した、観客の想像力を裏切るようなキャラ設定が見たいな~🎵😍🎵と日頃から思っているので、モースくんはドンピシャ、ツボにはまりました❗

 

  まずもって、演じるショーン・エヴァンスのひょろっと長身の体型、知的な雰囲気(ドラマ中でも、銀行強盗で人質になった時、犯人から大学教授に間違えられてます😅)ちょっとエディ・レッドメインに似てるな~。色白でソバカスがあるとこなんかも😗趣味はクラシックとオペラ観賞(笑)でも、クラシックだけでなく、文学全体やギリシャラテン語などの素養が捜査に大いに役に立つこともあるんですね~🙆

 

  そんな彼なので、上司のサーズデイから「お前はいらん。もっと武闘派の部下が欲しい」なーんて言われちゃうことも😅(サーズデイはこれまた少々too muchな正義漢💦)ところがモースくん、「万事休す(>_<)」ってところで、けっこう大胆不敵で機転が利くんです。ハッタリかまして、体力の無さは頭脳で勝負❗(笑)

 

  複数のシチュエーションが同時進行、時間も1時間半近く、映画並みの濃密さです😊その中に、1960年代イギリスの、オックスフォードという小都市だからこそ依然として根強い階級差別、マイノリティ差別、ヘイトクライム、閉鎖的な社会だからこそ起こりうる犯罪…etc.が透けて見える設定になっています。Netflixではシーズン1、U-NEXTではシーズン1~4

を配信中。

 

  ネットで見ると、シーズン5ではモースくん、お髭姿でステキ(じぶん、なにげにイケメンの髭面ふぇち)😻シーズン5では監督も務めたというモース役ショーン・エヴァンス、ますます気合い入ってますな😃日本では6月30日~WOWWOWプライムで放映されたそうですが、うちはWOWWOW入ってないんで見れない…くすん😿U-NEXT配信、お待ちしてます💕

 

本国ではシーズン6が今年の2月~放映済み。すでにシーズン7への更新も決定❗

 

お楽しみはこれからだ❗(by 和田誠)

 

 

  


海外ドラマboardの閉鎖のお知らせ|海外ドラマboard

「それ、言わなきゃいけないの❔(笑)」~吉田鋼太郎&藤原竜也 with D'URBAN

  D'URBAN50周年を記念して、広告搭に吉田鋼太郎藤原竜也❗ぴったりのお二人です😊吉田鋼太郎藤原竜也といえば、言うまでもなく、故蜷川幸雄の厳しくも愛溢れる指導を受けてきた親友、いや戦友❔気持ちが食い違って口もきかなくなった時期もあるそうですが(二人とも可愛いな😅)さまざまなことを乗り越えて今ツーショットで立つお二人、D'URBANの大人スーツが似合いすぎるほど似合ってます🎵D'URBANといえば日本発の高級スーツのハシリ。アラン・ドロンをCMに起用した時の

D’urban, c’est l’élégance de l’homme moderne

(ダーバン、それは現代の男のエレガンス)

というキャッチコピーはあまりにも有名。

 

  吉田鋼太郎は日本の男性にしては珍しくウィットに富んだ会話が出来る人だから、映画「パリ、嘘つきな恋」みたいな「チョイ悪イケメンオヤジ」役を見てみたいなぁ。

 

  最近藤原竜也は家庭第一で、あまり飲みに付き合ってくれないと、吉田鋼太郎😅蜷川さんの「役者は幸せになっちゃいけない。結婚なんて…」という言葉をしごく真面目に長い間守ってきた藤原竜也と奥様。もちろん蜷川さんのおっしゃる通り、結婚と同時に男の色気が不思議なほど抜け落ちちゃう役者さんもいるけど、今の藤原竜也の演技力を以てすれば関係ないでしょう🎵世間で彼のオハコのように言われているエキセントリックな役はもちろん、「僕だけがいない街」や「リバース」のフツーの、気の良い男の役もハマるから、パパ役も似合うかも(笑)

 

 「(スーツ来てるから)このまま食事に行けるねって(吉田鋼太郎と)話してます」と言う藤原竜也に、「何召し上がるんですか❔」という不躾な質問が飛び、吉田鋼太郎が「それ、ここで言わなきゃいけないんですか❔」とすかさず切り返すΨ(`∀´)Ψ

 

  いいぞ❗日本のちょいワルオヤジ

 


吉田鋼太郎、“ツンデレすぎる”自由奔放トークに藤原竜也がツッコミ「やめなさい!」|動画|Yahoo!映像トピックス

たった1ヶ月でレスラー並みの増量って、おい❗😅~ジャック・ロウデン「ファイティング・ウィズ・マイ・ファミリー」

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 ジャクロくんがプロレスラーを目指す「ファイティング・ウィズ・マイ・ファミリー」ついに11月日本公開のニュースがぁぁぁ❗ハリウッドの稼ぎ頭ロック様ことドウェイン・ジョンソンがプロデュース、さらに本人役でご出演…とのことで、おそらく…と期待はしていましたが、いざ正式決定するとやっぱり嬉しい~~🎵😍🎵

 

  実話に基づいた映画です。  イギリスでプロレス興行を営む一家に生まれたサラヤ(フローレンス・ピュー)が全米最大のWWEプロレス(単なるプロレス協会ではなく、ニューヨーク証券取引所に株式上場している巨大興行会社です。全世界で興行を行っています)でプロレスラーとなる青春熱血コメディ。ジャクロくんはそのお兄ちゃん、ザック役。二人がWWEのオーディションを受ける場面がJack Lowden NewsのツイッターにUPされてましたね🎵その場面を見ると、ジャクロくんは、気は優しくて力持ち、でもちょっとトホホな兄ちゃんを巧みに演じておりました😅

 

  女の子がレスラーを目指す実話…と言えば、あのアーミル・カーン製作・出演「ダンガル、きっと強くなる」が思い浮かびます。あの映画は、アマチュアで世界を目指すも叶わなかった父親(アーミル・カーン)がその夢を娘二人に託すお話です。しっかしさすが父権社会インド、女性として自由に羽ばたいてほしいという大きな愛が根底にあるにせよ、自分一人でなんでも決める父親が、ある日突然朝5時のトレーニングを始めるわ、レスリングの為にインドでは女性のいのち黒髪をバリカンで切っちゃうわ…😅口で説明しなきゃわかんないよ、とーちゃん(笑)でも娘たちは可愛くけなげで、負けちゃった時はお父さんに「勝てなくてゴメンなさい」って泣くんですよ。さて、インディアンドリームとブリティッシュドリーム、どちらに軍配が上がるか❗(⬅️プロレスの試合ぢゃないっつーの❗😅)

 

   The Culture Tripにサラヤ役フローレンス・ピューとザック役ジャクロくんのインタビューが😊体重増量してレスラーの体型作るのに1ヶ月しかなかったそうで、ジャクロくんかなり四苦八苦だったもよう。1日何食もムリヤリ食べる様子をフローレンスからからかわれてます😅スコットランドからイングランドまで車を飛ばす間、「食べ物をとにかく口に押し込んだ」らしい(汗)

 

  食べ物の話題から、「健康的な食事といえばどこへ行く❔」との質問に、ジャクロくんは「Itsu Sushi」を挙げてましたね。最近はロンドンでも日本食ブーム。スーパーでも「なーんちゃってスシ」が売ってます。Itsuも私たち日本人から見れば、日本❔中国❔東南アジア❔よくわからない無国籍な感じなんだけど(笑)

 

  ジャクロくんにはぜひ「ファイティング~」のプロモで初来日してもらって、本場のお寿司を食べてもらいたいな❤️「イングランド・イズ・マイン」の時は初プロデュース作「CORVIDAE」の撮影と重なり、マーク・ギル監督の来日に同行できず、「日本に行きたい。もー、泣きそう😿」って言ってたジャクロくん。

 

リベンジ、待ってるよ~~🎵😍🎵

 


‘Fighting With My Family’ Stars Florence Pugh and Jack Lowden On Getting Into Wrestling Shape

円熟の境地ガイ・ピアース~「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」

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40年にわたりエリザベス1世を陰で支え続けたウィリアム・セシル。「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」を観ると、その知性、大胆さ、決断力、政治力においてほぼ互角であったふたりの女王の運命を分けたのは、実はウィリアム・セシル卿ではなかったかと、個人的には思うのですが…。

 

  映画の中でも、エリザベス女王(マーゴット・ロビー)は、結婚して世継ぎを作り国の安泰を図るよう迫るセシル卿に向かって、「私はもはや男になってしまったのよ。あなたのような奥さんがいれば十分よ」とかわし、セシル卿が苦笑する場面がありますね😅

 

  一方、メアリー女王(シアーシャ・ローナン)の回りには、腹違いの兄マリ伯や臣下のボズウェルをはじめとして、彼女を利用して自分の野心を遂げようとする利己的な男たちばかり🙎セシル卿がメアリーの臣下だったら、英国の歴史は変わっていたかもしれませんね。そんな忠臣ウィリアム・セシルを演じたのが、イギリス出身のオーストラリア人俳優、ガイ・ピアース。時間がどんどん巻き戻されていくクリストファー・ノーラン監督の衝撃作「メメント」や「L.A.コンフィデンシャル」で、それこそジャクロくんやジョー・アルウィンのような若々しい魅力を振り撒いていた彼が、今では若い俳優さんたちを支え、いぶし銀のような演技を見せてくれるとは…。時は流れたんだなぁ。


麗しのイイ男がズラり!“ふたりの女王”に仕えるイケメン&イケおじたち<画像20点>|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS

ふたりの女王」を見て、彼の渋い魅力に心牽かれた方々は、ぜひ「L.A.コンフィデンシャル」を❗様々な賞を総なめにした名作です。ジェームズ・エルロイのいわゆる「L.A.4部作」のうちの1作に基づいて作られた映画で、ガイは野心溢れる新人刑事。警察の内幕やロサンゼルスという街の暗黒面を舞台に、男女の密かな愛、裏社会に生きる女性の悲哀、友情、裏切り…。全ての要素が詰まっていて、最後には、度肝を抜かれるようなどんでん返し。ネオ・フィルムノワールとも言うべき傑作です😊

永井パティシエのお店「ノリエット」から映画「ふたりの女王」へ


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ふたりの女王~メアリーとエリザベス」首都圏唯一の上映館だった下高井戸シネマも明日までで終わり😿

 

  映画の公式ページでリツイされていたKerberosさんの名言「ジャック・色気ダダ漏れ・漏電、じゃん」に、なんてステキなミドルネームなんだ❗(笑)とハマってしまい😅ジャック漏電くんの色気に今一度感電したく(笑)下高井戸さんぽかたがた上京して参りました(^-^;

 

 午後イチ上映開始なので、新宿で下りて早やお昼をルミネの「マンゴーツリー」で(写真下)暑い日はやっぱり辛いモノが食べたくなります。タイ料理といってもチェーン店で、日本人向きになっているかな。タイ料理って、大抵の料理が辛いイメージがありますが、辛いのはガパオライス、トムヤムクングリーンカレーくらいでしょうか。パッタイをはじめ他の料理の中には辛いのが苦手な方でも食べられるものが沢山あります。ワタシは何しろガパオに目がなくて(^-^;そう言えば、吉沢亮さんの昔のCMビオレで、同棲中❔の彼女にガパオ作ってあげてるシチュエーションがあったなぁ…。

 

 ガパオの横にある飲み物はリンジーソーダ。ライムの果汁を絞ったソーダで、ブルーの色とミントの葉っぱがいかにも涼しげ。

 

  映画「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」で「色気ダダ漏れ、漏電注意」のジャクロくんを堪能した後は(笑)、今日の下高井戸さんぽのもうひとつの目的、雑誌で度々取り上げられている永井紀之パティシエのお店「ノリエット」へ。下高井戸の商店街を少し離れたところにひっそりと佇む洋館。

 

   機械を使わず全て手作り、こだわり職人永井パティシエ、 「やりたくないのはしない主義」だそう😅材料も使いたいものを使いたいだけ使うので(汗)スタッフさんからは「ヤバいんじゃないですか」と言われることも多々あるそうです😧お店にはケーキはもちろんタルトやクッキー、ヌガー、生チョコ、マカロン、ペストリー等々あってあらゆるフランス菓子が。まるでヘンゼルとグレーテルのお菓子の家(笑)

 

 せっかくなので、3階のカフェ(レストランと同じ場所。時間帯によって変わります) でコーヒーとケーキ🤤ダイエット中なので、糖質の少ないチーズケーキを。チーズがとっても濃厚で、マンゴーとパイナップルの果肉が生地に練り込まれています。夏らしくて美味~~シアワセ😊家族へのお土産にはオレンジとチョコの焼き菓子を(写真下) なんでこう、甘いお菓子って人を幸福にするんでしょう🎵素晴らしい映画の余韻に浸りながらなら、なおさら😊しっかし、メアリーにいよいよ完璧に愛想をつかされたと感じて「ボクのこと、愛してる❔ね、愛してる❔」って迫る時の、捨てられた子犬みたいなヘンリー(ジャクロくん)のヒトミが、ケーキを食べながらも目の前にちらつく(笑)

 

辛いタイ料理からジャクロくん、そしてシメは甘いお菓子…シアワセのループ(笑)

 

🌟永井パティシエとノリエットの紹介記事

http://www.panaderia.co.jp/members2/craftsman/noliettec/index.html

 

クリスマスに起きた奇跡~「世界を変えた手紙の数々」ジャクロくん朗読


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(第一次世界大戦の戦場になったルクセンブルクの光景。Pixabay)

  今年の2月に開催された「世界を変えた手紙の数々」朗読会。そのフルバージョンが「Jack Lowden News」にUPされました❗ジャクロくんは朗読者の一人としてご登場😊

 

  ご指名を受けて登場したジャクロくんは、ある若いイギリス軍人がお母さんに宛てて書いた手紙を朗読します。時は1914年、司会の方によれば、まだ戦いも始まったばかりの頃。第一次大戦は4年続き、次第に泥沼化してしまいますが、まだ戦局に余裕があった頃だということです。

 

  1914年のクリスマス。戦線で睨み合うイギリス軍とドイツ軍。ドイツ軍人が「メリークリスマス❗」と敵方のイギリス軍に手を振ったことから、しばしの休戦に至る様子を、ジャクロくんは若々しく感情を込めて朗読しています。司会の方によれば、その年のクリスマスには休戦があちらこちらで起こり、両軍が互いにサッカーに興じた…などというエピソードもあるようです。

 

  手紙の作者は幸運なことにイギリスに帰還することができ、1970年代までご健在だったそうですが、ヨーロッパ全体を巻き込んだ大戦により、多くの若者の命が失われました。

 

  このような機会を設けて、戦争の傷痕、愚かしさを思い出すことは大事なことですね。演技だけでなく、社会啓蒙活動にも熱心なジャクロくんらしいです😊イギリス軍人…っていうとやっぱり「ダンケルク」のコリンズ思い出しますね😅

 

🌟You-tubeジャクロくんの朗読はこちらから👇

「イングランド・イズ・マイン」トリビア🎵

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 (上の写真は映画のシーンではなく、無料画像サイトPixabayの、マンチェスターのギグの写真です)

横浜黄金町シネマ、ジャック&べティで「イングランド・イズ・マイン~モリッシーはじまりの物語」をリピート🎵映画の内容については、前回の記事で書きましたので、今日は映画の中に散りばめられている小ネタを。モリッシーに関わる音楽のトリビアは、いろいろな所で話題にされているので、ワタシは映画or文学について少々😅

 

  まず、マーク・ギル監督もインタビューでおっしゃってましたが、イギリスのマンチェスターってモロ父権社会、「マッチョ文化」が盛んだったらしく😅映画のスティーブン青年みたいに女の子とシェイクスピアディケンズを語り合い、肌身離さずノートを持ち歩いて文字を書き連ねているなんて言語道断❗なわけです(笑)映画の冒頭の場面、友達の女の子と連れ立って歩くモリッシーに、男の子たちが「オカマ❗」って叫んでますし、モリッシーのお父さんもなかなか働こうとしないモリッシーをエイリアンみたいに眺めてましたっけ😅

 

  彼が崇拝している人々の肖像画や写真が、彼の部屋に所狭しと貼られているのですが、まずはマリアンヌ・フェイスフル。歌手デビューのほうが先みたいですが、ワタシが彼女を初めて観たのは、アラン・ドロンと共演した「あの胸にもう一度」夫がありながら、アラン・ドロン扮する大学教授の、冷酷で悪魔的な魅力に取りつかれ、裸の上に黒い革のライダースーツを着てオートバイを走らせて会いに行くわけ😅深夜のTV放送で見たんだけど、アラン・ドロンが彼女のジッパーをゆっくり下ろしていくシーン、受験生には刺激が強すぎたっす。いや、あの、中身は見せないんですよ(笑)でもね、マリアンヌの恍惚とした表情とか、アラン・ドロンの冷徹な感じが相まって想像力をかきたてるわけ😅あっ、そういえば彼女、マゾヒズムの元祖、ザッヘル・マゾッホの末裔らしいです。毛皮ならぬ革を着たヴィーナスってか(笑)

 

  あとはデヴィット・ボウイの写真もありましたよね。グラムロックから出発した美しすぎるカリスマミュージシャンとして超有名ですが、映画俳優としても独特の魅力を発揮してます。「地球に落ちて来た男」まさに彼の歌そのもののスターマン❗その美貌の最盛期に、大島渚監督の戦争ブロマンスもの(笑)「戦場のメリークリスマス坂本龍一と日英美男子対決、見応えがありました😊「バスキア」のアンディ・ウォーホール役、「プレステージ」の謎の科学者など、出演の時間は短いんですが、インパクトは強烈です。

 

  ボウイやマリアンヌの写真は映画の中でモリッシーが人生に絶望した場面でビリビリに破かれちゃうんですが(汗)彼が立ち直った後、小綺麗に整頓された部屋になぜか飾ってあるのがオスカー・ワイルド肖像画。全集も持ってましたよね。モリッシーってその歌詞の過激さから、とかく「怒れる若者の代表」「反体制」みたいに言われがちだけど、趣味から見ると、純粋に美を崇拝する芸術家肌の文学青年のように思えるなぁ。ブロンテ姉妹の詩集も愛読書だし(=笑  姉のシャーロット・ブロンテは「ジェーン・エア」、妹のエミリ・ブロンテは「嵐が丘」の作者。2作とも、ワタシは密かに「イギリス文学史上最高のシルエットロマンス」と呼んでいます😅)

 

  マーク・ギル監督がフィルムノワール的な画面を追求したと言うだけあって、モノクロ映画と勘違いしそうな位色調を極度に抑えた感じがスタイリッシュです❤️

 

  あー、しかしジャクロくんの歌声はいつ聴いてもセクシーすぎる😍あの歌声でヴォーカルとして採用されなかった設定、どう考えてもリアルに欠ける(笑)

 

  

 

                                      

ヨコスカJazz Dreams 2019~今宵はスウィング🎷🎺🎵

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 今日はこれから横須賀芸術劇場にて、名だたる日本のジャズミュージシャンたちが一堂に会する🎷🎺「ヨコスカ・ジャズドリームス」🎵年に一度のヨコスカ夏の風物詩。ずっと雨続きだったのが、今日のヨコスカは夏らしい暑さ。ジャズには暑い夏がよく似合う(笑)

出演は…

国府弘子スペシャルトリオ
国府弘子(Pf)/八尋洋一(B)/岩瀬立飛(Ds)
渡辺香津美JAZZ回帰プロジェクト  

ゲスト  井上 銘/小沼ようすけ 

“トリプル・ギター”
渡辺香津美(G)/井上陽介(B)/則竹裕之(Ds)
MALTA Jazz Big Band 

ゲスト 阿川泰子/日野皓正

 

  久しぶりのドブ板通り☝️転勤族だった父について、小中時代は3回引っ越しを繰り返しましたが、一時はヨコスカにも住んでいました😊当時のドブ板通りには、米軍兵へのラブレターを代筆するお店が並んでいたものですが…。小泉議員御用達のスカジャンのお店も(笑)口ずさむ歌はもちろん「タイガー&ドラゴン」byクレイジーケンバンド

ダサいスカジャン着てェ、急いで来いよ~🎵

 

   ランチはレコーディングダイエット中なので、炭火焼のネイビーバーガーを食べたいところをぐっと押さえ、ドブ板通り入口のベジタリアンカフェ「One Drop Cafe」へ。地産地消の野菜は、生で食べても美味しい❗ピーマンやかぼちゃを生で食べるのってこんなに甘いんだ~❗タンパク質は豆腐や車麩のフライで。この品数で1200円はお得🎵左上の写真はアペリティフ代わりのニンジンのスムージー

 

  道を歩いていると聞こえてくる言語の3分の1は米語😅今日は土曜日なので、休日を楽しむ米兵やそのファミリーで賑わってます。…しかし、米語って巻き舌っぽいし、単語をどんどん繋げて省略していくから、すごく聞きづらい😅やっぱりワタシはクイーンズイングリッシュが好きだ(暴言、お許し下さい🙏🙏)

 

  ヨコスカに住んでいた頃、酔っ払った米兵がワタシたちのアパートの部屋を彼女の部屋と間違えて入ってきちゃったことがあって(汗)当時、母親は留守する以外は玄関のドア開けっ放しだったんですね😅英語の出来る父親は留守、小学校1年くらいだったワタシと母親はちんぷんかんぷん💦💦身ぶり手振りで出てってもらったけど、ヨコスカ時代の一番強烈な思い出(汗)

 

  横浜にもブルーノートできたし、ジャズのイメージもないわけじゃないんだけど、個人的にはなぜか、ジャズ=ヨコスカ。ドブ板通りをはじめとして、街全体がアメリカンな雰囲気だからかな~。MCでMALTAと日野皓正が「神戸と横須賀、どっちがジャズ発祥の地か、で両者譲らない」なんて話をしてたけど…へー、そーなんだ😲

 

  そして本番🎵国府弘子の軽快なピアノからギタリスト渡辺香津美へ。「メイドインフランス」、「クレオパトラの夢」あのバド・パウェルのピアノの鍵盤上の超絶技巧が、渡辺香津美のギターの弦の上で甦った❗そしてコルトレーンの「インプレッションズ」、ドラムとベースとのセッションが楽しい。さらに、日本のビッグバンドが次々と消え行く中で気を吐くMALTA(ご自身はサックス)やはりビッグバンドが登場するとテンション上がります(笑)ビッグバンドの「地下室のメロディ」(アラン・ドロンの映画の主題歌)はめちゃくちゃカッコいいっす。

 

幕間はジャズなのでアルコール。ブランデーとジンジャーエールのカクテル🍸その名もヨコスカ・ブラジャー(笑)ええ、まんまです。気取らないネーミングもヨコスカっぽい。じぶんも含めて、並ぶ人たちが次々と「ブラジャー下さい❗」って言ってるのは…やっぱり可笑しかった(笑)

 

  久々の阿川泰子姫、今年流行りのシースルーで美しいおみ足が眩しい😊アップテンポな「A列車で行こう」、しっとり「ソフィスティケイティッド」、ちょっとハスキーなシュガーボイスは健在です(^ω^)最後は御大日野皓正のトランペット❗スタンダードナンバーのアート・ブレイキー危険な関係のブルース」🎵サックスとトランペットは脳髄に直接来ますね、カラダが痺れる(笑)

 

 

 バンドと客席が一緒になって大いにスウィングした宵。

今夜はジャズのリズムで夢を見よう(笑)

https://www.yokosuka-arts.or.jp/performance/detail/?id=479

 

  

「ずっとヒモでした(笑)」宮田亮平文化庁長官の一言にシビレた😅

  先刻テレビ朝日で、TOKIOのリーダー城島くんがこの度の東京オリンピックのメダルデザイン発表を受けて、制作委員会の座長、金工作家、宮田亮文化庁長官(74才)のインタビューをしていました。お二人の人柄もあるんでしょうけど、とっても温かいユーモアに溢れたインタビュー❗しょっぱなから緊張してビシッとスーツ姿の城島くんに対し、長官は作業着姿。ご本人は「ユニフォームと呼んで」っておっしゃっていましたが(笑)

 

  佐渡島の芸術一家の末っ子❔に生まれた長官は少年時代は反抗してそっぽを向いていたけれど、やはりそこはDNA、一念発起で東京芸大を目指すも、あえなく失敗。お兄様は大変優秀で、大学にも作品が飾ってあるほど。長官曰く「もう、自分、ヘタでねぇ。アニキの作品なんて、大学に飾ってあるのに」しかし長官はめげずに二浪の末合格。

 

  卒業後も芸大に講師として残り、金工作品を作り続けたそうですが、「それで経済的には…❔」と尋ねる城島くんに最初は「何とかね…」と言いかけて、「いや、それ、ウソ❗ヒモだよ」と爆弾発言(笑)大学講師の薄給は、ワタシもよーーく存じております(笑)初個展にこぎ着けたのも45才になってから。それまではデザイン事務所に勤務していた奥さまの、被扶養者だったそう😊「保険証のアタマにはボクの名前なかったのよー」とくったくなく笑う長官。

 

  東京オリンピックのメダルデザインについてはいろいろ問題があったのは記憶に新しいところですが、白紙に戻ってしまったところで座長に就任されたのが宮田長官。「火中の栗を拾うのが得意なんだ。」そのココロは金工作家だから(=笑 金工芸術は、600度に熱してから加工する💦💦)フツーなら、とんだ貧乏くじを引いた、と思うところですが…。「でもね、火の中で焼いた栗は美味しいでしょ❔」たしかに❗(笑)

 

  個人的には、今回のメダルデザイン大好きなので、裏話が聞けて感激でした😊長官のこれからの夢は、「日本博」を開催し、東京だけでなく、地方に伝わる伝統芸術を世界に向けて発信し、日本の良さを世界中の人々に理解してもらうことだそう。

 

  素晴らしい夢ですね🎵実現の折りには、ボランティアでも何でも応募したいです😊

 

  

けむりの軍団|劇団☆新感線~笑って笑ってアツくなる❗

  赤坂ACTシアターで、劇団新感線「けむりの軍団」観賞🎵スゴく久しぶりの新感線です。藤原竜也永作博美がゲストだった「シレンとラギ」以来かなぁ。

 

  でも、誰が観ても面白い、気取らない良さは全然変わらない。時は戦国、秀吉が天下統一する前の、群雄割拠の時代。人生酸いも甘いも噛み分けた自由な浪人真中十兵衛(古田新太)が、ひょんなことから人質先の目良国から逃げ出したお姫様(清野菜名)と若い家臣(須賀健太)の用心棒となり、生まれ故郷のお城に送り届ける珍道中。そこに、目良軍の侍大将莉左衛門(早乙女太一)、謎の泥棒(池田成志)等々一癖も二癖もある面々が絡んで大騒動😅

 

  いのうえ歌舞伎の登場人物って単純じゃなくて、ちょっとシェイクスピアっぽいというか、笑いの中に風刺が利いているし、人物も悪人のようで悪人じゃない、ウソつきなようでウソつきじゃない(…ってまた、マクベスの魔女みたいですが)途中で(え❔この人、そういう出自だったの❔この二人、そういう関係だったの❔)って場面が幾つも出て来て、うっかりすると筋が見えなくなっちゃう😅

 

  古田新太池田成志の掛け合いはもう、まるで息の合った漫才コンビ。観客席も大爆笑😊清野菜名はさすがに身体能力バツグンで、走る姿がね、速い人って足が上がって跳躍するように走るじゃないですか。そんな感じなの。そして滑舌良くて声が通る、通る🎵「ユリゴコロ」を観た時には、こんなにアクションが素晴らしい女優さんとは想像もつかなくて。その後動画配信で園子温監督の「TOKYO TRIBE」観て(うわ、こんなふっ切れた演技のできる女優さんなんだ😲)って、2度ビックリ( ゚Д゚)今日はお転婆あんみつ姫、って感じで、可愛かった😊

 

  もはや新感線の常連、早乙女太一。新感線の芝居って、伝統的な大衆演劇の良さを残している娯楽活劇って感じですが、やはり水を得た魚みたい😲しかし何と言っても彼の殺陣❗どなたかもおっしゃっていたけど、剣さばきはお見事という言葉しか見つからない😲

 

  みんなが突然歌い、踊り出す唐突さはボリウッド映画並みですが、動きはボリウッド以上にキレッキレ(笑)楽しいです💃💃💃

いよいよ梅雨明けも間近、暑い夏には爽快な「けむりの軍団」を❗😊ホンモノのお水が出る場面もあります😅


けむりの軍団|劇団☆新感線公式

AIの祖チューリングがポンド紙幣に❗~「イミテーション・ゲーム」(ベネディクト・カンバーバッチ)

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英国政府って、やっぱりキモが座ってる😲第二次世界大戦中、どんな天才でも決して解読できないと言われたナチスドイツの暗号「エニグマ」。コンピューターの原型を作って解読に成功し、第二次世界大戦終結を2年早めたと言われる英国の天才数学者アラン・チューリング

 

  …まあここまでなら英国紙幣に印刷されてもさもありなん、ですが、問題はここから。彼は1952年、18才の少年との性的関係を暴露され、逮捕されます。当時の英国では、同性愛は犯罪だったから。チューリングは女性ホルモンを打たれて去勢され、その非人道的行為が彼の鬱病の原因となったのでしょうか❔41才の若さで自ら死を選びます😿

 

  そんな激動のアラン・チューリングの生涯を描いた映画が「イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密」(2014年。アカデミー脚色賞受賞)チューリングベネディクト・カンバーバッチが演じています。エニグマ解読の為、政府の命を受け、チームを組むのですが、コミュ障ぎみのチューリングはなかなかメンバーと上手くいかない。しかし時を経るにつれ、彼の純粋さ、天才ぶりをメンバーが徐々に理解していき、最強のチームになっていくプロセスは感動的でした。その喜びと感動も、逮捕後の非人道的な政府の処遇により、虚しくかき消されてしまう。プライドをズタズタにされ精神的に廃人となってしまった晩年のチューリング。カンバーバッチの鬼気迫る演技、凄かった。

 

また、チューリングのチームの中に、戦前戦後旧ソ連のスパイとして活動した、いわゆる「ケンブリッジ・ファイヴ」(5人がいずれもケンブリッジ卒だったのでこう呼ばれました)の一員と目される、ジョン・ケアンクロスが加わっています。演じるのは真っ青な瞳がキリアン・マーフィーにタイマン張れる、超イケメンの英国紳士、マシュー・グード💕ウッディ・アレンの「マッチポイント」、アイルランドを舞台にしたロマコメ「リープイヤー」、トム・フォード初監督作品「シングルマン」で、その水も滴る美男子ぶりをご披露してくれてます😊

 

  英国政府は、チューリングに対して死後恩赦を与えて、彼に対して過去の過ちを謝罪し、今度は紙幣に。最近のLGBTの女性に対する暴力行為報道に見られるように、まだまだマイノリティに対する偏見が根強い英国。でも、過去の過ちを隠蔽せず、それに真摯に対処しようとする姿勢。やっぱり英国って凄い❗


チューリングをお札にしたイギリス政府の本気度 – WirelessWire News

混迷する英国はどこへ❔~ジャクロくんツイッターより


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(Photo of Skye from Pixabay)

  ジャクロくんがかなり激した感じで、「英国はスコットランドのことを全く考慮に入れていない。新たなスタートを切る時が来た。今までとは違う、より良い道を選んで…」と自身のツイッターに綴っています。

 

  彼は元々英国のEU離脱には絶対反対であり、スコットランド独立の是非を問う2度目の住民投票を実施したいとする、ニコラ・スタージョンスコットランド自治政府首相(スコットランド国民党・48才)の熱烈なシンパ。

 

  今回メイ首相が辞職し、新たに保守党の党首に選ばれ、まさに本日付けで英国首相に就任するのが、ブレグジット(英国のEU離脱)強硬派のボリス・ジョンソン。英国議会のお騒がせマン、「イギリスのトランプ」と呼ばれています😖⤵️ブレグジットが英国議会の承認を得られなければ、彼なら「合意なき離脱」に走る可能性もあると言われています。

 

  しかし、世界の国々の中でもいち早く二大政党制を実現し、議会政治のお手本のようだったイギリス議会が、いつからこのように混迷を極めるようになってしまったのでしょうか❔

 

  そんな英国議会の状況に絶望して、ジャクロくんのようなスコットランド愛に溢れる青年たちが、スコットランド独立に動こうとするのは無理もない…と思います。彼がメアリー女王の夫ダーンリー卿を演じた「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」に見られるスコットランドイングランドの対立…あの時代から現在まで、離反と争い、そして歩み寄ったとしても様々な問題が両国の間には山積していたわけですが、今この時点では、ほとんど解決されていないような気がします。

 

  「リトル・ブリテン」でも、スコットランド人が思い切りギャグにされてましたもんね(-∀-)

 

  遠く離れた東洋の小国にいるワタシは、彼の願いが実現するよう、心の中で密かに応援するより他に出来ることはありませんけど…😿

 

アーミル・カーン「シークレットスーパースター」公開記念~インド映画はやっぱり熱い❗


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「アッチッチアチ~~燃えてるんだろうかァァ🎵」(BGM by 郷ひろみ)インド映画、今までも熱かったけど、今も、これからも熱い(笑)

 

  1年に1本のペースでありながら、超・超名作を世に送り出している「インドの良心」アーミル・カーン❗彼の今年の作品は、逆境に負けずYou-tubeを駆使してミュージシャンを目指す女の子の話「シークレット・スーパースター」。主演は、「ダンガル、きっと強くなる」で、レスラーを目指す姉妹の、お姉ちゃんのほうの少女時代を演じたザイラー・ワシーム。アーミル・カーンの作品の何がいいかって、基本的にはほぼコメディで、その中に、インドの学歴偏重、宗教(彼の映画「PK」なんて、インド最大のタブーに切り込んでます)、女性の社会的地位の低さ等々様々な社会問題を織り混ぜていること。スピルバーグが3回観たという「きっと、うまくいく」、号泣場面のすぐ後に大笑いの場面が来て、それが超スピードで繰り返されるから、しまいには泣いていいのか笑っていいのかわからなくなっちゃう(笑)

 

  しかし、アーミルの映画を通じたインドの社会啓発の目的も、時代の流れもあるかもしれませんが、徐々に達成へ近づきつつあるのではないでしょうか。彼の映画に出てくる女性たはちは、みーんな潔くて前向きで、しかもメチャクチャ強い(笑)

 

  アーミルの映画に比べると、大好きなシュリデヴィ(彼女があんなに早く天に召されるとは…佳人薄命とは彼女のことですね…😭)の「マダム・イン・ニューヨーク」や、結末の強烈などんでん返しに開いた口が塞がらなかったサスペンス映画「女神は2度微笑む」などの作品は、よりマイルドな描きかたで、インドにおける女性の自立をテーマにした名作です。この2つの作品の場合、女性の描きかたは、あくまでもインドの妻・母親の立場を崩さない範囲での「自我の目覚め」だったり、インドにおける女性の立場を逆手にとったミステリーのプロットだったりします。

 

  次女のダンナ様が一時インド赴任に決まりかけたことがありました。次女もインドでは赴任からしばらく大変だろうと、最初は一緒に付いていこうと思い、狂犬病をはじめとする予防接種を受けたのですが、「受けた方が安全」とされる予防接種の数の多さにビックリした覚えがあります💦💦結局インド赴任は上海に変わっちゃったんですけど(笑)友人の息子さんは大学時代インドにハマって、山奥に行って現地生活、一時連絡がとれず行方不明になっちゃった😅そんな魅力があるんですね、インドって。

 

  まもなく梅雨明け。インド映画を観てますますアツくなりましょう❗ちなみにアーミル・カーンプロダクション制作「シークレットスーパースター」は8月9日(金)公開❗❗

 

 

「イングランド・イズ・マイン~モリッシー、はじまりの物語」(ジャック・ロウデン)横浜J&Bに❗

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   「イングランド・イズ・マイン~モリッシーはじまりの物語」がついに、横浜J&Bに~~❗我が愛するホームベースの映画館で、我が愛するジャクロくんの映画を観る。こんなシアワセがあるでしょうか❔

 

  えー、もちろんJ&Bとはジャック&べティの略でして、スコッチウイスキーの会社ではありません😅しかし、「イングランド・イズ・マイン」で主演を務めているジャック・ロウデンはバリバリのスコットランド人。「Jack Lowden News」にはしっかり「Scotish Actor」とあります😅彼はガチのスコットランド愛国主義者、イギリス連合王国からの独立推進派です😓…なんで、ジャクロファンとしては、J&Bの略語も嬉しいし、そもそも映画館の名前に「ジャック」の名前が入ってますから❗…しょーもない細かい事に喜びを感じる性分で…スミマセン😅

 

  あっ、そう言えば我が愛するイタリアのテナーユニット、イル・ヴォーロのライブ映画を昨日観たばかりなんですが…J&Bって元々は…イタリア出身のジュステリーニ(J)とイギリス出身のブルックス(B)という二人の創業者の名前のイニシャルからとられているんですよね。「ジュステリーニ・アンド・ブルックス社」のJ&Bでしたが、現在はディアジオ社が買収しています。そう言われれば、ウィスキーのラベル、J&Bの文字が赤で、どちらかといえばイタリア寄りかも(笑)

 

  ヲタクの習性~好きなモノ、好きな人を関連づけ、少しでも関連性が見つかると、その度に密かに悦に入るという(汗)自分が応援している俳優さんやミュージシャンの方が、自分の好きな音楽や小説、映画が好きなことがわかると嬉しくて😅

 

  今回も、映画館「ジャック&べティ」が「イングランド・イズ・マイン」を選んでくれた、っていう事実がもう、まずもって嬉しすぎる😿

 

…って映画「イングランド・イズ・マイン」の内容ですが(汗)拙ブログの同映画の記事にリンクを貼っておきます。元「ザ・スミス」のフロントマン、現在でも第一線のミュージシャンとして活躍中のモリッシーの青春物語。個人的には、監督マーク・ギルの、英国人らしい皮肉なユーモアと反骨精神が随所に見られる場面が大好きです❤️そして、やはりジャクロくんの、いつもながら膨大な資料を読み込み、演じる人物の人間性を掘り下げて取り組む、繊細な演技が素晴らしい❗

 

  どうぞこの機会にご覧になって下さい

😊

🌠拙ブログ記事「ジャクロくんの歌声に2度オチする~イングランド・イズ・マイン」

https://www.rie4771.com/entry/2019/05/31/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%81%8F%E3%82%93%E3%81%AE%E6%AD%8C%E5%A3%B0%E3%81%AB%EF%BC%92%E5%BA%A6%E3%82%AA%E3%83%81%E3%81%99%E3%82%8B%28%E7%AC%91%29%EF%BD%9E%E3%80%8C%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0

🌠シネマ「ジャック&べティ」椅子が新しくなってからとっても座り心地が良くなりました❗また、館内で販売している黄金町のパン屋さん「カメヤ」のサンドイッチ、手作り感があり、フィリングがボリュームがあって、とっても美味しい💕映画のお伴にぜひどうぞ😊


イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語 | 横浜の映画館・ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」