オタクの迷宮

映画・ドラマ・舞台レビュー、ケルト文化、滅びの美学、推し活のつれづれまで── 観て、感じて、考える。 "好きなモノ・人"についてしか語らない偏愛のブログ。そして今日もどこかで、ヲタクが迷走中。

2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧

闇に咲く美〜オタク偏愛ゴシックホラー映画BEST3

ヲタクが昔から好きなもの--------“美しいものほど壊れている”世界観。 というわけで、本日のテーマは、"ヲタク大好きゴシックホラー映画"。 18世紀後半のイギリスで誕生した「ゴシック小説」をルーツとし、古城、廃墟、荒れ果てた屋敷などを舞台に、恐ろし…

『シングルマン』(2009年)〜ウィンザーノットに縛られた男

ヲタクがコレクションしている映画やオペラ、名作舞台のDVDの中から、お気に入りを紹介するシリーズ「DVD偏愛劇場」。今日ご紹介するのは、映画『シングルマン』(2009年)。 美しさとは、時に人を生かし、そして残酷なほど傷つける------ 1960年代、キュー…

水鏡の向こうに潜む“真の生”〜英国ロイヤルバレエ『ウルフワークス』鑑賞記

TOHOシネマズららぽーと横浜にて、英国ロイヤルバレエ&オペラ・イン・シネマによる『ウルフワークス』鑑賞。 『灯台へ』『ダロウェイ夫人』などの革新的な作品で知られる、20世紀英国文学を代表する作家、ヴァージニア・ウルフ。 題名(『ウルフワークス』=…

『海を見ていた午後』ソーダ水の向こうに見えたもの〜根岸競馬場跡と“油臭い横浜”

今日も『大人の再発見旅』に行ってきました。 最近このカテゴリーの記事が多くなったなぁ…と感じていらっしゃる読者の方々も多いと思います。なぜなら、ヲタクも今年から晴れて横浜市シニアパス(70歳以上の横浜市民が、所得に応じた負担金で、市営地下鉄・…

横浜税関からナポリへ〜ピッツァと叔母の記憶を辿る「大人の再発見旅」〜

今日は横浜にある"国境"を訪ねに来ました。 本日「大人の再発見旅」でご紹介するのは、横浜三塔の一、クィーンこと横浜税関の資料室です。 ※横浜税関のイメージキャラクターは黄色いワンちゃん「カスタムくん」。もっさりした風貌ですが(笑)実は優秀な麻薬…

映画『お熱いのがお好き』〜ホテル・デル・コロナドに残る、マリリンの幻影

久しぶりの休日の昼下がり。珈琲片手に、U-NEXTで観たのは、ジャック・レモン&マリリン・モンロー&トニー・カーティスというゴールデントリオが共演した、ハリウッド映画史上屈指のコメディと称される名作『お熱いのがお好き(原題:Some Like It Hot)』(監…

映画『マクベス』(2015年)——血と霧に包まれた、中世スコットランドの悪夢

『オタクの迷宮』新カテゴリー「️DVD偏愛劇場」。今までヲタクが偏愛の赴くまま集めたDVDコレクションの作品を改めて鑑賞し直し、ブログを訪問して下さる皆さまにご紹介するコーナーです。 本日ご紹介するのは、2015年の米・英・仏の合作映画『マクベス』。…

Netflix韓国ドラマ『素晴らしき新世界』〜毒杯を拒んだ禧嬪は現代ソウルで成り上がる❗️

Netflixで昨日より配信開始となった韓国のドラマシリーズ『素晴らしき新世界』エピソード1&2鑑賞。 遠く朝鮮時代、貧困から身を起こし、皇帝に見初められてついには正一品・禧嬪(朝鮮王朝における高位の側室の称号)の地位まで上り詰めたカン・ダンシム(…

遠くへ行かない旅——横浜・スカンディヤで過ごす贅沢な午後

かつて“弾丸で消費したヨーロッパ”を、今日は横浜でゆっくり味わう〜大人の再発見旅 ゴールデンウィークも早や中盤。 今日は横浜港大桟橋の近くにある北欧料理店「スカンディヤ」へランチにやって来ました。 オーナーの浜田八重子さんがデンマーク人のご主人…

『カリギュラ究極版』——絶対権力が生む“怪物”を描いた歴史超大作

U-NEXTにて、『カリギュラ 究極版』(1979年)鑑賞。『カリギュラ』(原題:Caligula)と言えば、当時のペントハウス誌社長ボブ・グッチョーネが46億円の巨費を投じて製作した映画。ローマ帝国皇帝カリギュラ(マルコム・マクダウェル)の放蕩、残忍な所業を…

女王という“無”——NTLive『ザ・オーディエンス』が描く統治の本質

横浜線鴨居駅近くのシネコン「TOHOシネマズららぽーと横浜」にて、NTLive(ナショナル・シアター・ライブ)『ザ・オーディエンス』鑑賞。 故エリザベス2世が60年間、毎週火曜の夜、当時の首相と欠かさず行った秘密の謁見(オーディエンス)。エリザベス2世…