オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

ゴールデンタイツの上にジャクロくんのお腹が…(悲鳴)~『ファイティング・ファミリー(原題Fighting with my family)』


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今日のみなとみらいは『緑市』。ファミリー連れで大賑わい😊しかしヲタクは、ファミリーはファミリーでも『ファイティング・ファミリー』😅脇目もふらずキノシネマへ前のめりに急ぐのであった(笑)

 

  原題は"Fighting with my family"。お題でも本文でもなんでこう、しつこく原題を書いているかといえば、オリジナルのタイトル『家族と共に(私は)闘う』に、この映画のエッセンスが凝縮されていると思うから。原題の主語はもちろん、本編のヒロイン、WWEのプロレスラー、サラヤ(フローレンス・ピュー。WWEのリングネームはペイジ)。『ファイティング・ファミリー』だとFightingが形容詞で、『闘う家族』👊✨なんだかとっても勇ましい感じになりますけど(笑)本作品はWWE女性プロレスラーの成功譚を描きながら(実は)一人の女性の成長と、親子の、そして兄妹の、いとおしくも哀切な絆を描いた物語なのです。

 

 パパ、ママ、ザック兄ちゃん(ジャクロくん)、サラヤ(フローレンス・ピュー)はプロレス大好き家族。だけどそれは趣味なんかじゃなくて、家族にとっては生きる糧。全米プロレスの華やかな大舞台を夢見ながら、イギリスの片田舎で細々と木戸銭稼ぎのご巡業😅ところがところがそれが夢じゃなくなった❗

 

  WWEのトライアウトに呼ばれ、受かったのは紅一点の妹だけ。ザック兄ちゃんは不合格😢⤵⤵落ちた理由は「何か特別なモノが足りないから」夢を追う者にとって、それは最終宣告と同じ。プロレスの技術だけではなくファンをどれだけ惹き付けるかが大事なWWEプロレスは華やかなショービジネスの世界でもある。「何か特別な輝き」がないとデビューはできないのです。

 

  パンフレットでジャクロくんは、「僕もしょっちゅうオーディション受けて役を獲得しようとしてるから彼の気持ちには容易に入り込めた」と語っているけれど、彼が獲得しようとしている役が、ハリウッド超大作の絵に描いたようなイケメン役…とかじゃないところが、ひねくれたヲタク心をソソるんです(笑)

 

  夢の実現に一歩踏み出した妹を心から応援しなきゃと思いながら、生きる目的を失ってやさぐれるザック。こういう、細やかな感情表現、本当にジャクロくんは巧い❗『こじらせ男子』演じさせたら天下一品です(笑)だけどヲタク的には、妹と一緒にテストを受ける時、名前を聞かれて「ザック・ゾディアックっす」って答えると、WWEのコーチに「なんだよ、男のストリッパーかよ」って暴言吐かれて、一瞬(ほんの一瞬😅)なんとも哀しそうな眼をして作り笑いするところ。円盤買ったら、絶対この一瞬をエンドレスリピートぢゃ😻

 

  本作を見ながら、なんでこの人は、神様から与えられた類いまれな美しい容姿と、王立音楽院で演劇学士号取得、若くして舞台で成功を収め、その最高の栄誉であるローレンス・オリヴィエ演劇賞受賞という耀かしい経歴を持ちながら、ゴールドのタイツの上にお腹をはみ出させて、リングで闘っているんだろう…ってチラッと思った😅まっ、15キロ増量に成功したらしいから、イングランドスコットランド間の高速を飛ばしながら、手当たり次第に食べ物を口に押し込んだっていう努力は実を結んだみたいだけど(笑)

 

  以前オファーされたハリウッド映画のヒーロー役を断って選んだのは、製作費が足りなくてやっとの思いで公開にこぎ着けた、カリスマミュージシャンモリッシーの伝記映画(…なのかな❓😅)「モリッシー、はじまりの物語」。いや、始まってなかったよ、あれは。モリッシーのミュージシャンとしての人生が始まる瞬間に映画が終わったんだもの(笑)それでも、自分のプロダクション製作の映画のため、「モリッシー」のプロモーションで好きな日本にも来れず(⬅️かなりイヤミ😅)無精髭で編集作業に取り組むヨレヨレのジャクロくん、若い学生さんの質問に見たこともない真剣な表情で答えてるジャクロくん(トークTwitterではいつもかなりふざけてる😅)、脚本に惚れ込んだら、どんなチョイ役でもクズな役でも引き受けるジャクロくん…。

 

ヲタクは…ヲタクは…そんな君が大好きだああああっ(by 吉田鋼太郎)

 

  あれ❓『ファイティング・ファミリー』の感想を呟く筈が、いつのまにかジャクロくんへの単なるファンレターになってる(笑)

 

閑話休題(⬅️こればっか😅)

 

  イギリスの陰鬱な空から一転して、フロリダの眩い太陽のもとで集団トレーニングを積むサラヤ。当時の女子プロレスラーは皆、モデルやチアリーダー出身。美しくてスタイルばつぐんの彼女たちがアマゾネスよろしくセクシーに戦うさまに皆熱狂していたようです。そんな中で本物のパワープロレスを目指すサラヤは全く異色の存在。同じ目標を持つ仲間たちからも疎外され、次第に「自分自身は何者なのか」を見失っていきますが…。

 

彼女がロック様(本人役で出演。サスガの存在感、圧倒的オーラ❤️)のアドバイス「自分は自分なんだ。自分を出しきれ❗」を胸に、そしてザック兄ちゃんはじめ家族の夢を背負ってデビュー戦に臨む場面は、きっと涙で視界がボヤけるはず😊そして、夢破れた後、自分の生まれ故郷で「自分らしい生き方」を模索し、立ち直っていくザック兄ちゃんのサブストーリーも感動的です。

 

  プロレスファンもファンでなくても、清々しい笑いと涙で心が洗われる快作❗❗

 

  

 

「『今宵の月のように』2枚買いましたよ」by 谷原章介😍

  タニショーさん、そんな名言聞かされたら、好きになっちゃうじゃないーっ(笑)谷原さんはだいたいが洋楽派だそうですが、宮本さんの曲を2枚も…。聴く用と保存用に分けて購入したとか。ヤダー、やっぱめっちゃイイ人ぢゃん❗(笑)もうね、推しが誰かと仲良くしたり、誰かに誉められたりするとその「誰か」も好きになっちゃう哀しきヲタクの性(サガ)…(笑)

 

  昨日(11.26.2019)NHKの『うたコン』、まずは宮本さん、『月にまつわる名曲特集』もちろんこれは絶対外せない名曲『今宵の月のように』にご登場。当時31才の宮本さんの映像が😍ご本人もタニショーさんも「あんまり変わってないね」と。タニショーさんは(当時のほうが)「よりピュアな感じ」って評していたけど、なぜかワタシは(今のほうが…)って思ったんだよね…。人の印象って、それぞれで面白い(笑)

 

  忌野清志郎さんトリビュート『雨上がりの夜空に』。昨日は、昨年衝撃のデビューを果たしたカーリングシトーンズのそうそうたるメンバー共演で、宮本さんの隣に座ってる~~😮こんなゴージャスな図、もう2度と見れないんじゃなかろうか❓NHKさんありがとう❗エレカシのメンバーが一緒ぢゃなくて、トークの時は宮本さん、心なしか淋しそう😿しかしそこは我らが宮本浩次、歌が始まればそこは彼だけの小宇宙❗忌野さんのやんちゃな少年っぽさ、それこそピュアな感じがクロスオーバーしてた💕今年夏、最後の忌野清志郎追悼ライブ、行けなかったからもう、感涙モノです😭またもや舞台を縦横無尽に走り回り、カメラさんをさんざん引っ張り回し😅挙げ句の果ては御大奥田民生トータス松本の膝の上にドシン(笑)同世代の筈なんだけど、(しょーがねーな、コイツ)って表情で苦笑してる民生さんがめっちゃツボ(笑)

 

  そしてそして『冬の花』TV地上波初放送~~❗さすがぢゃNHK、いい仕事してる(なんつー上から目線😅舞い上がったヲタクの戯言です。お許しください🙏)日本のミュージシャンの中で、日本語の使い方が大好きなのはサザンの桑田さん、ユーミン椎名林檎、そして宮本浩次さん❗特に宮本さんは日本古来の湿った情緒を表現できる人だと思う。彼の体の中では、歌謡曲とかロックとかそれこそヒップホップとか、いろんなものが煮えたぎっているんだけど、でもその奥には、古き良き日本の伝統の底流がある。底流だったものが、ぐっと表面に出て来たのが『冬の花』だと思うんですよね。

 

  年内のライブはけっこう涙を飲んだけど(笑)年が明ければ恒例の新春ライブ、そしてそして春のソロライブへ突入❗

 

早く来い来いお正月🎍(笑)

 

 

 

ダークの中の微かなピュア~ドラマ『マークスの山』の高良健吾


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  Twitterで相互フォローさせて頂いているsaeさん💕「ダークの中の微かなピュア」が好物だと仰有っていて。あ、確かにワタシもそう❗無意識にそこに導かれてる…と思った。って言うか、自分からそっち行ってるのか❓クンクン匂い嗅いで(笑)

 

  だから、ヲタク沼にハマってる吉沢亮さんなら「リバーズエッジ」の山田一郎や「Giver~復讐の贈与者」の義波、ジャック・ロウデンなら「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」ダーンリー卿ヘンリーや「モリッシー、はじまりの物語」のタイトルロールに行っちゃうんだなー、殆ど人見かけないケモノみちだけど😅

 

  吉沢沼、ジャクロ沼から這い上がって小休止している間に(笑)ふと回りを見回して眼に入ったのがこれ❗WOWWOWオリジナルドラマ『マークスの山』(原作・高村薫)WOWWOWで放映されたのはもはや10年近く前。名作の呼び声高かった本作。以前どこかの配信サイトで眼にしたんだけど見る機会がなく、Netflixで見かけ、念願叶ってやっと見れた🙌

 

  ミステリーと言っても、フーダニットの謎解きを楽しむというよりむしろ、殺人事件にまつわる社会の不条理、生きることの悲哀、権力に固執することの醜さ恐ろしさを描いた人間ドラマ(犯人は第1話辺りで割れてしまいますが、その動機は何なのか、マークスの山とは何を意味するのか…がストーリー展開の核をなしています)

 

  主人公・合田雄一郎役の上川隆也がもう、『遺留捜査』の糸村さんに勝るとも劣らないハマリ役で、『遺留捜査』ファンとして見逃せないのは、いつもゆる~い、トンチンカンなやり取りを繰り広げているバディ甲本雅裕と、ここでは最高にアツい、オトコのぶつかり合いを見せてくれているところかな😊

 

  助演陣も、石黒賢佐野史郎大杉漣小日向文世石橋蓮司…と、一癖も二癖もある魅力的なオッサン大集合で、ムンムンするような男臭い骨太ドラマなんだけど😅そこに文芸作品的な香りづけがなされているとすれば…

 

とにもかくにも高良健吾の功績でしょう❗

 

  幼少期から母親に虐待を受け、果ては親子心中の生き残り。生き残ったものの、厳寒の雪山を彷徨して心を病んでしまう青年の役。彼の、どんな俗悪な世の中にも染まらない純粋な瞳が、このドラマの白眉。直近で見た「人間失格太宰治と三人の女たち」では三島由紀夫を演じていましたが、あの清廉な感じ、新しい三島像を作り上げていたように思います。

 

  まさに「ダークの中の微かなピュア」❗

 

 

男は黙って○○…❓~ジェイソン・モモア in 「ゲーム・オブ・スローンズ」


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(『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地の1つ、北アイルランド…From Pixabay)

 ネットに、心温まる記事が載ってました。超大作「ゲーム・オブ・スローンズ」の中心的キャラ、デナーリス・ダーガリエンを演じてブレークしたエミリア・クラーク。登場人物が大量に登場して、次々と死んでいくこのドラマ(笑)超群像劇なので、主人公はいないにも等しい😅このデナーリスは、最初はか弱いお姫様として登場します。しかしその後まるで略奪同様にジェイソン・モモア演じるカール・ドロゴ(蛮勇の一族、ドスラク人の長)の妻にされ、次第に『鉄の玉座』に魅入られた冷徹な権力者の貌を見せ始めます。全編を通じて1番キャラ変が激しかったんじゃないかな(笑)

 

  ドラマが進むにつれ、堂々たる演技を見せるようになったエミリアですが、最初はズブのシロートも同然。しかも蛮族の女王ですから、ふだんから殆ど衣服をつけていない。モモアさんとのベッドシーンも多かったしね😅 エミリア、トイレで泣くだけ泣いて、じぶんの心にムチ打って撮影に臨む日々😿そんなエミリアを見てモモアが発した言葉が…。

 

ノー、スウィーティー、これはオッケーじゃない❗

んんん❓❗モモアくん、若い女性を慰めるなら、もちょっと上手な言い方が…って正直思うけど(笑)

 

  ところがエミリア嬢の心を癒したのは、彼の言葉そのものではなく、撮影の度に常にバスローブを用意するよう指示してくれたモモアさんのさりげない心遣い😊

 

  実はこのモモアさん、昔から失言王で、女優さんにセクハラ発言があったとかで炎上したことあった気がする😅…でも、このエミリア嬢の発言読むと、モモアさんって単に言葉の使い方が下手な人だったんだなぁ…と思います。彼が今まで演じてきた「コナン・ザ・バーバリアン」の主人公コナンも、カール・ドロゴも、アクアマンことアーサー・カリーも、無口で不器用だけど行動力は超一流のオトコたち。『アクアマン』などは、そこに何とも言えないユーモアも滲ませて、彼、第2のシュワちゃんになれそうだなぁ😊

 

  日本では昔は高倉健さんみたいな人が理想像とされて、「男は背中で語れ」とか、「男は黙って○○」って言われたけど、最近はすっかりそんな言葉は死語と化したようです。自己アピール、誰も彼もプレゼンの時代になりました😅

 

  だけど、エミリアちゃんの話を聞くと、古今東西カンケイなく、女性はいつも心の底で、男性の、言葉というよりむしろ、不器用でも一歩踏み出す行動力を待っているんだなぁ…と思ったものでしたよ😊


『ゲーム・オブ・スローンズ』エミリア・クラーク、「泣く日々」で“夫”ジェイソン・モモアが支えだった - フロントロウ | グローカルなメディア

ジャクロくん、ジョー・アルウィン、ジェームズ・マッカードルと大いに語る


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(View from Stirling castle,Scotland…Pixabay)

INFOフィルムの公式ツイッターがこんな文章をUpしています👇😊

「ジャック・ロウデンがInfoの教育アンバサダーとして先週Infoフィルムフェスティバルに出席して下さいました。本当に嬉しい。どう言葉にしていいかわかりません」

原文はWe are SUPER pleased (can you tell? )。SUPER pleasedって…。can you tellって…。感涙モノです😭ヲタクの誇り、ジャクロくん(笑)

  もともとINTO Filmは英国映画協会の後援による慈善団体で、その主催によるINTO Film フェスティバルは、英国の若い映画作家、批評家、INTO映画クラブ、教師たちの才能にスポットを当てようと、2015年から始まっています。ジャクロくんは今年の春のインタビューの中で、「動画配信等々で映画製作がなかなか難しくなっているけど、若い世代が映画製作や関連事業に情熱を燃やし、映画という見地から表彰される機会を与えらることは素晴らしい。また、ボランティアの方々の尽力にも頭が下がる」と熱っぽく語っています😊アンバサダー就任もむべなるかな🎵むべなるかな🎵

 

  Infoフィルムの公式ツイッターに、おそらく映画製作を目指す若い学生さんが、ジョー・アルウィン(エリザベス1世の愛人、レスター伯)、ジェームズ・マッカードル(メアリー女王の義兄マリ伯)、そしてジャクロくん(メアリー女王の2番目の夫、ダーンリー卿)というそうそうたる面々にインタビューしている動画がUpされているのですが、その質問の内容といい堂々たる姿勢といい、大したもんです。そして若い情熱を受け止める3人も、真摯に、考えながら、言葉を選びつつ話していて、好感度300%❗(笑)

 

  お嬢さんイキナリ「当時の宮廷では様々な腐敗があったようですが、それは当たり前のこととして受け止められていたのか、それとも明らかにされたのか❓」かましてきます。マッカードル、いきなりハイレベルな質問に面食らって思わず爆笑😅彼曰く、映画に描かれていたように、当時のスコットランドの宮廷では、全てが正規の会議ではなく裏で、特に男たちだけで話し合い、大事な事柄が決定され、民衆は殆どその事を知る由もなく操られていた、21世紀の現代にも啓示的だよね…と。

 

  マッカードルは、力の概念そのものが、イコールアグレッシブな見かけやマッチョなイメージに誤解されがちだけど、本来は信念の強さ=力であるべきと。ジャクロくんはそれに関連して、現代では対人関係においても、正義や品格よりも力(権力という意味かな❓)が物事の決定権を左右する。「なぜなんだろう❓なぜなんだろうって、いつも考えるんだよね…。それじゃいけない気がする…」と呟くジャクロくんの、伏し目がちの角度がたまらん(⬅️バカ😅)

 

 ジャクロくんは「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」の中で語られる様々な愛の形の中で、「最もエキサイティングなラブストーリーはメアリー女王(シアーシャ・ローナン)と義兄のマリ伯(ジェームズ・マッカードル)の関係だったと思うんだよね」ですと😮そりゃ、新説だわ(笑)確かに、二人の演技と関係性はあの映画に厚みを加えていました。特にマッカードル演ずるマリ伯の、スコットランド王位を奪った憎い対象であり、同時に愛しい妹でもあるメアリーに対する、愛憎絡み合う複雑な感情。結果的にマリ伯は反対勢力と結託してメアリーを裏切り、しかもメアリーの一人息子(のちのジェームズ1世)を人質にしてスコットランド王位に返り咲こうとしますが…。ジャクロくんと共にスコットランド演劇を牽引するマッカードルならではの演技でした❗

 

  しっかしジャクロくん、「恋愛映画は退屈だから、出たくない」とのたまうだけあって、ユニークなご意見😊…好きだわ(笑)

 

  ジョー・アルウィン(テイラー・スウィフトの現在のカレシ)、マッカードルとジャクロくん、アツいスコッツマン二人に押されて、インタビュー中ニコニコしながら殆ど無言(笑)インタビュアーのお嬢さん、最後に気を使ったのか😅アルウィン君に「イングランドスコットランドの宮廷、どっちが好きですか❓」と質問。アルウィン君、あっけらかんと「イングランドのほうが好き~💕」って😅一瞬、ジャクロくんとマッカードルさんのほうからピキッって音がしたみたいだけど…気のせい?😅

 

  あー、でもアルウィン君、こんな感じだからテイラーちゃんともお付き合いできるんだね。いろいろ考えちゃう人だったら、別れた後のこととか考えるよね。ここでこう言ったら、将来歌詞に書かれちゃうかな、とか。インタビューの度に思うんだけど、ホント、優しくてイイ人そう😊

 

  ジャクロくんがインタビューの最後に「確かになー、スコットランドの宮廷は暗い雰囲気なんだよね、窓が少なくて(笑)」ってフォローして、インタビューは無事に終わりました(笑)

英国男優総選挙 - SCREEN ONLINE~ジャクロくん~~(悲痛😅)


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(個人的に「死ぬまでに1度は見たい」スコットランドはルイス島のカラニッシュ・ストーンサークル…From Pixabay)

ワオ❗Σ(・ω・ノ)ノもうそんな時期なのかぁ…。毎年恒例の「英国俳優総選挙」。わが愛しのジャクロくんことジャック・ロウデン。「ダンケルク」の一時的ブーム❓(そもそも…あったのか❓=笑)が過ぎ去った後はあまり期待できないので忘れてたんだけど、ネットで記事になってたので、ついでにScreen本記事のデジタル版覗いて来た~🎵エルトン・ジョン役やロビン・フッドで大活躍のタロン・エガートンが納得の1位😊コリン・ファース、ベネさま、エディ・レドメインなどきら星のような常連さんが並んでる😊

 

  しかしジャクロくん、いつもながら神ってるわ~😅この記事👇英国俳優総選挙ベスト30で、上位30人について書かれてるんだけど、ジャクロくん今年は31位ぢゃ(笑)スクリーン本編にも、ヲタクがやっとご本人だと認識できるくらいちっちゃく顔写真が載っておるのみ😅

 

  ご本人は「ハリウッドに進出してビッグになりたい」とか「大スターになって大金持ちになってやる」とかいうハングリー精神はさらさらないし、マーベルだかDC映画だかのヒーロー役はソッコー断っちゃったらしいし😅「ロマコメ❓出ないよ~👋退屈なんだもん」とかホザいてるし(すべて本人談)まぁ、31位にランクインしたこと自体キセキである😅

 

  …ただ、1つ気になる点が。本誌のほうには「英国俳優出身地マップ」なるものが掲載されていて、ジャクロくんの顔写真、イングランド・ロンドンの近くに…(汗)確かに彼、出生地はイングランドのチェルムズフォードというところなんだけど、幼少期にファミリーでスコットランドに移住してるんですね。ロンドンの近くからスコットランドに移住…って、ご両親にしたら(何があったのか、事情はわからないけど)物凄い決断😮ジャクロくんは、結婚のお祝いに「Be my parents」って書き込むほどの家族想い。ご両親のキモチを汲んで、生まれながらのスコットランド人になるべく、日々精進👊✨

 

  折しも、英国のブレグジット(EU離脱)を巡って大揺れのスコットランド議会、またぞろスコットランド独立の気運が高まりつつある。ジャクロくんもご両親と一緒にスコットランド独立のデモ行進に参加したり、最近のTwitterも(おいー、もっと映画のこと話せや)って突っ込みたくなるくらい政治的ご発言やリツイのオンパレード😅自分の写真がこんなトコに貼られてるのを見たら、「オレは身もココロもスコットランド人ぢゃ。貼り直せぃ」って言いそう😅

 

  ジャクロくんのちっちゃな顔写真を見ながら、いろいろと複雑な想いに囚われつつ深まり行くヲタクの秋の宵。


英国男優総選挙 - SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)

スウィングジャズのキング🎵グレン・ミラー・オーケストラ🎺🎷


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中華のキングは吉沢亮イングランドのキングはティモシー・シャラメ、スウィングジャズのキングはグレン・ミラー・オーケストラ…というわけで、やって来ました渋谷は文化村のオーチャードホール🎵マチネの回。

 

  開場まであと30分位しか時間がないので、ランチはラウンジでさくっとキーマカレーでスウィング🎵スウィング🎵(⬅️意味不明😅)…でもさくっと食べるにしてはかなりのボリュームのキーマカレーに、トッピングは素揚げのパプリカ・茄子・玉ねぎ、ポーチドエッグ、サラダに冷製のカボチャスープまで😮これは夕飯かなり軽めにしなくては。昔のブログ記事にも書きましたが、同世代のエレカシ宮本浩次さんのあの細さに憧れて一念発起、ダイエットに成功した数年前。何とかリバウンドせずここまで来たものの、体重を減らすより減った体重を維持する方がはるかに難しいわが世代。浩次兄さんも、3食オッケーな位パンが好きだけど、カロリーが高いからガマンしてる、って言ってたっけ。ワタシもがんばる👊✨

 

  そう言えば、ここまで来る道すがら、東急線の出口から文化村に1番近いA2(11月から名称がA2に変わったみたい)目指して地下道をてくてく歩いていたら、何本か並んだ円柱に人だかり😮何事かと見てみれば、今の時期キスマイの面々だった😊私的には今年の夏、エレカシご出演の大阪城ホールに向かう途中、地下道に吉沢さんのガーナアイスの広告があると聞きつけ、探し回ったけどとうとう見つからなかった苦い思い出が😢キスマイの写真をパチパチ撮っている人の中には、遠い所から来た人もいるんだろうか。無事に場所見つかって写真撮れてよかったねぇ…。

 

  そして(やっと)グレン・ミラー・オーケストラ❗(笑)マッチョなビバップが主流になったジャズですが、昔懐かしい、CM等で頻繁に使われているから、誰もが1度は耳にしたことのある親しみやすいメロディ🎵このせちがらい現代、固定メンバーではなくツアーごとの臨時編成とは言え、これだけのビッグバンド、これだけの演奏水準を維持し続けるのは大変なことだと思いますが、一斉にサックスやトランペット、トロンボーンを縦横無尽に振り上げる(笑)パフォーマンスは今も健在😉

 

  オーケストラのテーマ曲とも言える「Moonlight Serenade(ムーライトセレナーデ、グレン・ミラー自身の作)」、「Rhapsody In Blue (ラプソディー・イン・ブルー)」等メロウなナンバーに酔い、アップテンポな「Little Brown Jug(茶色の小瓶)」「Pennsylvania 6-5000(ペンシルヴァニア6-5000)」(題名そのままのかけ声が入る曲)「Chattanooga Choo-choo(チャタヌガチューチュー)」(オーケストラ初のゴールデンディスクだそう)、そしてこれぞグレン・ミラー「In The Mood(イン・ザ・ムード)」辺りになると身体が勝手にスウィング(笑)

 

  中でも大、大、大好きなジョージ・ガーシュインRhapsody In Blue(ラプソディー・イン・ブルー)」❗今でもウッディ・アレン監督の最高傑作だと信じて疑わないモノクロ映画「マンハッタン」のオープニング。初めて聞いて一目惚れ😍…って言い方おかしいか。一聞き惚れ❓(笑)MCのニックは「ピアノソロの方が有名だけど、今回はオリジナルのジャズバンドで…」って言ってました。あ、そうそう、ピアノ版は「のだめカンタービレ」で、のだめちゃんこと上野樹里ちゃんが弾いてましたね。

 

  MC&指揮者のニック・ヒルシャー自ら、アンディ・ウィリアムズばりの美声を随所で聞かせてくれたり、歌に自信のあるメンバーがコーラスパートになると途端に楽器を置いてヴォーカルに早変わりの演出も楽しく、最後まで飽きさせません😊アンコールはちょっと趣向が変わって、ディキシーランドジャズのスタンダードナンバー「Farewell Blues(フェアウェルブルース)」でした😃

 

  あの邦画の名作「スウィングガールズ」で、上野樹里ちゃんたちがコンテストで一生懸命演奏した最初の曲が、「ムーライトセレナーデ」ですね😊ビッグパフォーマンスもちゃんとオマージュしてくれていてとっても楽しかった❗あの映画のお陰で日本のジャズ人口が急に増えた…って言われたそうですが、あれからみんなどこへ行っちゃったんでしょう(笑)

 

  早いもので、グレン・ミラー・オーケストラも設立80周年だとか。今日は夜の回は周年のお祭りで、昔むかしのハリウッド映画、アメリカの良心の代表と言われたジェームズ・スチュワートグレン・ミラーに扮した「グレン・ミラー物語」も上映されるようです😊TV放映で見たことがありますが、ジューン・アリスン演じる奥様との夫婦愛をテーマにした、とても心温まる映画だった記憶があります。グレン・ミラー自身は第二次世界大戦中、音楽で兵隊たちの慰問を続け、軍用機でフランスに向かう途中イギリス海峡で行方不明になっています。40才の若さでした。今回のセットリストにも、ヘンリー・マンシーニが映画の為に作曲したという美しい曲「Too Little Time」が入っていました。君と過ごした時間はあまりにも短かった…という意味合いでしょうか😢

 

  志半ばで逝ったグレン・ミラーの遺志を継いで早や80年。古き良き時代のアメリカンスピリッツを思い出させるグレン・ミラーオーケストラ❗これからも末永く私たちを楽しませて下さい💕

 

  

ジャクロくんの映画愛がスゴすぎて感涙モノである😢~スターリング城にサプライズ登場❗

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(ジャクロくんがサプライズ登場したスターリング城…From Pixabay)

ジャクロくんが、スコットランドスターリング城で開催された「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」特別上映会にサプライズ登場❗上映会に参加していたラーバート高校、ジョン・ポールアカデミーの生徒たちはビックリ仰天!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚そりゃ、そうだよねー、ハリウッドにも進出、英国アカデミー賞ではノミネート常連の大スター、ジャック・ロウデンがいきなり目の前に現れたら…。いやぁ、ワタシだったら死ぬよ、死ぬ(笑)

 

 「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」の特別上映会は、毎年開催されている「INFOフィルムフェスティバル」(スコットランド映画界の若い才能を発掘する目的の映画フェスティバル)の一環だったもよう。サプライズでご登場のジャクロくんは、若者たちとのTSで自身の俳優としてのキャリアと、アツい映画愛を語ったようです😢彼はこのフェスティバルの公式アンバサダーで、その役割を「とても誇りに思っている」そう😃「ボクが学生の頃はこんな機会はなかったからね」と。メアリー女王については、どちらかと言えば謎めいてロマンティックな存在だったそう。

 

  メアリー女王は在位中、スコットランドのほとんどの城を訪れたそうですが、ジャクロくんの住んでいるボーダーズ地方にある城には訪れたことがないとか😅スコットランド女王とはいえ、そんな、あまり馴染みのなかったメアリー女王を題材にした映画に出演できたことは素晴らしい体験だったそう😃

 

INFOフェスティバルの主催スタッフは、「ジャックの映画への情熱は眼を見張るばかり」と語っています。ジャクロくんは「我々の役割は、スコットランドや英国の若い人たちに、素晴らしい芸術の1形態である映画と、それを職業とする可能性に向けて道を拓いてあげることだ」と語っています。

 

 ジャクロくんもまだまだ若い才能なんだけど(笑)少しでも前に進んでいる者が、後進の為に道を開拓していこうという心意気、「ダンケルク」でハリウッドデビューした頃から彼の心の中には既に芽生えていたキモチだよね…😢

 

  自身の俳優としてのキャリアのこと、立ち上げた映画プロダクションのこと、スコットランドの未来像…決して平坦な道ではないかもしれないけど、遠い東洋の小国から、いつも、いつまでも応援しています❗

 

  「ファイティング・ファミリー」もいよいよ公開❗ポスタービジュアルのジャクロくんがとってもちっちゃかったからキモチのほうもちょっと縮んでたんだけど(笑)試写会を見た方たちから、「思った以上にザック(ジャクロくん)とペイジ(フローレンス・ピュー)の物語だった」「ジャクロの演技が巧い」「様々な表情のジャクロが見れるよ。ファンは絶対見た方がいい」等々の感想がアップされていて、キモチ復活❗(⬅ゲンキン😅)

 

  昔むかし、小森和子さんっていう映画評論家がいらして、ジェームズ・ディーンの熱狂的ファンでそれが高じて映画の仕事をするようになったんだけど、やっとアメリカ行きが実現したちょうどその時、ディーンは24才の若さで亡くなってしまい、お墓参りになってしまった…って話があるんてすね。

 

  それに比べたら、たとえ一生会うことがなくても、推しが元気に生きててくれて、その姿をスクリーンで拝むことができて、おまけにSNSでリアルタイムの活動も知ることができて、こんなシアワセはないよなーって思う今日この頃です😃

「ファイティング・ファミリー」名作の証明~製作はFilm4Productions❗

 

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  ジャック・ロウデンファンのワタシからしたら、垂涎モノ(´ρ`)の期待作「ファイティング・ファミリー」❗いよいよ11月29日(金)公開で秒読み段階に入りましたが、シネマカフェさんの記事で同作品がFilm4Productionの制作であることを知り、ますます期待に(無い)ムネが膨らむばかりでございます(笑)

 

  Film4Productionは英国のチャンネル4(若者、知識層、マイノリティを対象とした番組編成で知られる)傘下の映画制作会社。昔からあまのじゃく(ひょっとして死語❓😅)だったヲタクのじぶんからしたら、このプロダクションのラインナップはもう、ツボハマりまくりなんでして(* ´ ▽ ` *)

 

  最近では、吉沢亮さんが面白かったと仰っていた、あの「スリービルボード」(個人的には、サム・ロックウェルの怪演が強烈だった😅)、主演のオリビア・コールマンが見事アカデミー主演女優賞受賞、エマ・ストーンレイチェル・ワイズの女の戦いがチョー怖かった(笑)「女王陛下のお気に入り」。女性3人のド迫力に押されて、ニコラス・ホルトやジョー・アルウィン、せっかくの素敵なイケメンお二人、ちょっと影が薄くなっちゃった(笑)

 

  古くは、スコットランドエディンバラで刹那的に生きる若者たちの無軌道な青春を描いた「トレイン・スポッティング」❗最近ジャクロくんが自身のTwitterで写真Upしてくれたんですよね😉「ファイティング・ファミリー」日本公開を記念して、フィルム4繋がりで気を利かせてUpしてくれた❓なーんちって😅

 

ケイト・ブランシェットが信じられないくらい品がよくて美しくて、ケイトを慕うデパガ役のルーニー・マーラの一途な可憐さに涙した「キャロル」。雪が舞うクリスマス時期のニューヨークの街が素敵だった…。そのケイト・ブランシェットを一躍スターダムに押し上げた「エリザベス」もそう。そして稀代の名作、奴隷制をテーマにした「それでも夜は開ける」❗アカデミー賞総なめでしたねぇ。主人公を演じたキウェテル・ウィジョフォーの迫真の演技はもちろん、助演陣も超豪華💕善人と見せかけて、その底に英国の帝国主義、そして人種差別の嫌らしさを滲ませるバプティスト派牧師の屈折した演技がサスガだったベネディクト・カンバーバッチ、反対に極悪非道に見えながら、自身の生き方に苦悩する悲痛さが胸を突く奴隷主のミュハイル・ファスベンダー(英語読みのマイケルより、ミュハイルのほうが好き💕)、悲劇の女奴隷ルピタ・ニョンゴの黒光りする肌の美しさ…。あっ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」もここの作品ですね。

 

  興行成績等に流されない、どこまでも良作を世に送り出そうという英国映画人の心意気。そんなフィルム4プロダクションの制作ともなれば、名作であることは保証されたようなもの😉

 

期待してまっせ❗

 

 

権力者の絶対的孤独~ティモシー・シャラメ 「キング"The king"」


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(ヘンリー五世軍が上陸したフランス、カレーの海岸…Calais From Pixabay)

 ティモシー・シャラメがヘンリー五世(即位前は愛称ハル王子)に扮した映画「キング(原題"The King")」。原作はシェイクスピアの「ヘンリー四世(第1部、第2部)」と「ヘンリー五世」だと書いてあったのでそのつもりで観始めたのですが…。

 

  確かにシェイクスピアの名セリフはきら星の如く随所に散りばめられていますが、アプローチは全く違う❗特に、フォルスタッフのキャラ設定や彼の人生も。

 

  でもね、映画は独自の魅力を放っていて、私個人はシェイクスピアの戯曲も、この映画もどちらも大好き💕理由の1つはやはり、当代きっての若手俳優ティモシー・シャラメのカリスマ演技でしょうかねぇ。父王ヘンリー四世からは疎まれ、自暴自棄になって、悪友のジョン・フォルスタッフと夜な夜な歓楽街で遊び歩く放蕩王子ハル(シャラメ)。好戦的で領土の拡大と内乱鎮圧に生涯を捧げた父の生き方を嫌い、当初は平和な治世を目指した筈が、敵国フランスの暗殺者に命を狙われたことから、否応なしに戦に巻き込まれていくヘンリー五世。

 

  即位後久しぶりに会ったかつての悪友フォルスタッフに、「王になってから自分の抱いている不安を口にしたのは、お前が初めての気がする」と呟く時の憂愁に満ちたシャラメの表情❗…色気ありすぎ(笑)こういう場面は彼の独壇場ですなぁ。戴冠式の場面なぞはまるでルーベンスの絵画のよう💕その美しさは、その後にやって来る戦場の、泥水の中の肉弾戦のリアルさ、残酷さと好対照。

 

  繊細な理想家肌の王子が、阿鼻叫喚渦巻く戦場の修羅場を潜り抜け、政敵を容赦なく切り捨てていく絶対君主になっていく過程を、シャラメは的確に演じています。一方、皇太子の地位をハナにかけ、ハルを破滅させようと目論むフランス皇太子にロバート・パティンソン(「トワイライトシリーズ」でお馴染みですね。最近は、ベン・アフレックの跡目を継いで、DCのバットマン役を演じることで話題)。「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」ジャクロくん演じるダーンリー卿に負けないくらいクズ野郎ですが(笑)、パティンソンくん、けっこうノリノリで演じてます😅

 

そして、映画の最期に、大変皮肉などんでん返しが用意されています。政治サスペンスとしても観ることができる本作品、作品の冒頭で、誰がどんな発言をしたかしっかり覚えておくと、さらに展開を楽しむことが出来ます。「ミッション・インポッシブル」のカッコいいメガネ男子、ソロモン役のショーン・ハリスがここで重要な役割を演じますので、お見逃しなく😉

 

  フランス皇女の役で、今シャラメと恋人同士と言われるリリー=ローズ・デップ❤️若い二人、パパラッチも何のその、あっちこっちでアツアツの場面を撮られてるから、映画の画面に集中できなくてちょっと困った(笑)

 

単なる歴史物のコスチュームプレイに終わらない、一人の若者の生き方の模索、権力があるが故の絶対的孤独、戦争の残酷さ、愚かさ、虚しさ…。

 

Netflixで配信中です😊

 

 

 

 

ジャクロくん、「ザ・リスト」の世界に影響を与えた文化人ベスト100に~そしてBAFTAの興奮さめやらず

 「ザ・リスト」は、英国の芸術とエンターテイメントのデジタルガイドです。 同社の活動には、映画、飲食、音楽、演劇、ビジュアルアート、ダンス、家族などに関するデータ収集があるそうで。日本で言えば「日経エンターテイメント」のデジタル版とでも言えばいいんでしょうか。「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」ダーンリー卿ヘンリーや、ロック様ことドウェイン・ジョンソンプロデュースによる映画「ファイティングファミリー」への出演によって、かなり順位を上げたもよう😊✌️

 そして、まだまだBAFTAScotland授賞式のフォトやインタビュー💕パーティーで親しい友人や映画関係者に再会して、本当に生き生きと愉しそうなジャクロくん😊助演男優賞を受賞したローン・マクドナルドも、その受賞スピーチの中で、「ジャック・ロウデンは信じられないほど素晴らしい俳優」と賞賛してくれました。愛してるわ、ローン❗(⬅️ゲンキン😅)また、ダーンリー卿ヘンリーについてマイクを向けられたジャクロくん、「ヘンリーは、歴史の隙間に存在したような人。彼が利己的だと思うかって❓まあ、野心家だったのかな。素晴らしい体験だったよ」といった趣旨のことを言ってましたね😊「クズ野郎だよ、ぶん殴ってやりたい」なーんて、最初はけっこうカゲキなご意見を述べていたジャクロくんですが、かなりトーンダウンしてましたね(笑)長い間ヘンリーを演じて愛着を感じてきたのかしら。…でも、ダメ男クンだったけど、憎みきれない、何とも言えない愛嬌のあったヘンリー。あの人物造形は、ジャクロくんの功績ですよね。あんなにイケメンなのに自分をどうアピールするかよりまず台本選びから。あえて悪役やクズ野郎にチャレンジするジャクロくん。そんな生き方も…

めっちゃ好きですっ❗(笑)

(おまけ)いつもは落ち着き払ってるジャクロくんのはしゃいでいる貴重なショット

 

レッドカーペットのキングはジャック・ロウデン❗

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(授賞式が開催されたスコットランドグラスゴーの街~From Pixabay)

 「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」ダーンリー卿ヘンリーの演技でBAFTA(英国アカデミー賞)スコットランド助演男優賞にノミネートされていたジャクロくん。惜しくも授賞は逃したものの、BAFTAスコットランドツイッター等を見ると、いかにジャクロくんがスコットランドの映画界、演劇界でビッグネームであるかがよくわかります。

 

BAFTAスコットランド側も、「ジャック・ロウデンが1年ぶりに『ふたりの女王~メアリーとエリザベス』でBAFTAスコットランドにノミネートされ、この場に戻って来てくれた❗」と手放しの喜びよう😅

 

助演男優賞に輝いたのは、大規模な野外レイヴをテーマにした作品「ビート」(日本未公開)のローン・マクドナルド。英国でレイヴは、特に薬物使用の温床になるとして、1994年に「クリミナル・ジャスティス法~Criminal Justice and Public Order Act」が定められ、レイヴは違法行為となっています。そのレイヴを扱った作品のようですね。

 

  授賞式でインタビュアーが、「ジャック・ロウデンとピーター・ミュランと一緒にノミネートされたから、重圧がすごかったでしょ❓」なんてローンに聞いていて、ジャクロくんも若くしてスコットランドの演劇界ではすでに確固たる地位を築いていることが、こんなところからも伺い知ることができます😊(ピーター・ミュランは数々の作品で活躍するスコットランド名脇役。ノミネート作品は、来年早々日本でも公開予定のジェラルド・バトラー主演「バニシング」)

 

ジャクロくんの熱烈なファンサイト「Jack Lowden News」には、「ローン、授賞おめでとう❗あなたは今回の受賞に相応しい人。でもレッドカーペットのキングはやはりジャック・ロウデン💕」なーんて書き込まれてます。名誉ある賞を受賞しようとしまいと、ファンにとって王さまはただ一人、レッドカーペットではその人だけが浮き上がって光の輪の中にいる😊ファン心理は古今東西、いつの日も変わりません。…それにしても「Jack Lowden News」さんがUpしてくれたジャクロくんのレッドカーペットでのタキシード姿🤵惚れ惚れしますわねぇ😍😍😍どなたかも昔記事書いてらしたけど、彼はもう立ち姿が、その泰然とした佇まいが、最高に美しい。

 

  ジャクロくん、今回は残念だったけど、チャンスはこれから無数にある。次回期待しています❗

 

 

 

   

イヤミスの極致❗❓~Netflix「エイリアニスト」

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(From Pixabay)

  大好きな女優、ダコタ・ジョンソンが準主役級で出演していると知って見始めたアメリカのドラマ「エイリアニスト(原題 The Alienist~Angel of Darkness)」(Netflixで配信中 : 第1シーズン全10話)。やっと見終わりました。

 

  見始めたのはいいものの、のっけから残酷でグロテスクなシーンの連続で度肝を抜かれます😅…なんで、ちょっとお休みしていたんですけど(笑)規制の少ないケーブルTV局の製作だけあって、リアルで驚くような描写が多いですね。

 

   舞台は19世紀も終わろうとしているニューヨークの街。英国の腐敗と古き因習を嫌い、自由を求めて新天地に移ってきた人々の集合体であったはずが、いつのまにか貧富の格差はますます拡大し、上流階級や警察本部の実態は腐敗を極めていました。

 

  そんなニューヨークの街で、貧しさがゆえに男娼として夜毎街角に立つ少年たち(ストリートチルドレン)ばかりを狙った連続猟奇殺人が発生します。あろうことか、彼らの眼球と心臓は無惨にも抉り取られているのでした…((( ;゚Д゚)))

 

  犯人特定に乗り出すのが、当時の警察本部長フランクリン・ルーズベルト(後の合衆国大統領)の友人であり、エイリアニストのラズロー(ダニエル・ブリュール) 当時精神病患者は人間の本質を失った者と見なされ、彼らの治療にあたる精神科医はエイリアニストと呼ばれていました。ドラマの中でも、当時の患者に対する非人道的な処遇が度々出てきます😢

 

  ラズローはそんな医学界の流れに真っ向から反発し、犯人の心理を分析・推理し、理解・共感することによって犯人像に近付こうとします。言わば、現代のプロファイラーの祖とも呼ぶべき人なんですね。彼の協力者が、犯人の似顔絵を担当する写生家のジョン(「美女と野獣」「ホビット」などでお馴染みの英国人俳優ルーク・エヴァンス)、そして我らがダコタ嬢演じる、ルーズベルト本部長の秘書サラ。このサラは、アメリカの初代女性警察官がモデルになっているそうで、華やかなドレスに身を包み、超美人なのに肝が据わっていて、右往左往する男たちを一喝(笑)強い意思を秘めた瞳…めちゃくちゃカッコいいっす😊

 

  その昔、ショーン・ペンが知的障害のパパで、ダコタがその娘を演じた「アイアムサム」もう、号泣感動作でしたよねぇ😭あの時のいたいけな可愛い子役の女の子が、こんなにも素敵な大人の女性に成長するなんて…。オバサン、感激(笑)

 

  ドラマの展開は結構ゆっくりめですが、個人的には、その緩やかなテンポが、殺人鬼がヒタヒタと迫ってくる感じに呼応して、怖さ倍増な気がするんですが…😅捜査を続けていくうちに、主役3人の暗い過去が次第に露わになっていき、犯人の心理とクロスオーバーしていくところが興味深いです。過去のトラウマから脱け出せず、犯罪を重ねていく者と、それを乗り越え社会に貢献しようとする者。その両者の違いはどこにあるのか❓自分と犯人は鏡のように表裏一体だと気付いた時、初めてラズローは事件解決の糸口を掴むのです。単にサスペンスだけで終わらない、深いテーマがあるような気がします😊

 

エミー賞では撮影、衣裳、美術賞など6部門ノミネート(そのうち視覚効果賞を受賞)ゴールデングローブ賞では作品賞に加え主演のダニエル・ブリュールが、ベネディクト・カンバーバッチヒュー・グラント等に並んで主演男優賞ノミネートされただけあって、見応えのある骨太なドラマです。特に19世紀ニューヨークの街の陰鬱な美(視覚効果賞を授賞しただけあって、画像処理も素晴らしい😍特筆すべきはイントロダクションの画像❗耽美主義の極みであります)、調度品のリアルさ、ダコタ嬢が次々と身に纏う衣装の豪華さ…陰惨な事件とは対照的な美しさに引き込まれます。(Netflixでは何故かミステリーではなく、歴史ドラマに分類されてます)

 

  シーズン2の制作が決定したとか。楽しみです❗

 

  

 

ジャクロくん、BAFTA(英国アカデミー賞スコットランド)レッドカーペットに登場❗


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(英国アカデミー賞スコットランドの授賞式が開催されるスコットランドグラスゴー…from Pixabay)

 

BAFTAより、現地時間11月3日の午後5時~レッドカーペット(スコットランドグラスゴー)に登場予定の俳優さんたちのリストが発表されました😊身も心もスコットランド人のジャクロくんのこと、当然のご登場❤️ジャクロくんは「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」ダーンリー卿ヘンリーで助演男優賞にノミネートされています❗同じくサイコスリラー「バニシング」(原題は"Keepers" ジェラルド・バトラー主演。日本では2020年1月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開)で助演男優賞にノミネートされている名優ピーター・ミュランの名前も見えますね🎵「ボディガード」でノミネートされたリチャード・マッデンの名前はやっぱり、ない…。レッドカーペットでのジャクロくんとのツーショット、密かに期待してたんだけど。仕方ない、マーベル映画の撮影で忙しいんでしょう、きっと😅

 

  つい最近まで「若草物語~原題は"Little Women"」上映イベントを観覧するためロスにいたジャクロくん。とんぼ帰りですね😊ハリウッドの大作に出演しても、その喧騒と魔力に引き込まれず、今自分が何をすべきか、冷静な眼で見極めながら進んでいる、常にブレない彼。故郷スコットランド大自然を背に立つジャクロくんは本当にカッコいいです。今回レッドカーペットの様子は見に行けないけど😢遠い日本からいつも応援しています。でもいつか❗いつかきっと見に行くぞ~~🙆

 

「ファイティングファミリー」まもなく公開❗~「SMぽいの好き」って…😅by竹下幸之介


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「ファイティングファミリー(原題"Fighting with my family")」まもなく公開っす❗

 

いよいよ日本での公開(11月29日)が秒読み~~❤️主演のWWE女子チャンピオン、ペイジには、来年公開の話題の映画「若草物語(原題Little Women)」で末っ子エイミーを演じるフローレンス・ピュー嬢。この映画ではゴスロリちっくな唇ピアスで、小さな貴婦人(Little Women)たるエイミーとは全く別人😅ジャクロくんは、ペイジのオトボケ兄ちゃんザックを演じてます😊これまたかなり体重増量してて、立ち姿が絵のようだったダーンリー卿や、ひょろひょろしてたモリッシーとは全く別人(笑)

 

  試写会を見に行ったと言う、DDTプロレス期待の星竹下幸之介さんのツイッターに「ファイティングファミリー」の感想が❗冒頭から泣きっぱなしだったそうですが…なんと❗

映画に登場する、トレーニングで使うラッパが、村西とおる&黒木香「SMぽいの好き」のほら貝みたいでイイって、おい(笑)ネトフリ「全裸監督」のファンも楽しめそうだね(笑)

 

  映画評論家町田智浩さんも絶賛のこの映画、日本の予告編(ナレーションがくりぃむしちゅー有田哲平)では…

ヤバイ映画見つけちゃいました❗

感動的でクレイジーなプロレス映画❗

…って、どんな映画なんぢゃ、一体😅竹下幸之介さん語るところのほら貝と言い、期待は膨らむばかりじゃないですか、ワケわかんなくて(笑)