オタクの迷宮

映画・ドラマ・舞台レビュー、ケルト文化、滅びの美学、推し活のつれづれまで── 観て、感じて、考える。 "好きなモノ・人"についてしか語らない偏愛のブログ。そして今日もどこかで、ヲタクが迷走中。

2026-04-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『落下音』〜むせかえる死の匂いと、少女たちに受け継がれる記憶

「KINOシネマ横浜みなとみらい」にて、『落下音』鑑賞。 〜これは、ひとつの家に染みついた「死の記憶」を巡る物語〜 舞台はドイツ・※アルトマルク地方のとある農場付きの巨大な屋敷。そこは代々ひとつの家族によって継承されています。そしてこの作品は、同…

シネマ歌舞伎『曽根崎心中』感想〜坂田藤十郎“伝説のお初”と映画『国宝』の原点

この舞台が存在したからこそ、映画『国宝』は生まれた❗️受け継がれる芸、引き継がれる魂。『国宝』の奥底に流れていたものの正体を、私は今日、確かに見た。 桜木町駅前のシネコン「ブルグ13」にて、シネマ歌舞伎『曽根崎心中』(原作・近松門左衛門)鑑賞。…

『愛情は深い海の如く』感想〜“愛とは何か”に答えを出せない人たちへ

DVDにて、『愛情は深い海の如く』(2011年)鑑賞。 愛欲に塗れた男女の、どうしようもない腐れ縁を描きながら、どこか静謐で硬質な美しさを纏った映画でした。 --------それはなぜ❓️ その答えを探るためには、まずこの作品を生み出した監督について触れてお…

『幻影師アイゼンハイム』再発見〜幻影は嘘か、それとも真実か

昔むかし、若かりし頃のヲタクが胸ときめかせた名画たち。 記憶の中に棲むそんな名画たちも、今見返すと再び新たな魅力をもって蘇る。 今日ご紹介するのは、『幻影師アイゼンハイム』(2006年)。公開当時ヲタクは主演のエドワード・ノートンの大ファン大ス…

『ハムネット』——喪失は、やがて物語になる

——これは、母が“喪失”を通して、芸術に触れ、魂が救済された瞬間の物語。 上大岡のTOHOシネマズ上大岡にて、『ハムネット』(2025年 クロエ・ジャオ監督)初日鑑賞。 ⋯そう、アイルランド出身の女優ジェシー・バックリーが、見事アカデミー主演女優賞を受賞…

彼女の涙に気づけなかった頃の私へ——映画『さよならをもう一度』(1961年)再訪

昔むかし、若かりし頃のヲタクが胸ときめかせた名画たち。 記憶の中に棲むそんな名画たちも、今見返すと再び新たな魅力をもって蘇る。 今日ご紹介するのは、『さよならをもう一度』(アナトール・リトヴァク監督 1961年モノクロ)。日本では配信中止になって…

祝祷は与えられたのか——『Benediction 祝祷』とジャック・ロウデン、魂を削るラスト

———7年越しに辿り着いた“あの表情”に、すべてを持っていかれた。 たった今、我が最愛とも言える推しジャック・ロウデンが最高の演技を見せたと言われる作品であり、また巨匠テレンス・デイヴィス監督の遺作ともなった『Benediction(祝祷)』(BBC Film 2021…

史上最もアバンギャルドな花嫁『ザ・ブライド❗️』はなぜこんなにも危険で美しいのか❓️

これは、“作られた女”が、自分の人生を奪い返し、真実の愛を見つける物語。 相鉄線ゆめが丘駅前のシネコン「109シネマズゆめが丘」で、『ザ・ブライド❗️』(主演 ジェシー・バックリー&クリスチャン・ベール、監督 マギー・ギレンホール)鑑賞。 ★衝撃のオー…

横浜・大岡川の桜を静かに楽しむ〜上大岡「フォレスタリア」で大人のお花見ランチ

今日は4月1日。 ヲタクの地元・横浜の桜は、ちょうど満開を迎えています。明日からは4連勤。となれば、今日が今年最後のお花見のチャンス——そう思い、ふらりと出かけてきました。 人混みを避けて、静かに桜を楽しみたい方へ。 横浜を代表する桜の名所といえ…