オタクの迷宮

映画・ドラマ・舞台レビュー、ケルト文化、滅びの美学、推し活のつれづれまで── 観て、感じて、考える。 "好きなモノ・人"についてしか語らない偏愛のブログ。そして今日もどこかで、ヲタクが迷走中。

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本を誇ることは、思考停止じゃない

「日本は最悪だ」と言う人たちは、ではどこの国が最高で、日本のどこがそれより劣っていると思っているのだろうか。 武井壮さんのXポスト 日本は最悪だ、と言う人たちはさどこの国が最高で、日本のどの辺と比べてそこがいいと思うの?地球全土見回しても日本…

ミスキャストでも、名作は成立する——オードリー・ヘップバーンの『ティファニーで朝食を』(1961)再訪

みなとみらいのミニシアター「KINOシネマ横浜みなとみらい」にて、オードリー・ヘップバーン主演『ティファニーで朝食を』鑑賞。 ★ざっくり、あらすじ ホリー(オードリー・ヘップバーン)はニューヨークのアパートに、名前のない猫と同居中。住まいというも…

現代の聖セバスチャンは自由に飛翔する――映画『SEBASTIAN セバスチャン』考察

横浜・黄金町のミニシアター「ジャック&ベティ」にて、『SEBASTIAN セバスチャン』鑑賞。 これは“官能映画”ではない。若き才能が、肉体を通して芸術へと飛翔する物語だ。 舞台は現代のロンドン。出版社の文芸部に席を置きながら書評や短編小説の書き手とし…

ミステリーではなくエスピオナージュ・エンタメとして——『セブン・ダイヤルズ』が示すアガサ新時代

Netflixのドラマ『セブン・ダイヤルズ』(3エピソード)鑑賞。原作はアガサ・クリスティの『七つの時計』(原題『The Seven Dials Mystery』)。SNSでは、 「登場人物も語り口も別物レベル——原作ファンを中心に賛否が噴出」 と、論議を呼んでいます。 ヲタ…

なんで東京じゃなくてソウルなんだよぉぉぉ😭──ロケ大国・韓国の現実/連載③

ハリウッド映画のロケ地として、近年めきめき存在感を増している国があります。 ——それは韓国。ソウルの街並みは、映画の中で近未来都市にも、ディストピアにも、アジアの巨大メトロポリスにも、変幻自在に形を変えていきます。 その最たる例がMCU『アベンジ…

それでも日本は変われるのか?──ハリウッド映画を迎えるために、今できること:連載②

前回の記事で、セバスチャン・スタンが『ニューアベンジャーズ(サンダーボルツ*)』続編はぜひ日本で撮りたい」「みんな、声を上げて」と語った背景と、日本ロケを阻む現実について書きました。 正直に言えば、この問題は一朝一夕で解決するものではありま…

「次は日本で撮りたい」──セバスチャン・スタンの願いと、日本ロケを阻む現実:連載①

セバスチャン・スタンはなぜ「次は日本で撮りたい」と語ったのか? ハリウッド映画の日本ロケが難しい理由と、それでも日本が選ばれる魅力をヲタク視点で徹底解説。昨年12月の東京コミコンで、セバスチャン・スタンが、ファンに向けてこんな言葉を投げかけま…

記憶と影のあいだで――舞台「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」観劇記

東京芸術劇場プレイハウスにて、『世界の終わりとワンダーランド』マチネ(1/19)鑑賞。 本作は「意識が支配する世界」と「記憶を失った世界」が並行して進む、村上春樹流パラレルワールド譚 ここは全てがデータで支配されるディストピア「ハードボイルド・…

没後50年記念/オタクが本気で選ぶアガサ・クリスティ映像化作品ベスト10

〜ミステリーの女王が描いた「人間の闇」を観よ 本年2026年は、あの「ミステリーの女王」アガサ・クリスティ没後50 周年。時を超えて、また本国の英国ばかりでなく世界中で今も愛されるアガサのミステリー。今日は、数ある彼女の映像化作品の中から、「ヲタ…

ヒーローはヴィランで完成する──『ナイト・マネジャー シーズン2』新たなる悪の系譜

待望の『ナイト・マネジャー シーズン2』が、10年の歳月を経て、Amazonプライムにてついに配信開始〜〜❗️早速配信済のエピソード1〜3を視聴。 ◆シーズン2はこんなストーリー シーズン1では、英国政府を抱き込み、武器の密輸で巨額の富を得ていた「世界一…

歌う大魔神・宮本浩次――「新しい旅」初日で確信したロックの本質

宮本浩次さんの『新しい旅』ライブツァー初日(日本武道館)が終わって、もう4日も経ってるというのに、あの夜----------- 「歌う大魔神」宮本さんから貰った強烈なエネルギー充電がまだ全然切れないヲタク。寝ても覚めてもアドレナリン出まくりだよ。 どう…

「燃えるメタル女」高市早苗総理と、ドラムがつないだ日韓の絆

朝からびっくりニュースが❗️ なんと、高市早苗総理大臣と、現在来日中の韓国・李在明大統領は首脳会談後にドラムでセッション、イェーイ❗️ 大のメタルファンで、自ら「燃えるメタル女」を自称する高市総理。学生時代、バンドでドラマーだった総理のために、…

武道館の夜から、香港へ――宮本浩次と妄想の旅『僕の新しい旅』写真集

素晴らしすぎた宮本浩次さんの『新しい旅』ライブ日本武道館初日。 4日経った今でも、あの夜のセトリに編集したミックスリストをリビングルームに流しながら、武道館に響き渡った圧巻の歌声を思い出しています。 ◆ページをめくる音が、旅の始まり 宮本さん…

プレイバック・プレイバック❗️ハリウッド映画と日本ロケの長い関係

毎日新聞デジタルに、『ハリウッドは日本ブーム?ブレンダンもティモシーもドウェインも! 2026年公開日本舞台の映画4選』と題する記事が掲載されていました。 ※『マーティ・シュプリーム』のティモシー・シャラメ(上)と『レンタルファミリー』のブレンダ…

鬼に金棒、バットマンにトゥーフェイス。セバスタ起用説が刺さりすぎる理由

※本記事は公式発表ではありません。ただし、オタクの妄想は公式より早く暴走します。 先日、我が激烈推しのセバスチャン・スタンさまが『バットマン2』出演交渉中⋯という記事を書きました。これは事実のようですが、今度は 「THE RIVER」の記事。 セバスチ…

夜9時のヴィクトリアケーキ——女王の愛と、私のご褒美時間

今日はうんと働いて働いて働いて働いて働いた〜〜❗️(笑) だから自分を甘やかす理由は十分にある 仕事帰りに、地元ショッピングモール「ゆめが丘ソラトス」のYYヤードさんでヴィクトリアケーキを買ってきました。 YYヤードさんは全て神奈川県産の材料にこだ…

安心していいよ――宮本浩次『新しい旅』武道館初日、愛に満ちた夜

さあ、いよいよこの時が来た。 『宮本浩次 新しい旅』全国ライブツアー初日 そして宮本さんの聖地・日本武道館の初日❗️ 今日は抜けるような紺碧の空に、冷たい風が吹き抜けている。その曲の歌詞に必ずと言っていいほど「風」が登場する稀代のシンガー宮本浩…

『バットマン2』で再会❓️ロバート・パティンソンとセバスチャン・スタン、6年前の“地獄の共演”を振り返る

先日、カテゴリー「オタクの海外エンタメ通信」で、ロバート・パティンソン主演の『バットマン 2』に、我が激烈推しセバスチャン・スタンが出演交渉を受けている⋯という速報を出したのですが、もう1つ、「オタクの迷宮」の読者さま方にお知らせしたい情報…

【シーズン2配信直前❗️】『ナイト・マネジャー』はなぜ10年沈黙したのか❓️

いやー、長かった。 ついに、ついに、2026年1月、『ナイト・マネジャー シーズン2』がAmazonプライムビデオから配信開始〜〜❗️ なぜ私たちは『ナイト・マネジャー』シーズン2を待ち続けたのか ◆シーズン1総まとめ 『ナイト・マネジャー シーズン1』を観終え…

 オースティン・バトラーはなぜ、こんなにも「放っておけない男」なのか❓️『コート・スティーリング』鑑賞記

地元相鉄線ゆめが丘駅前のシネコン「109シネマズゆめが丘」にて、『コート・スティーリング』鑑賞。 正直に言います。 この映画、観る前から嫌な予感しかしませんでした。 だって主演が オースティン・バトラー ですよ?あの、誠実そうな顔と、放っておいた…

【速報】セバスチャン・スタンに『ザ・バットマン2』出演交渉中❗️ヴィラン適性を全力考察

セバスチャン・スタンが『ザ・バットマン2』出演交渉中⁉️ ヴィラン適性をヲタク視点で全力考察。 〜ウィンター・ソルジャーで見せた“悪と良心の二面性”はゴッサムにハマるのか?〜 お正月明け早々、ビッグニュースが飛び込んで来ましたぁぁぁ〜〜 な、なんと…

『動』から『静』へ──2026年宮本浩次カレンダーと私の推し活、その現在地

ワクワクしながら到着を待っていた「2026 宮本浩次カレンダー」ついに届きました〜〜ぱちぱちぱち 昨年の宮本さんカレンダーは、「旅」「出発」がテーマで、ツァーのステージで歌う姿はもちろんのこと、車に乗り込む、ホテルの部屋に入る、酒席、トレンチコ…

横浜で七草粥を食べる理由――迷子体質ヲタクの小さな遠出

今日は磯子に私用があって出かけてきました。 用を済ませたらちょうどお昼時。 どこで食べよっかな〜〜と横浜のレストランをネット検索していたら、なんと❗️今日限定でスープストックが「真鯛薫る七草粥」を提供してるそう。そっかー、今日は七草粥を食する…

少年性と狂気のはざまで----マイク・ファイスト偏愛映画3選+番外編

1月5日は我が激推し、アメリカの俳優マイク・ファイストの誕生日❗️いつまでも少年の面影を残す爽やか俳優マイクも、早や34歳…。 スティーブン・スピルバーグ版『ウェストサイド・ストーリー』で、不良少年グループ「ジェッツ」のリーダー、リフを演じたマイ…

なぜ今ジェシー・バックリーなのか?前哨戦制覇の理由が分かる映画5選+番外編

アカデミー賞前哨戦とも言われるクリティクス・チョイス・アワード主演女優賞受賞という快挙を成し遂げたジェシー・バックリー。 日本ではまだ「知る人ぞ知る」存在かもしれませんが、映画・舞台・ミュージカルを自在に行き来し、役ごとにまったく別の顔を見…

ジェシー・バックリー、ついに来た❗️クリティクス・チョイス賞受賞と愛すべきスピーチ

2026年が明けた早々の1月4日-------------------- クリティクス・チョイス・アワードで主演男優賞・女優賞が発表されました❗ 同賞は毎年、アカデミー賞と高い相関を示すことでも知られています。 主演男優賞・女優賞でまずはアカデミー前哨戦を制したのは、…

秘すれば花、笑えば棘――NTLive『真面目が肝心』という危険な喜劇

1月で閉館を迎えるミニシアター「シネ・リーブル池袋」にて、NT Live(ナショナル・シアター・ライブ)『真面目が肝心』(オスカー・ワイルド)鑑賞。 ★ざっくり、あらすじ 英国はヴィクトリア朝。住まいのある田舎では、真面目で厳正な後見人を務めているジ…

派手な銃撃戦の奥にある、どうしようもなく切ない初恋――『ラストマン First Love』レビュー

相鉄線ゆめが丘駅前のシネコン「109シネマズゆめが丘」にて、『ラストマン First Love』鑑賞。 109シネマズはソラトスというショッピングモールの中に入っているのですが、今日はお正月休みの最終日。明日からはまた忙しい日常が始まる。今日のソラトスは、…

炎と灰のパンドラへ——『アバター  ファイアー・アンド・アッシュ』は“戦い”ではなく“神話”である

相鉄線ゆめが丘駅前のシネコン「109シネマズゆめが丘」にて、スクリーンX版『アバター3 ファイアーアンドアッシュ』鑑賞。ヲタクの「2026年映画事始」はアバターでございます ★ざっくり、あらすじ〜『アバター』と『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』 宇…

金ピカの時代に翻弄される女たち『ギルデッド・エイジ ニューヨーク黄金時代』シーズン3覚書

電信電話が普及し、工業化、都市化、資本主義化が急速に進んだ激動の19世紀末ニューヨークを舞台に、上流階級の女性たちの人生模様を描いたドラマ『ギルデッド・エイジ ニューヨーク黄金時代』も早やシーズン3に突入❗️ ◆シーズン1&2の、ざっくり、あらすじ…