2022-01-01から1年間の記事一覧
Netflixの北欧サスペンス『DEADWIND 刑事ソフィア・カルピ』も、早や第3シーズンを迎えました。第1シーズンの配信時は殆ど関心が集まらなかったフィンランドのイケメンラウリ・ティルカネンの魅力が、ここへ来てやっと、認知し始めた感のある昨今。彼は俳優…
横浜駅ビルNewmanにあるシネコン「Tジョイ横浜」で、『ザ・メニュー』鑑賞。 大西洋に浮かぶ孤島にある高級レストラン・ホーソン。料理の神とも崇められる天才スローヴィク(レイフ・ファインズ)がシェフを務めるホーソンは、予約が取れないことで有名でした…
デカダンスとは…… 退廃主義。頽唐(たいとう)派ともいう。衰微、衰退を意味する語で、ギボン著『ローマ帝国衰亡史』(1776~88)に読まれるように、ローマ帝国が爛熟(らんじゅく)から衰退、破滅に向かう過程の病的で享楽主義的文芸の風潮をさすことば。19世紀…
U-NEXTで『帰らない日曜日』鑑賞。 1920年代の英国。第一次世界大戦の傷痕が、いまだ人の心に深く残っていた時代。孤児院出身のジェーン(オデッサ・ヤング)は、大戦で二人の息子を亡くしたニヴン夫妻(おそらくジェントリ階級……英国演劇界のもはや重鎮、コリ…
桜木町駅前のシネコン「ブルグ13」で、映画『ザリガニの鳴くところ』鑑賞。 時は1960年代のアメリカ・ノースカロライナ州。「ザリガニの鳴くところ」という異名をとる湿地帯で、富裕な家の生まれで街の人気者チェイス(※ハリー・ディキンソン)の変死体が発見…
ティモシー・シャラメ、盟友ルカ・グァダニーノ監督の新作『チャレンジャーズChallengers』もう観たんだ~❗ グァダニーノ監督と一緒にインタビューを受けている時、監督に「実はティモシー、僕の新作、もう観てるんだよね~」ってバラされちゃったみたい特別…
桜木町駅前のシネコン「ブルグ13」で、『ドント・ウォーリー・ダーリン』鑑賞。 見終わってから振り返ると、何とまあ皮肉な題名をつけたんでしょうね、監督のオリヴィア・ワイルドは「ドント・ウォーリー」どころぢゃねーよ❗って感じ(笑) 頭脳明晰な女性が、…
※日本版ポスター。熱血少年マンガの表紙みたい。この泥臭さ、嫌いじゃない(笑) あー、相変わらず熱い、熱いぞ❗インド映画(笑) 横浜は黄金町のミニシアター「ジャック & べティ」で、『響け❗情熱のムリダンガム』鑑賞。 舞台は南インド、タミルナードゥ州都…
ヨルゴス・ランティモス監督の新作『AND』(サーチライト・ピクチャーズ)に、ジョー・アルウィンが参加することが新たに発表されました❗ ランティモス監督、精力的ですねぇ~監督のミューズ、エマ・ストーンと、アベンジャーズのハルクことマーク・ラファロが…
黒曜石の肌に白く煌めきながら滴り落ちる汗、獲物を捉える鋭い視線、戦いに臨む時の強靭なムチのようにしなる身体。しかしその強靭な身体は、いざ戦いに勝利すれば、太古の時を刻む音楽に乗って、柔らかに、セクシャルに変化する……。『ブラックパンサー / ワ…
Netflixで『エノーラ・ホームズの事件簿』が配信されたのがちょうど2年前の9月。本来は劇場公開が予定されていたのが、コロナ禍のせいでネット配信となったのです。TVの小さな画面では残念なくらいの大作でしたが、今回も然り。19世紀英国のロンドン。サスペ…
横浜駅ビルNewmanにあるシネコン「Tジョイ横浜」で『チケット・トゥ・パラダイス』鑑賞。 あー、やっぱり映画ってイイね❗実際に飛行機に乗ったら直行便でも8時間近くかかる「この世の楽園」バリ島にもひとっとび、一瞬で行けちゃうんだから(笑) ジョージア(…
待望のギレルモ・デル・トロ※総監修のドラマ・シリーズ『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』がいよいよNetflixで配信開始となりました❗原題は『Cabinet of curiosities』で、不思議なるものの飾り棚、とでも訳しましょうか❓……そう言えば、珍奇な品々や骨董…
『ザ・クラウン』のダイアナ元皇太子妃役で鮮烈な印象を残したエマ・コリン。無垢な少女が、王室というある意味伏魔殿に何も知らないまま飛び込み、傷つき、精神を病んでいく過程を繊細に演じていました。傷つきながらも未来を渇望する意思の強さ、ダイアナ…
※みなとみらいの木々も色づき初めています。樹木の向こうにちらっと先端が写っているのは、ランドマークタワー。 キノシネマ横浜みなとみらいで『恋人はアンバー』(アイルランド)鑑賞。 もうね、観ているうちに胸の奥がぎゅぎゅぎゅ、と痛くなって、気がつく…
※『THE OUTRUN』のシアーシャ・ローナン。髪を緑色に染めた姿が公開されました。 ジャクロが突如インスタにシアーシャの写真をupして、彼女とArcade Picturesという映画製作会社を設立、その記念すべき第1作目はエイミー・リプロのベストセラー『THE OUTRUN…
そりゃーもう、最高(だった)でしょうよ❗ ギリシャ悲劇『エレクトラ』。作者によっていろいろバージョンあるけど、この場合KST(Disney+で絶賛配信中のスパイドラマ『窓際のスパイ』でジャクロと共演しているクリスティン・スコット・トーマス。ジャクロがイン…
チュニジアの鬼才、ユセフ・チェビ監督の長編デビュー作。 舞台は、チュニジア共和国の首都チュニス郊外にある『カルタゴの庭』。ザイン・アル=アービディーン・ベン=アリー政権下で富裕層向けに開発が進められた地域でしたが、ジャスミン革命でによってそ…
上映が終了した時、客席からさざ波のような拍手。そして「今泉監督が1階におりますので、声をかけて下さい」とのアナウンスがあって、ビックリ1階に下りて、ホールにいらっしゃるのかと思ってキョロキョロしたけど、そこは無人(笑)あ、あれ?アナウンスは…
桜木町駅前のシネコン「ブルグ13」で『アムステルダム』鑑賞。桜木町駅から新しくできたロープウェイ入口を通って行くんだけど、いつも時間に追われて乗ったこと、ないんだよね。いつか、乗ってみたい😅 第一次世界大戦で出会った男二人と女一人。男たちはヨー…
アレクサンダー・スカルスガルドとフローレンス・ピューが新作のサイコスリラー『The Pack』で共演❗(お初……よね?この二人)来年の3月に撮影開始の予定だそうですが、Deadlineは、「今いちばんホットな話題」としています。フローレンス・ピュー、『ファイテ…
東京国際映画祭で、ジョアン・ペドロ・ロドリゲス監督(ポルトガル)の『鬼火』(ワールド・フォーカス部門)鑑賞。なぜこの作品をヲタクが珍作と呼ぶか❓……そりゃもうアレですよ、アレ(笑)自慢ぢゃないけどヲタク、半世紀以上生きてきて、こんなに沢山の男性のア…
ヲタクじつは、今年の4月、ロバート・エガース監督の『ノースマン / 導かれし復讐者』の日本公開が決まった時、キャストやストーリーの概略を読んで、「『ノースマン』がなんだかヤバいことになっている」という記事を書いたんですが、今回「東京国際映画祭…
昨日(10月24日)にオープニングセレモニーが行われた第35回東京国際映画祭。ヲタクにとっては鑑賞第1作目の映画が、この『ラ・ハウリア』(フランス・コロンビア)。ラテンビート映画祭と銘打って上映される作品群のうちの1つですが、なんだかしょっぱなから…
ヲタクは元々インド映画が好きで、アーミル・カーンの一連のヒューマン系からマインドファックサスペンスの『女神は二度微笑む』、インディーズな『ザ・ホワイトタイガー』『あなたの名前を言えたなら』、今は亡き佳人シュリ・デヴィの『マダム・イン・ニュ…
※マイク・ファイスト(上)とオースティン・バトラー(下) ※撮影中のワンショット。右オースティン・バトラー、左トム・ハーディー、真ん中は『ブルー・バイユー』に出てたエモリー・コーエン(……だと思う、たぶん 笑) 『ライダーズ / The Bikeriders』で、オー…
サスペンス、スリラーには目がないヲタク。あんまり勘の鋭いほうぢゃないけどそれでもかなりの量の推理小説は読んでるし、映画も見てるから、なんとなーく結末読めることが多くなって、(チックショウ、騙されたっ❗)って地団駄踏むことってそんなになくなって…
KINOCINEMA横濱みなとみらいで『アフター・ヤン』鑑賞。「珠玉の作品」とも呼ぶべき名作を、再びA24が生んだ❗ ヒト型ロボットが人間の人生の伴侶として「普通に」受け入れられている近未来。アイルランド系の父親ジェイク(コリン・ファレル)とアフリカ系の母…
一度見たら忘れられないその特異な風貌と確かな演技力で、母語アイルランドから全世界に進出中のアップライジングスター、バリー・コーガン。10月17日にお誕生日を迎えました。30才、おめでとう✨✨お母さんをヘロインのオーバードーズで亡くし、幼い頃は家庭…
いやー、面白かったっす❗ 直近で見た『犬も食わねどチャーリーは笑う』も良かったけど、こっちも素晴らしい~日本映画、最近元気いいね❗若い役者さんたちもそれぞれ適役、生き生きと楽しそうに演じていて、ひどく魅力的♥️ 元々は根本宗子さんという方の劇団…