オタクの迷宮

海外記事を元ネタにエンタメ情報を発信したり、映画・舞台・ライブの感想、推し活のつれづれなどを呟く気ままなブログ。

Number_iが教えてくれたもの〜『WITH MUSIC』2024.9.14


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※Number_i_Staff公式Xより転載

 

 昨日(9/14)の『WITH MUSIC』Number_iのパフォーマンス、最高だった〜〜〜❗️さすが岸くんが「毎回最善っす」って自信を以て断言するだけのことは、ある。常に周囲の人たちの予想の遥か上を行く、クレイジーな天才、KC。紫耀くんの「低音帝王」ぶりにもますます磨きがかかってきたし、彼を見ていると、髪型をはじめとしてビジュアルもその場その場で変化をつけていて、どんな時でも一期一会の覚悟で臨んでいることがわかる。一見天才に見えるけどそのじつ、陰で人の100倍努力している職人気質なんではあるまいか。そしてジンくん。その物静かだけれども物事を冷静且つ客観的に見ることのできる知的な佇まいから、ヲタクは以前、ブログ記事の中で彼をクイーンのギタリスト、ブライアン・メイに喩えたことがあるんだけど、今日のパフォーマンスを見て、さらにその思いを強くした。彼の魅力って、ヴォーカルを時には引き立て、時にはそれを凌駕する勢いを持つ、まるでギターソロみたいだって。

 

 そしてそして、「WITH MUSIC」にはなんと、過去最多出演であるとか❗️……彼らがデビューした時、こんなに短期間のうちに、これほどまでに芸能界を席巻する、いわば「台風の目」のような存在になるとは、誰が想像しただろうか。もしかしたら彼ら自身も今、驚いているかもしれない(^_^;)

 

 ヲタクは最近、彼らが魅せてくれる音楽やパフォーマンスだけでなく、彼らの生き方そのものに強烈に惹かれていることを再認識してる。

 

 ヲタクは、孫がいるようなこんな年になっても、何かの度に「タラレバ」のマイナス感情がふと頭をよぎることがあった。大学時代、交換留学試験を受けようとして、母親に泣いて止められた時、諦めないでアメリカに行っていたらば、とか。就活を始めた頃、ある出版社の就職試験を受けようとして、就職指導室の室長に大反対されたのを振り切って就職していたらば、その後の人生変わっていたんだろうか……❓️とか。

 

 しかし、既に日本の芸能界ではトップの位置にいて、周囲の大反対も当然あっただろうに、全てを投げ打って新たなフェーズに飛び込んだ彼らの姿を見ていると、ヲタクの感情なんて所詮はタラレバ、ようはそれだけの熱意と覚悟がなかっただけのこと、そんな生半可な気持ちで臨んだところで、成功は覚束なかっただろうな…と今更ながらに思う。Number_iは、そんな大事な気づきをヲタクにもたらしてくれた。

 

 彼らに直接感謝の気持ちを伝えるすべはないけれど、せめて、彼らが届けてくれる『GOAT』な音楽やパフォーマンスから受けた感動、そして彼らの真摯な生き方から学んだことを、徒然なるままにブログに書き綴っていこうと思う。

 

 今までも、そしてこれからも。

妄執の果てに〜『チャイコフスキーの妻』


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 キノシネマみなとみらいにて、『チャイコフスキーの妻』鑑賞。

 

 チャイコフスキーの才能に一目惚れ、彼に猛烈アタック、晴れて妻の地位をゲットするも、実は男色家だったチャイコフスキーに蛇蝎のごとく嫌われ、ついには精神を病んでしまって、後年は「世紀の悪妻」という有り難くない称号を与えられるに至ったアントニーナ・ミリューコヴァ(結婚後はアントニーナ・チャイコフスカヤ)の物語です。

 

 映画はチャイコフスキーの死から始まります。別居して早や数十年経つというのに、「妻より」のカードを添え、葬儀用の花輪を準備するアントニーナ。付き添う弁護士❓️から「(喪服の)ヴェールが薄すぎる」とクレームをつけられますが、「いいの、目立ちたいの」と返す彼女に、観ているこちら側は(……おやおや、こんなに自己顕示欲の強い女性だったのか)と少々鼻白みますが、次には、なんと死んだ筈のチャイコフスキーアントニーナが現れた途端ゾンビよろしくむっくり起き上がり、「なんでお前がここに居るんだ❗️」と叫ぶというホラーちっくな展開に。……でもそのお陰で私たちは、チャイコフスキーから理不尽にも三下り半を突きつけられ、強制的に別居させられて以降のストーリー展開は、アントニーナの頭の中の妄想と現実が奇妙に入れ混じったものだということを悟らされるのです。

 

 チャイコフスキーの人物像は、全編曖昧模糊としています。彼らの結婚生活の破綻の原因となったとされる彼の性的嗜好でさえ、家族の口からそれとなく語られるだけ。……まあ、アントニーナの彼に対する恋愛感情そのものが、盲目的な偶像崇拝から始まった妄執ともいうべきものなのですから仕方ないことなのかもしれませんが。しかし彼女の妄執の底に蠢く「得体の知れない何か」を、フロイト的な※リビドーの発露として描いたのは、監督のキリル・セレブレニコフの、「世紀の悪妻」に対する新しい解釈のようにも思えます。リビドーを、女性とて例外ではなく、ましてや恥ずべきものではないとして描いたのは新しい視点かも。

フロイトは人格形成をすべて広義の性欲(リビドー)に求め説明しました。この考えは後に汎性欲論と呼ばれるようになりますが、後年にはあらゆる人間の行動や活動を性衝動に求める事に対する非難的な言葉として使用されるようになります。ヲタクも個人的には、この理論はちょっと行き過ぎてると感じてますけど(笑)

 

 しかし同時に、女性であることで自身の音楽家への道を絶たれ、その代替としてチャイコフスキーという天才の妻という地位に執着し、狂気にのめり込んでいくアントニーナと、当時は犯罪だった同性愛を押し隠し、自らの社会的体面を保つためにアントニーナを利用するチャイコフスキーの姿を通じて、世紀末のロシアへと逆行しようとしているかのような※現プーチン政権に対し、セレブレニコフ監督が叩きつける強烈なダメ出しと捉えるのはヲタクだけでしょうか❓️

LGBTに関する宣伝禁止法の強化などが典型的。そもそも自身のマッチョさをひけらかすプーチン自身の「有害な男らしさ(Toxic Masculinity)」が、個人的にはめっちゃキモい(笑)

 

 それにしても楽聖チャイコフスキーの情けない小者っぷりが……^^;『アマデウス』のスカトロモーツァルトを見た時のあの感じ、思い出した。もちろん、天才だって人間のはしくれだし、必ずしも人格者ならず……ってことは十分理解してるつもりだけど、折悪しくヲタクは10月に※バレエの「オールスターガラ」を控えてるんですよねぇ。おまけにラスト近く、アントニーナったら妄想の中でむくつけき男たちとバレエ踊ってたしね。ちょっと今、この作品を事前に見ちゃったことを後悔してる(-_-;)

※スヴェトラーナ・ザハロワ、ナタリヤ・オシポワ、ムンタギロフ、シクリャーロフ……と、ロシア出身のスターたち総出演。当然、チャイコフスキー作曲の演目もある……わよね❓️(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジンくんのカメラポーズ〜『Venue101 9/7』オフショ


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※Number_i公式インスタグラムより

 

 『Venue101』の公式インスタさんが9/7放送時のオフショをUPして下さいました。

 

 ジンくんの、指で四角を作るカメラポーズ……聞くところによると、韓国のサッカー選手ソン・フンミンが、ゴール後にチームメイトたちと喜びを分かち合った後で作るポーズなんだそう。フンミン選手はインタビューで、その意味を「カメラセレブレーションにしたのは、ゴールは良い思い出だからだ。素敵な思い出が心の中に残るように、写真を撮っているような感じだよ」と説明したそうです。チームメイトやサポーターと喜びを分かち合う意味もあるとか。

 

 ジンくんのことだから、ポーズ1つとるにしても、そこには見ている私たちファンと「喜びを分かち合う」メッセージが含まれているのかな……と思ったりしてしまいます^^; 

 

 ジンくんのインスタを見て気持ちが温かくなるというか、癒されるのも、彼が見ているこちら側に向かって「応援してくれてありがとう」とか、「みんなと素敵な時間を共有できて嬉しかったよ」(ライブで生身の彼らと同じ空間にいることだけではなく、彼らが供給してくれるパフォーマンスをTVや配信で見ることも立派な「時間の共有」だとヲタクは思ってる)とか、さりげないメッセージを、言葉の端はしに、そして今回のように写真のポーズに、さりげなく滲ませてくれてるせいなんだ……。

 

 そんなちょっとした気づきが、なんだか小さなハピネスをくれた初秋の朝。

ジャック・ロウデン『The Late Show with Stephen Colbert』出演❗️


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 我が推しジャック・ロウデン、米国CBCで大人気の深夜トーク番組『ザ・レイトショー』にご出演〜〜❗️ご本人がインスタにサワリの部分をUPしてくれてます。

 

『ザ・レイトショー』の司会者はスティーヴン・コルベア。ニューヨークのエドサリヴァン・シアターで夕方に収録し、その日の深夜に放送するという「撮って出し方式」のほぼリアルタイム番組。コルベアはコメディアン、俳優、作家で、シニシズムの効いた作風で知られ、エミー賞を3度受賞している大御所。2006年にはタイム・マガジンの「最も影響力のある人物100人」の一人に選ばれてもいます。

 

 そんなコルベアに敬意を表したのか、ジャックは今回彼のエミー賞助演男優賞のノミネート対象となった『窓際のスパイ』リヴァー・カートライトの役作りのキモは「シニシズム(皮肉)」だと独自の演技理論❓️を披露。

 

J :スコットランド人は悲しいニュースを報道するのが得意なんだ。

C:確かにスコットランド風の発音だと嬉しいニュースも悲しく聴こえるね。

J:それはスコットランド人がシニシズム(皮肉)からまず入るから。だから僕はリヴァー・カートライトを演じるのが楽しいんだ。

C:え❓️だって彼は英国人じゃない。

J:うーん、彼の役作りにスコットランド式の皮肉を利かせてるってことかな。

C:へぇ、じゃスコットランドふうにHappy Birthdayって言ってみて。

するとジャクロが、あまりにもフツーに『Happy Birthday』って呟いたので、場内爆笑…というオチでございました。

 

 エドワード・ノーラン監督の『ダンケルク』で英国海軍パイロットをカッコよく演じて世界中に名が知られ、すわハリウッドでブイブイ言わせるのかと思いきや、MCUかDC映画のオファーを「ヒーローものの大作映画は興味ない」と言って蹴ってから、ハリウッドとは縁のなかったジャクロ。ヲタクはBBCのドラマ『戦争と平和』で沼オチしたクチで、『ダンケルク』のイケメンぶりが当時は日本のネットでもかなり取り上げられ、「スクリーン」誌の「英国俳優人気投票」でもいいセン行ったから、(さあ、これからぢゃーー❗️)って意気込んだけど、それっきり(笑)『The Long Song』や『Benediction』など、本国英国をはじめヨーロッパでは高い評価を得た作品も、ちっとも日本には入って来ない😭

 

 しかし本来ならオールアメリカンな筈のエミー賞に、あまりにも英国的なスパイドラマ『窓際のスパイ』がノミネートされるなんて、いよいよハリウッドがジャクロの実力に気付いてにすり寄って来た感じ❓️(笑)「これでまたハリウッドで名が売れたことだし、ボンド役は受けてもいいんじゃない❓️」って誰かがXにポストしてたけど、うん、ヲタクもそう思う。毒舌で皮肉屋のスコティッシュな007もよくない❓️(笑)

 

 そう言えばジャクロ、『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』シーズン2であのラスボス・サウロンを演じるらしい。よほどクセのある役が好きなのね(笑)

 

 

 

 

 

今日は9月9日重陽の節句だよ、『菊花の契』の日だよ


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 久しぶりの休みだっつーのに、この昼過ぎになるまで大事なことを忘れておりました。

 

今日は9月9日重陽節句なのです。

 

発祥の地は中国。かの地では奇数は縁起の良い「陽の日」とされましたが、最高の奇数9が重なる日はめでたさが過ぎて、(過ぎたるは及ばざるが如し……でね)かえって不吉なことが起こりやすいとされ、その邪気を払うため、菊の花を飾ったり、菊酒を飲んだりしたそうです。
 
  そしてその重陽節句と言えば、かのBLの大古典、『菊花の契(ちぎり)』(上田秋成作『雨月物語』の一)の中で、丈部左門と赤穴宗右衛門が再会の約束をした日でございます。

 

 播磨に、丈部左門という高潔な学者がおりました。左門はある日、熱病に倒れた旅人を看病します。 旅人は出雲の城主塩冶掃部介に仕える軍師・赤穴宗右衛門。主君が尼子経久に殺されたことを知り、急ぎ帰国する途中で病に倒れてしまったのでした。左門の看病で赤穴は回復、二人は意気投合し義兄弟の契りを結びます。赤穴は出雲へ戻ることになりますが、この恩返しのため、9月9日の菊の節句は必ずや左門の元に帰る約束をして出立します。しかし、約束の菊の節句の日、赤穴はなかなかやって来ません。ところが深夜、やっと左門の元を訪れた赤穴はもはやこの世のものではなく、変わり果てた亡霊の姿となっていました。出雲に帰国した赤穴は、彼にとってかけがえのない主君たる塩冶掃部介を殺して新城主となった尼子に仕えることを拒否したため、幽閉されたのです。このままでは義兄弟の約束を果たせないと思った赤穴は牢の中で自害し、亡霊となって天翔け百里を走り、左門に逢いに来たのでした。彼の想いに報いるべくそのまま左門は出雲へ下り、赤穴の幽閉に手を下した従兄弟の赤穴丹治を訪ね、一刀のもとに斬り殺して逃走します。城主の尼子は事の次第を聞き、赤穴と左門の義兄弟の絆を憐れみ、左門へ追手を放つのは諦めるのでした……。

 

 ……とまあ、あらすじを書いてしまえばよくある武士の敵討ちの話かと思いますが、重陽節句に掛けて『菊花の契』ですから❗️菊花ですから❗️(⇐しつこい 笑)このお題に全てが込められているわけです。これって上田秋成の壮大な匂わせだわね。

 

親の血をひく 兄弟よりもかたいちぎりの 義兄弟

こんな小さな 盃だけど男いのちを かけてのむ

兄弟仁義』作詞・星野哲郎

 

……とまあ、任侠の世界の血の盃とか、ダンブルドアとグリンデルバルドの血の誓いだって同じようなもんよね、心情的には。実際に「菊花の契」は結ばないにしてもね(笑)

 

 

 ヲタク的には、この物語を読んだ時には、遡ること半世紀に書かれた『葉隠』の「衆道の心得」を思い出しました。武士たる者互いに心身を交えることにより、生死を共に戦い抜く覚悟を固める意味もあったようですが、それは決してこの世では成就しない恋情でした。

恋の至極は忍恋と見立て候、逢ひてからは恋のたけが低し、一生忍んで思ひ死する事こそ恋の本意なれ

……ですわ。

 

まさに赤穴と左門の関係を言い表しているような気がしてなりません。……まあともかく今日は「陽が過ぎる日」なんで、どこにも出かけず家でおとなしくしているわ(笑)

 

 
 

 
 

 

 

 

 

メンバーだからこそわかることがある〜Number_i in『Venue 101』2024.9.7


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※Number_i公式インスタグラムより

 

 我らがNumber_i、NHK『Venue 101』ご出演〜〜〜❗️回を重ねる度に「GOAT」で「BON」(注・フランス語)な『INZM』パフォーマンスを魅せてくれる彼らですが、ヲタク的にツボだったのは何と言ってもインタビューの部分。

 

 彼らの「ラップのこだわり」は、ズバリ「3人のキャラクターの個性」を大事にすること。一人一人が唯一無二の個性を確立しつつ切磋琢磨し合い、それが合わさった時に爆発的なエネルギーを放出する……彼らの音楽の根源を垣間見るようなインタビューでした。

 

 そしてさらに、お互いの個性にキャッチフレーズをつける……というワクワクな展開に。

ひゃー、待ってました❗️

 

平野紫耀「低音帝王」

やっぱり低音のところを紫耀に歌ってもらうとカッコいいし、ザラッとした質感が耳で聴いてて気持ちいい。by 神宮寺勇太

「デビュー前から低音の出し方練習してた」と、サラッと言ってのける紫耀くん。いやいや、どれだけの努力が裏にあったのか、計り知れないよ。音大出た生田絵梨花ちゃんが「人ってそんな低音出せるんですね」って呟いていたもん。

 

 そしてそして嬉しかったのは、ジンくんが紫耀くんの低音の「ザラッとした質感が気持ちいい」って言ってくれたこと❗️ジンくん言うところの「ザラッとした質感」の低音は、特にデスメタルのヴォーカルがよく使う歌い方。ヲタクが一番ロックを聴いてた受験生の頃、母親に「ウルサイ」「ロックを聴くのは不良」「あんな汚いダミ声の音楽のどこがいいの」って良く言われたもんよー😭ヲタクの最近の妄想の中では、ジンくんはこの世で1番のロック友だわ(笑)

 

神宮寺勇太え?めっちゃ聞こえる

神宮寺ってめっちゃ声が通るんですよ。一文字一文字が聞こえやすくて一個一個ちゃんとアタックが乗ってくるっていうか。そこが彼の持ち味で、僕たちの間でもスパイスになってる by 岸優太

『INZM』でも紫耀くんのデスヴォイスと岸くんの高音のシャウトの合間を縫うようにして聴こえてくるジンくんの声が凄く独特で魅力的なんだけど、それを岸くんが彼特有の言葉選びで表現してくれた。それにしても「一個一個アタックが乗ってくる」って表現、めっちゃカッコいい❗️今度ブログ書く時パクっちゃおっかな(笑)

 

★岸優太

「きゅいーーん」

ギターのキュインキュインいってる高音のイメージ

by 神宮寺勇太

わかるー、エレキギターのキュイーンね(笑)キュイーンテケテケテケテケ😅やっぱりジンくんは我が心のロック友(笑)

 

 「crazy KC」

仮歌録った筈なのに本番で必ず違うことやってくるんですよ。それが毎回カッコよくて。by平野紫耀

出ました❗️誰よりも強火な岸担、平野紫耀(笑)

 

「狙ってやってるの?」という濱家の問に、「いや、「毎回最善」っす」(新しい四字熟語❓️笑)とこれまたサラリと言い放つ超オトコマエな岸くん。脇で見ていた岸担の夫曰く、「以前はインタビューでも控えめな感じだったけど、最近は自信がついてきたのか、堂々としてるな、彼」だって。夫から言わせると岸くんは「理想の部下タイプ」なんだそう。

 

うん、今回の「Venue101」のMVPは岸くんだったよね😉

 

シャウト、シャウト、シャウト❗️〜Number_i in『INZM 』Hyper Band Live


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 ……いやもう、凄い、凄い。そっちから攻めてきたかぁぁ(ビックリ🙀)『INZM』のHyper  Band Live M/V。パフォーマンスは一切省いて、ハンドマイク3本、ヴォーカルだけで真っ向勝負❗️彼らの音楽への取り組み方が、爽やかで潔い。「Live」と銘打つだけあって、まるで彼らのスタジオライブに参戦しているかのような臨場感。

 

 紫耀くんのデスヴォイスに、岸くんのちょっとクレイジーな高音のシャウトが絶妙に呼応し合い、2人の間を行き来するジンくんの声がゾクゾクするほど魅力的。それにメタルなリフとドラムロールが畳みかけるように重なって怒涛の展開❗️……こんな最高なことってある❓️個人的には、ジンくんの

たりめーにモテたい〜〜♬

のタングトリル(巻き舌)にノックアウトされたんだけどね(笑)

 

 『夢の続き』や『i』、『Blow  Your Cover』、『No Yes』など、バラードやミディアムナンバーを歌う時の彼らは、透明感のある、どちらかと言えば癒し系のシルキーヴォイスなのに、人って声を歪ませてこんなにも別人のように変化させることができるのね。それって可能なのね。多忙を極める彼らだけど、きっとボイトレにも通ってるんだろうなぁ……。作品を創り上げるのに、普段から陰でどれだけの努力をしてるんだろう……って思ったら、なんだか胸が熱くなったよ。

 

 最近はダンスヴォーカルグループって称されることの多くなったNumber_iだけど、ダンスだけでなく、ヴォーカルもまた超一流であることを証明してみせ、さらにはNumber_iという稀有なユニットの、無限∞の可能性を感じさせてくれた『INZM Hyper Band Live M/V』でした❗️

 

 

 

 

Number_i『INZM』Hyper Band Live M/V公開記念❗️〜「ギターリフが頭の中で鳴り響く」名曲BEST10

 
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 Number_iのミクスチャーな新曲『INZM』のHyper Band Live M/Vが9月6日21時に大公開❗️❗️❗️で、ヲタク的には既にカウントダウンに入った今日この頃。

 

 それにしても『INZM』のプロデューサーである神宮寺勇太くんの

ギターリフが頭の中で鳴ってる

発言はもう、ツボにハマりまくり。何なら護符として神棚で拝みたい(笑)

 

そうなんです❗️『INZM』と言えばロック、ロックと言えばギターリフ、ギターリフと言えば『INZM』……

 

ということで本日は、ヲタクが勝手に独断と偏見で選んだ「ギターリフが頭の中で鳴り響く」ロックの名曲をご紹介♬リフを聴いただけで、「ああ、あの曲😍」ってすぐわかるような、特にキャッチーなものを選んでみました。

 

第10位

Born to Be Wild(ワイルドで行こう)  Steppenwolf (ステッペンウルフ…1968)

その重厚なリフから、これこそヘヴィメタの起源ではないか❓️とずっと議論されてきた曲。伝説のバイカーズ映画『イージー・ライダー』のテーマ曲に選ばれたことで、ロック史に永遠に刻まれることに。最近では『アクアマン』の中でも印象的な場面で使われていましたね。

 

第9位

Smoke on the Water

Deep Purple (ディープ・パープル…1972)

ギター小僧たちがほぼ全員この曲のリフに憧れて弾きまくるので、ある英国の楽器店では「もー、いい加減にせいやー」ってことで「Smoke on the Water」店頭での演奏禁止令が出たとか出ないとか(^_^;)(禁止令が出たのはこの曲じゃなくて、ツェッペリンの『天国への階段』という説もあり)でも小僧さんたちの気持ちわかる❗️これ弾けたらめちゃくちゃカッコいいよねぇ……。リッチー・ブラックモアには永遠になれないとしても。

 

第8位

Ticket to Ride (涙の乗車券)

The Beatles (ビートルズ…1965)

 後年ジョン・レノンは「この曲こそヘヴィメタの原型」って語っていたそうですが、その賛否は別として、確かにジョージ・ハリソンの12弦のちょっと不穏さを感じさせるギターリフ、重いドラムの始まりは、それまでのビートルズナンバーとは一線を画した新鮮な印象を与えました。

 

第7位

Iron Man

Black Sabbath (ブラック・サバス…1970)

 あんまり大きな声じゃ言えないけど^^;、ゴシックホラーやドラキュラ好きなヲタクとしてはやっぱりドゥームメタルの帝王、ブラック・サバスは外せない。重低音で引き摺るギターリフとフルパワーで激しく叩きまくるドラムロール、オジー・オズボーンの、まるで呪文みたいな歌声、怖くて怪しくて禍々しくて最高。テーマはズバリIron Manなのに、マーベル映画のテーマソングには選ばれなかった。(しかしさすがにリスペクトはあり、エンディングには流された)まあ、そりゃそうだよね、サノスのテーマならわかるけど(笑)ちなみに映画のアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はAC/DCの大ファンという設定で、『アイアンマン』第1作には「Back In Black 」が鳴り響き、第2作では「Shoot to kill」をはじめとして全編AC/DC祭りに(^_^;)

 

第6位

Jumpin' Jack Flash(ジャンピン・ジャック・フラッシュ)

The Rolling Stonesローリング・ストーンズ…1968)

 アメリカのギター専門誌の「史上最高のギターリフ50選」には「I Can't Get No (Satisfaction)」のほうが入っていたけど、ヲタクは断然こっち❗️(単なる好みの問題です)後年ジョニー・ウィンターとかボン・ジョヴィもカバーしてるけど、やっぱり本家本元が好き。リフについては、ベースのビル・ワイマンが「この曲のリフはオレが考えた」って言い出して、キース・リチャーズと大ゲンカ。聴くほうはどっちでもいいんだけど(笑)

 

第5位

Whole Lotta Love(胸いっぱいの愛を)

Led Zeppelin (レッド・ツェッペリン…1969)

アメリカのギター専門誌「Guitar World」の「史上最高のギターリフ50選」で堂々1位に輝いた曲。え、「天国の階段」じゃないの❓️っていうのは、ギター愛好家の間で永遠に議論されるところでありましょうが、兎にも角にもジミー・ペイジは(殿堂入りのジミヘンは別として)ロック史上最強のギタリストであることは間違いないので、どの曲が入っても納得だと思います。

 

第4位

Love Gun(ラヴ・ガン)

KISS(キッス…1977)

ポール・スタンレーが、Sex Pistolsセックス・ピストルズ)へのアンサーソングとして作詞作曲したもの(Sex=Love、Pistol=Gun)。銃声を表現したというイントロのギターリフがめちゃくちゃカッコいい❗️

 

第3位

Anarchy in the UK

Sex Pistolsセックス・ピストルズ

セックス・ピストルズの代表曲と言えば、「God Save the Queen」のほうなのかもしれないけど、リフの荒々しさかげんがよりパンクっぽいので。あ、それに、ヲタク思うに、桑田佳祐と並ぶ日本作詞界の巨人・椎名林檎の「ここでキスして。」の影響も大かも。

あたしは絶対あなたの前じゃ

さめざめ泣いたりしないでしょ

これはつまり常に自分が

アナーキーなあなたに似合う為

現代のシド・ヴィシャス

手錠かけられるのは只あたしだけ

く〜っ、シビレる(笑)椎名林檎にここまで言ってもらえて、シド・ヴィシャスも本望だわな。ギターリフとは全然関係ないけど(笑)

 

第2位

Smells Like Teen Spirit

Nirvana (ニルヴァーナ…1991)

もうこれは説明の必要もないでしょう。LAメタルを完膚なきまでに叩き潰したシアトルの異端児たち。でもなんだろう、ヲタク自身、10年前に自宅を総リノベした時、大量のCDやレコードをTSUTAYAに持って行ったんだけど、なぜかニルヴァーナのアルバ厶「Nevermind」(あの物議を醸した赤ちゃんの写真のやつ)だけは手放せなくて、今も手元に残ってる。モトリー・クルーは即決TSUTAYA行きだったのに…。理由はいまだにじぶんでもナゾ(笑)

 

第1位

INZM

Number_i

はいっ、出ました『INZM』、ロック界の大御所たちを差し置いて、ヲタクの中では堂々の第1位❗️❗️❗️

 

ギターリフが重く響き、そこからテンポ速めの、TR-808ベースが効いたエレクトロ・ファンクへ。イントロの時点で、すでに刺激的かつ快楽的。そして、どこかユーモラスだ。思わず笑みがこぼれる。「イッナッズマッズッマッ」の跳ねるフレーズは、一度聴いただけで頭にこびりつくほど超キャッチーである。途中で曲調が変わってテンポが下がり、かと思えばデジタル・ハードコアなサウンドと共に高速化する。

……伏見瞬 現代ビジネス「Number_iという大規模な実験」より

はいもう、その通りなんでございます(平伏)

 

あーもう、9月6日21時が待ち切れないっっっ❗️❗️❗️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディッキ族❓️な紫耀くんに釘付け〜MV『INZM/Hyper Band Live』


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 おおおおーーー、今度はこう来たかぁぁぁー。

Number_iってホントにいつもいつも、こちらの予想のぶっちぎり斜め上を行くね❗️

 

 来たる9月6日に『INZM』のHyper Band Live版MVが大公開〜〜〜❗️3人がYouTube公式チャンネルで「iLYsのみんなは『NO. I』(Number_iの1st フルアルバム)の中でどの曲が楽しみ❓️」って聞いてくれた時、迷わず「INZM Hyper Band Live❗️ 」って画面に向かって叫んだヲタクだけど、まさかまさかのMV化とは……(感涙)

 

 YouTubeのサムネ見てヲタクが個人的にツボったのは、紫耀くんのディッキ族っぷり。1990年代までのロックフェス定番ファッションと言えば、スリムジーンズやレザーパンツ(ハードロック期。中には真夏だっていうのにレザージャケット羽織ってるツワモノもいた^^;)〜ダメージジーンズにスニーカー(グランジ以降)でしたが、それでは曲に合わせて踊りにくいし、第一暑い^^;……ということで、ディッキーズ(アメリカで最も愛用されているワークウェアブランド)のハーフパンツや、ゆったりした短パンを履いて参加するようになった若者たちのことを、フェスの「ディッキ族」と呼ぶようになりました。10〜15年位前かな❓️夏フェスで彼らを初めて見た時、プロ顔負けのリズム感の良さとダンスの上手さに舌を巻いた覚えがあります。ぷちょへんざー(by神宮寺勇太)して体を揺らす程度が関の山のヲタクたち世代とは全く違う、舞台上のアーティストを「鑑賞」するんじゃなくて、もはや彼らと「一体化」してしまうフェスの新人類が出現した❗️って感じがして、感動したなぁ……あの時。

 

 しかし3人ともカッコいいな。でもこんな超絶イケメンたちが客席で踊ってたら、舞台に集中できなくて困る(笑)

 

★今日の小ネタ……ロックと短パン

 ロックのバンドマンといえば、昔はぴったりしたレザーパンツ、ベルボトムジーンズ、ドクターマーチンのブーツ、レザージャケット…etcと、とにかく身体にぴったりフィットした服装が定番だったけど(グランジは別。ダメージジーンズにセーターやスニーカー)、でも客席のディッキ族同様それじゃ動きにくいし、第一暑い……というので、「パフォーマンスのし易さ」を目的にいち早く短パン(……っていうかホットパンツ❓️😅)を取り入れたのがガンズのアクセル・ローズ、日本ではB'zの稲葉さん。しっかしあまりにもぴったりクッキリなんで、目のやり場に困るのが難点でございました。アクセルなんて、写真は星条旗だけど白パンツの時あったもんね。「アンタ何考えてんの❓️」ってゆう(笑)


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アメリカ医療の闇をシニカルに描くクライム・コメディ〜Netflix『ペイン・ハスラーズ』

 
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 Netflixオリジナル『ペイン・ハスラーズ』鑑賞。アメリカにおいて大きな社会問題となった、いわゆる「オピオイド危機」の顛末を描いた「実録モノ」です。

 

 本題に入る前に、一体「オピオイド危機」とは何だったのか、ちょっと説明しておきましょう。このドラマ、アメリカの医療制度の実態について前知識がないと解りにくいので……。

 

オピオイド危機とは❓️

 アメリカのある小さな製薬会社パーデュー・ファーマが、ガンの末期患者が悩む強烈な痛みを即効で取り除く医療系麻薬オピオイド入り鎮痛剤「オキシコンチン」を開発します。会社側は医師たちへの収賄も辞さない強引な販促運動を展開し、それは瞬く間に患者の間に広まり、パーデューの株価は一時400倍に膨れ上がりますが、実はその薬には重度の依存性がありました。オーバードーズで死亡する患者が続出して社会問題化し、パーデューは集団訴訟を抱えたまま2019年に経営破綻しますが、今年2024年まもなく、パーデュー社が巨額の賠償金を支払う代わりに、創業者一族の民事責任が免除されるか否か、最高裁が判決を下す見通しとなっています。


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※創業者一族のCEOを演じるのは、アンディ・ガルシア(中央…『ブラック・レイン』『ゴッドファーザー』)。かつてはハリウッドのイタリア系イケメン俳優として、アル・パチーノと並ぶ2大巨頭だったけど、今回の役は唯金主義の怪物で、イケオジ感はゼロ。かなり増量したのは役のためかな❓️ちとザンネンなり……。

 

 

 ……とかように、全米を揺るがせた「オピオイド危機」。2022年にはバイデン政権が各州に対して、問題解決の助成金として15億ドルを支払うほど深刻化しましたが、その顛末を、クラブのポールダンサーから会社の営業のトップに上り詰めた女性の視点から描いたドラマ。(社名や薬剤の名称は変えてあります)テーマは重いですが、語り口はライトでコメディタッチ。味つけがちょっぴりピカレスク・ロマンふう❓️(笑)

 

 離婚後、小学生の娘と暮らすシングルマザーのライザ・ドレイク(エミリー・ブラント)は、住む家も家賃滞納で追い出され、安モーテルで暮らしながらナイトクラブでポールダンサーをして日銭を稼ぐ日々。彼女はクラブに客として来ていたザナ製薬の営業部長ピート(クリス・エヴァンス)にその人当たりの良さと会話術を見込まれ、彼の部下として働くことになります。ピートの販促方法は医師たちへの過剰な接待や贈賄、時には女子社員による色仕掛けも辞さない強引なやり口でしたが、一人娘フィービー(クロエ・コールマン)の持病が悪化し、手っ取り早く稼ぎたいライザは、彼の言われるままに違法すれすれの危うい橋を渡り始めます。その結果、鎮痛薬ロナフェンはバカ売れし、アメリカンドリームさながらに、瞬く間に貧乏のドン底から這い上がり、富と名声を手に入れたかに見えたライザでしたが……❗️

 

 ライザは元々、「何か人に役立つことをしたい」という想いを抱いていた正義感の強い女性。ザナ製薬の営業部員として働き始めた当初は、ロナフェンは「ガン末期患者の痛みを速やかに取り除く夢のような薬」というCEOニール博士(アンディ・ガルシア)の言葉を信じて、販促活動にのめり込んでいく彼女でしたが、鎮痛薬を末期ガン以外の患者にも処方して売上を伸ばそうとする会社のやり方に次第に疑問を持ち始めます。金銭欲や名誉欲、そして正義感との狭間で心が揺れ動いていくライザ役を、数々の演技賞にノミネート経験を持つ英国出身の女優、エミリー・ブラントが熱演❗️(彼女はプロデューサーも兼ねているそう)サスガの演技を見せてくれます。

 

 しかししかし、作品中彼女以上に生き生きしていたのが、金と色と欲に塗れたサイテーのクズ男を演じたクリス・エヴァンスでしょう。おまけに、分科会で社員たちに檄を飛ばす時、被り物姿でラップを刻むという、イン・シンクばりのパフォーマンスまで見せてくれる出血大サービス🙀MCUの良心のシンボル、キャプテン・アメリカ役の重圧がよほどこたえていたのか、キャップ役を引退した後のはっちゃけ具合が凄い(笑)『ナイブズ・アウト』や『グレイマン』のイッちゃったサイコパス役とか。でも、引退後のほうが溌溂としてるよね、彼(^_^;)


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※「薬を売るためには殺人以外なんでもやる」と豪語するピート(クリス・エヴァンス

 

 確かに欲に目が眩んだ製薬会社や医者たちは確かに悪だけど、『ペイン・ハスラーズ』は、アメリカの医療制度に潜む、もっと根深い問題に焦点を当てている気がしてなりません。日本や英国のように国民なら万人に適用される健康保険制度が存在しないアメリカでは、ガンに罹っても貧しい人たちは治療ができない。だましだましガンと共存しながら生きていくしかない。そして末期になったら鎮痛薬を使用する。『ペイン・ハスラーズ』は、今だにアメリカを揺るがし続けている「オピオイド危機」の根底に潜むもの……「貧乏人は病院に行けず、死を待つしかない」と言われるアメリカの医療の現実を強烈に皮肉った作品と言えるでしょう。(アメリカ人の平均寿命は76才(2021年の時点)。先進国の中では驚くべき低さです)

 

そもそもライザ自身、鎮痛薬の営業にのめり込むきっかけになったのは、一人娘に良性の脳腫瘍が見つかったから。保険範囲で治療するには頭蓋骨を切るという危険で大がかりな手術を受けなくてはならず、身体に負担のかからない鼻から内視鏡を入れる手術は保険外で、莫大な費用がかかると医者に宣告されたからなのです。医者の診断は、「開頭手術は大変でしょうから、腫瘍がどの程度大きくなるか、ギリギリまで経過観察しましょう。腫瘍を大きくしないためにはおとなしくして、あまり運動しないように」。小学生の少女に向かって医者が言う言葉がコレですよ❗️……小さい頃からヲタクが憧れ続けたアメリカという国は、こんなに弱肉強食、貧しい人々に無慈悲な国だったのでしょうか❓️😭

 

あー、なんだかんだ言って、日本に生まれて良かったよ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

今、『光る君へ』が面白い④〜同人女の気概❓️第33話『式部誕生』


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 ドラマも中盤を過ぎ、まひろ(のちの紫式部吉高由里子)はついにあの『源氏物語』を執筆し始めた今日このごろ(笑)今回は、藤原道長柄本佑)のたっての願いにより中宮彰子(見上愛)付きの女房として出仕し、藤式部(とうしきぶ)と呼ばれるまでのエピソードが描かれました。

 

 ヲタク的には、『光る君へ』を見る時には常に頭の中に『源氏物語』のストーリーが展開していて、畏れ多くもすっかり紫式部の目線になってしまっています。(ああ、中宮彰子のキャラは女三の宮がモデルかと思いきや、そのじつシンがしっかりしているところや生さぬ仲の敦康親王を我が子のように可愛がっているところなどは、藤壺女御のモデルでは……)、(一条天皇は「光る君は敦康か?」とまひろに尋ねていたけど果たして……?)等など。

 

 今回一番面白かったのは、何と言っても宮中でのまひろと藤原公任(町田啓太)・藤原斉信金田哲)との会話の応酬でしょう。当時中宮彰子の内裏・藤壺には上流貴族の姫君ばかりが集められていました。まひろの元にやって来た公任と斉信が「藤壺の女房たちは生まれが良くて美人ばかりだが気が利かなくて鈍い」(斉信)、「見栄えが良くても鈍いのはなぁ」(公任)などと各々勝手なことを言っているのに対して、まひろが、二十年以上前に物陰から聞いた彼らの身勝手な「※女性の品評会」への意趣返しとして、

※この時の彼女の痛い体験は、『源氏物語・箒木の章』の「雨夜の品定め」に生かされたようですね。

 

わたくしのように地味でつまらない女は、己の才を頼みにするほかございません。

左大臣さまの御心に適うよう、精一杯務めます。

……とガツンと言ってやった場面は爽快でしたねぇ。

 

 まあでも、まひろの強烈な皮肉は、藤壺の女房たちと同様、生まれの高貴さと愛嬌と見栄えの良さで我が世の春を謳歌している公任と斉信には、残念ながらとんと通じませんでした(^_^;)まひろを当時「地味でつまらない女」と評した公任すら、その事自体を忘れているのですから……。

 

 『源氏物語』を書き始めてから、ますます※同人女化しているまひろですが(経験者は語る 笑)、『式部誕生回』は地味でつまらない同人女 VS リア充パリピ族の静かなるバトル……って感じでめちゃツボにハマりまくり😉

※平安朝の「純文学」といえば和歌で、歌人の位置が高く、物語の書き手はいくら人気が高くても同人雑誌的扱いだったらしい。

 

 さてさて、『源氏物語』の主人公光源氏は、平安朝の貴族の男性には珍しく近代的な女性観の持ち主で、人生の機微のあれこれを深く語り合える理想の女性を求めて恋愛遍歴を繰り返します。見栄えも生まれもさほどではなく、自らの才覚だけを頼りに生きようとするまひろにとって、己の本質を認め、花開かせてくれた道長こそ、「光る君」であったのだなぁ……と、改めて確認することのできた第33話でした。

 

 

 

 

⚡️⚡️⚡️祝❗️INZM 30Million Views〜私は立派な『INZM』依存症😅


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※Number_i公式インスタグラムより

 

 わー、INZMのMV3000万回再生誠におめでとうございます❗️いと、めでたし。

 

 YouTubeでMV見るたびに再生回数と高評価が破竹の勢いで伸びていって、驚きだった。『GOAT』→『BON』→『INZM』を経たこの8ヶ月間、ファンダムが世界的規模で、それこそ『BON』SAIの根っこようにどんどん広がっている証ではないでしょうか。

 

 以前も当ブログの記事で書いたけど、『INZM』って本当に中毒性のある曲で、最近のヲタクはもはや「ZMZM」依存症と言ってもいいくらい。何かにつけてZMZMしちゃってるんだけど、プロデューサーたるジンくんもインスタのストーリーで「ギターリフが頭の中で鳴ってる……」みたいな話してて…

私も私も同じ❗️我が友よ〜〜❗️

ってなった。

 

おいっ、勝手に友だち扱いすんな

(by 神宮寺勇太

 

はいっ、すみません❗️いくらなんでもね、妄想にもほどがありますね(^_^;)

 

 でもなぜ、自分がこんなにも『INZM』が好きなんだろう…と思った時に、なんとかそれを文字化したいと思うんだけど、音楽についてはドシロートだからそれが出来ずにイジイジしていたところ、『INZM』の魅力を理論的且つ平易に文字化している方に出会った❗️伏見瞬(てけしゅん)さんによる現代ビジネス『Number_iという大規模な実験』という文章。

 

 ギターリフが重く響き、そこからテンポ速めの、TR-808ベースが効いたエレクトロ・ファンクへ。イントロの時点で、すでに刺激的かつ快楽的。そして、どこかユーモラスだ。思わず笑みがこぼれる。「イッナッズマッズッマッ」の跳ねるフレーズは、一度聴いただけで頭にこびりつくほど超キャッチーである。途中で曲調が変わってテンポが下がり、かと思えばデジタル・ハードコアなサウンドと共に高速化する。

 

 そう、Number_iの音楽は緩急自在で聴く者を飽きさせない。力技でグイグイ来るかと思えばふぃっと引く。且つ刺激的、快楽的、そしてユーモラス(⇐ここ大事。Number_iの、誰も真似できない武器の1つに「お笑い」がある、って書かれた記事もあったっけ)。そしてヲタクを惹き付けてやまないのは、まだ20代の若さなのに既に芸能界では10年以上のキャリアを持つ彼らが、先達の創り上げたものを否定して独自性を希求するのではなく、むしろ古き伝統をリスペクトして、作品の中に活かしているところ。まさに温故知新(ふるきをたづねてあたらしきをしる)、彼ら3人は『BON』MVでドリフの「お笑い」に、そして『INZM』で、今まさに黄昏の時代を迎えようとしているハードロックに、新たな光を当ててくれた❗️そりゃあ、高木ブーさんだって、ロックオタクの年寄りだって泣いて喜ぶわ(笑)こんなに才能に溢れた、今最も世間の注目を集めている若者たちが、自分たちのこと忘れてなかったんだ……ってね。

 

 さてさて、てけしゅんさんのおかげできっちり理論武装できた❓️ヲタクのZMZM HOLICはこれからもまだまだ続くよん❗️

 

 

 

 

 

英国人ってやっぱりイジワルだよね(笑)〜Netflix『ボドキン』(全7話)


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 ヲタクが無類のアイルランド好き……と言うのは当ブログの他の記事で度々お話している通り。英国本土とは違うミステリアスなケルト民族の風習、晴れたかと思えば急に雨が降る、でもその為に緑は一層深くなり、「エメラルドの島」と呼ばれる美しい国、そしていまだに妖精の存在を信じる純朴な人々の住むところ……。

 

ハイ、『ボドキン』はそんなヲタクのセンチメンタルなロマン志向を見事にブッ壊してくれましたとさ(笑)

 

 

 なんだかさ、これからは「アイルランド大好き、第二の故郷かも〜〜😍」なんて、手放しに言えなくなっちゃった…みたいな。「田舎の人は全員善人」みたいに考えてる単細胞だったのか、じぶん……みたいな。ご丁寧にNetflixポスター(映画版)には、「パブで漏れ聞いた実話に基づく」って書いてあるし。

 

 舞台はアイルランドの海辺の町、ボドキン(注・架空の名前)。この風景からすると、ちょうどヲタクが30年前に旅したコークから西へ向かうディングル半島にかけての一帯のような気がします。(アイルランド西部一帯は、「最もアイルランド的な場所」と言われていますから…)

 

 そんなのどかな田舎町に、アメリカのシカゴから「一発屋」のポッドキャスター・ギルバート(ウィル・フォーテ)、ある職務倫理違反を犯した為にキャップから「しばらくアイルランドに身を隠せ」と命じられたロンドンの腕利き新聞記者ダブ(シヴォーン・カレン)、ダブに憧れる記者志望のリサーチャー・エミー(ロビン・カーラ)がやって来ます。たまたま同じB&Bに泊まり合わせた彼らは、25年前のサーウィン祭り(死者の祭り、すなわちハロウィン)の夜、駆け落ちをしようとした一組の男女が忽然と姿を消し、一人の少年が失踪した後に記憶喪失の状態で発見されたという事件が起きたにもかかわらず依然として未解決のまま迷宮入りしており、奇妙なことに街の人々は一様にその事件について見て見ぬふりをしていることに気づきます。3人はそれぞれの野心と使命感から、謎を解くべく事件を再び調査し始めますが、じつは、一見平和そうに見えた田舎町には暗い秘密が眠っており、それを明らかにしようとする3人に魔の手が忍び寄ってきて……。
 
 ポッドキャスターのギルバートが言うように、「犯罪実録モノ、田舎町、アイルランド(つまり風光明媚で自然に溢れた場所)はポッドキャストでどれも人気なネタ」であることは確かで、それはNetflixでも同じでしょう(笑)肝心なのは、それをフィクションとしてどう料理するか❓️『ミッドサマー』(アリ・アスター監督)のように異世界ホラーにするか、北欧や東欧のミステリのように、美しい風景と人間の心の奥底に潜む悪や欲望を対比させるイヤミスにするか(Netflixだと『Deadwind』や『泥の沼』シリーズ、『チェスナットマン』など)、はたまた『フランス絶景ミステリ』シリーズのように観光案内を兼ねたライトな語り口で描くか……。


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※記事を書くためなら手段を選ばないダブ(右)に散々マウントされ、引っ張り回されるエミー(左)。しかしひょんなことから、その危ういパワーバランスは崩れ始めます。仕事で女同士が組む時のあるある(笑)

 

 しかし『ボドキン』は、そのどれにも当てはまらないところがユニーク。ダークなミステリコメディとでも言いましょうか。一見純朴に見える田舎町の人々(特に修道女❗️)がかなり欲深くてしたたかで、そのパブリックイメージを逆手にとって陰で悪事に手を染めてたりするんですが、それを皮肉とブラックユーモアと風刺でチクチク描いてるとこがいかにも英国人らしいなぁ……と思いました。でも実際、アイルランド人のことかなーりディスってるよね❓️このドラマ(^_^;)やっぱり英国人とアイルランド人ってお互いに相容れない存在なのか……。だいたいボドキンってネーミングからしてdad bod(ビール腹の父ちゃん)を連想させて少々おマヌケな語感だし、作り手の微かな悪意を感じるのはヲタクだけ❓️

 

 ミステリドラマとしては骨太で、最後にしっかりと複数の伏線も回収される、良くできた作り。また、暴走女のダブを筆頭に、ギルバートもエミーもそれぞれワケアリな人物で、事件の謎を追ううち、否が応でも自分自身の生き方を見直さざるを得なくなる3人それぞれのサブストーリーも面白い。特に自分に自信がなくてずっと他人に流されて生きてきたエミーの、最後の爽快な変身ぶりにはご注目。また、羊や牛の酪農など、牧歌的なイメージがあるアイルランドですが、実は世界中のIT企業を誘致して経済復興を遂げた国で、最近はヨーロッパにおけるシリコンバレー化しているようです。そんなアイルランドの「今」もしっかり描かれていて、そこも注目点かも。


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※「ポッドキャスターは取材相手を尊重し、人に勇気を与える物語を語らなくてはいけない」と言いつつ、人の良さがアダになって、ズルズルと犯罪スレスレの行為に巻き込まれてしまうアメリカ人のギルバート。……もしかしてアメリカ人のこともディスってる❓️(笑)

 

 好き嫌いは分かれるかもしれませんが、英国人の皮肉たっぷりなユーモア……例えば企画会議で英国人にある提案をしたとしましょう。物柔らかな口調で、「That is a brave proposal」(直訳すれば「それは勇気ある提案ですね」ですが、その心は「そんな陳腐なアイデアを堂々と披露できるなんて図々しいヤツだな」となります)と返されて、「チッ」と舌打ちしつつも、(うまいこと言うな。悔しいけど)って思える人にはきっと面白いドラマだとと思います……って、オマエこそ英国人をディスってるだろうって❓️そんなことないわ❗️英国人は大好き(マジで)。だってヲタク自身が慇懃無礼な皮肉屋で英国人にそっくりだから(笑)

 

 

 

 

 

マイク・ファイスト、『Esquire』に胸の内を語る


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シャツはバック・メイソン、ビンテージジーンズはリーバイス、靴はプラダ、アクセサリーはマイクの私物。

 

 『Esquire』ネット版にマイク・ファイストのインタビュー記事〜〜〜😍基本インタビュー嫌いで、演じる役柄も熟考に熟考を重ねた挙げ句断ることも多いマイクのこと、ホントに貴重な機会。ありがたやありがたや……(笑)

 

 ミュージカル俳優を目指して17歳で故郷のガハナ(アメリカ北東部オハイオ州の都市)を離れ、ニューヨークでアルバイトをしながら苦節10年、ブロードウェイの舞台『ニュージーズ』で認められ、『ディア・エヴァン・ハンセン』でトニー賞にノミネートされたマイク。


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スティーブン・スピルバーグ監督の『ウェスト・サイド・ストーリー』で、ジャンキーで屈折した新たなリフ像を作り上げたマイク。

 

 

 コロナ禍の間は、病に倒れたお父様の看護のために故郷のガハナに帰って築100年の古い家も購入したそうですが、その後お父様は亡くなり、最近は仕事のためにブルックリンのパーク スロープ地区のアパートメントに、最愛のペット・ オースティンと共にお引越しをしたようです。インタビュアーは、「ほぼ完璧なマナーを持つ保護犬」と表現していますが、オースティンってたしか、マイクが『ウェスト・サイド・ストーリー』の撮了後車でアメリカ大陸横断の旅に出た時にお供したワンちゃんよね。……私は犬になりたい(⇐バカ^^;)


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ルカ・グァダニーノ監督の『チャレンジャーズ』では、妻(ゼンデイヤ)にマニピュレートされるナーヴァスなテニス・チャンピオン役。

 

 『ウェスト・サイド・ストーリー』と『チャレンジャーズ』の成功により、彼がその気になれば仕事は引きも切らないはずなのに、マイクは昔も今もエージェント泣かせ(ついでにファン泣かせでもある^^;)の超慎重派(笑)リーヴァイスのヴィンテージ・ジーンズを愛し、プライベートではロック・クライミングと大工仕事と小説の執筆に熱中する彼は、ハリウッドとは明確に距離を置いているようです。『チャレンジャーズ』のプロモーションでMETガラのレカペ歩いた時も、共演のジョシュ・オコナー(英国の俳優)と2人、明らかに周囲の派手派手しい雰囲気から浮いてたもんね(笑)……でもいいの、そんなところがヲタクは大好きだから。

 

 公開が待たれるマイクの新作は、今やハリウッドで飛ぶ鳥を落とす勢いのオースティン・バトラー主演『バイクライダーズ The Bikeriders』。(インタビュアーの、「彼は決して自分の犬と共演はしていない」ってくだりに、思わず吹いてしまった)次回作については、監督と「検討中」とのこと。ヲタクは一瞬、(えっ、まだ検討中❓️……いったいあと何年待てばいいんぢゃ)ってヤサグレたけど、1950年代、貧しい不良少年の体型に近づく為に10キロの過酷なダイエットを敢行、心配したスピルバーグ監督に「もうやめてくれ」と懇願されたり(『ウェスト・サイド・ストーリー』)、演じるテニス・チャンピオンが朝食に卵8個とオートミール1杯を食べる設定だからといって自分自身もそれを毎日実行したり(『チャレンジャーズ』)……と、メソッド・アクティングの申し子のようなマイクのこと、1つの役を引き受けるには相当の覚悟がいるのよね。

 

 いいです、大丈夫❗️今検討中のその映画、陽の目を見るまで大人しく待ってます(笑)

 

 

 

 

 

 

 

Number_iと日本的精神風土とKISSを巡る考察

 
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 Number_iが旧事務所を辞めてから早や1年近くが経ち、新たにNumber_iの3人で再出発してから半年以上が経つというのに、彼らの立ち位置や音楽性の変化について批判が止まない昨今。

 

 グループの分裂については、ヲタクはずっと洋楽ファンだったから、(え❗️❓️なんでそんなことで騒ぐの❓️)って印象。特にロックバンドなんて、所謂「方向性の違い」や「性格の不一致」で分裂したり、はたまた再結成したり、日常茶飯事。たまに犯罪犯して脱退する人もいるけど、まあそれは問題外だとしても(^_^;)最近ネットを騒がせてる#Oasis再結成なんてヒドイもん。毎年本人たちが持ち出すネタで、ここまで来るとやるやる詐欺じゃない❓️っていうくらい(^_^;)

 

 思うに、グループ分裂について批判が止まない根底には、基本的に変化を好まない日本人の国民性が存在するような気がしてなりません。ヲタクの若い頃、企業は「年功序列」、大企業に就職して大過なく仕事をしていれば年齢順に昇進していったものです。技能をブラッシュアップして転職したいと考える人も少数ながらいましたが、転職先(受け入れてくれるところ)は外資系企業とほぼ決まっていて、待遇が良くなったとしても周囲からはなかなか理解されず、「せっかく安定した企業に就職できたのに何が不満なんだ。我慢の足りないやつだ」と言われたり、ひどい時には「一人前に育てるのに何年かかったと思うんだ。恩知らず」などと非難されるのがオチ(^_^;)対人関係もそう。友人関係の「質」よりなぜか、日本では付き合いの「長さ」が重視される。個人的には、人が成長すれば各々人生観が変化していくから、友人関係もそれにつれて変化していくのは当然だと思うのですが……。ヲタクの知っているアメリカ人やベルギー人、香港人やフィリピン人が小・中学校の同窓会をしている…なんて話は聞いたことないけどなぁ……。高校や大学の友人なら、だいぶ人生の方向性が固まってくる時期だから付き合いが続く場合もあるかもしれませんが。

 

 また、彼らの音楽性の変化に対する批判について。これは日本ばかりでなく海外でもよく見られる現象ですよね。昨日『フォールガイ』という映画を観ていたら、そこにあら懐かしや、KISSの『I was made for lovin' you』(ラヴィン・ユー・ベイビー…1979年)が使われていて思い出したんだけど。この曲、メンバーのポール・スタンレーの作なんですが、当時流行りだったディスコサウンドを取り入れた……ってことで、彼らのアルバム『地獄の軍団』や『ラヴ・ガン』を支持するメタルファンからは「日和りやがって」とか言われて、発表当時はさんざんだった。おまけに2トップの片割れジーン・シモンズが「オレはこの曲ライブで歌いたくない」って発言したことが一人歩きしちゃって、『I was made for lovin' you』のアンチは、「それ見たことか、ジーンだって嫌いなんじゃん」と大騒ぎ(^_^;)でも実際は、ジーンは曲そのものが嫌いだったわけではなく、曲の歌い出し「Do Do Do Do……」のハミング部分しか担当させてもらえなかったことで「ハミングだけだなんてオレってバカみたい(笑)」ってグチってただけの話。狭量な人たちはいつでもどこにでもいるし仕方ないことなんだけど、曲そのものは30年以上経ってもしっかり生き残り、『フォールガイ』のテーマソングとして全編を彩っていました。

 

 ……んでいったい何が言いたいかというと(笑)

 

大丈夫もう迷いはない

Number_i全員連れて

次のすげーステージでブチかまします∞

……『INZM』より

 

の通り、周囲の雑音は気にせず、これからも自由自在な発想で自分たちが信じる道を突き進み、ガンガンブチかましていって欲しいってこと。……しかしヲタク、この一言が言いたいだけなのに、前置きが長すぎる(笑)

 

 さあて、今日は仕事休みだから、朝も早よからZMZMしちゃうゾ❗️