ミュージカル・ストリートプレイ
下北沢のザ・スズナリでスタジオ3◯◯「少女仮面」(渡辺えり主演・演出)観賞。昨年逝去した日本演劇界の巨星・唐十郎の追悼公演です。 戦後80年、太平洋戦争の記憶が風化しつつある昨今、昭和の記憶をいまだ心の襞に刻み込ませているであろう渡辺えりが、若…
はるばる来たぜ、栃木県〜〜❗️宇都宮線沿線の小山(おやま)駅にある由緒正しきシネコン「小山シネマロブレ5」。(なんでも1995年創業で、シネコンのはしりらしい。5、というのはスクリーンの数。当時は5でも画期的だったんでしょうね)我々世代だと、「…
やって来ました❗️横浜の田舎町から彩の国さいたま芸術劇場へ。ヲタクにとって、思えば10年ぶりのこの劇場、忘れもしません、故・蜷川幸雄演出の「ジュリアス・シーザー」以来(蜷川さんが亡くなる2年前)。今回マクベスを演じる藤原竜也はその時アントニウス…
本日2月11日「建国記念の日」、KINOシネマ横浜みなとみらいにて※ナショナル・シアター・ライブ「マクベス」鑑賞❗️❗️❗️ ※ナショナル・シアター・ライブ (英語: National Theatre Live)、略称NTライブは、ロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターが行ってい…
日生劇場にて「天保十二年のシェイクスピア」(マチネ)鑑賞。 天保水滸伝を下敷きに、あの英国の文豪シェイクスピアの戯曲全37作品(正しくは「十二夜」を除く36作品)のパロディを散りばめた「天保十二年のシェイクスピア」は、言わばシェイクスピアの紅白…
渋谷PARCO劇場にて、『ウーマン・イン・ブラック』鑑賞。 英国の作家スーザン・ヒルのホラー小説を舞台化したこの作品は、1987年スカボローの劇場で上演されて以来、その舞台ならではの恐怖体験が評判を呼び、その後12の言語に翻訳されて、40カ国で上演され…
アンドリュー・スコットの圧倒的な演技力にただただ圧倒される至福の2時間、ナショナル・シアター・ライブ『ワーニャ』。19世紀末のロシアから現代のイギリスに設定を替えて、サイモン・スティーブンスが書き下ろした脚本で、当初は数名の俳優で演じられる予…
そして、私たちは観客じゃない、立派なハリポタワールドの住人 赤坂の駅を降りると、そこはもうキングスクロス、ホグワーツ、魔法省❗ 開場開始から30分で上演……って、けっこう短いな、と思ったけど(ふつう1時間くらいあるじゃない?)、駅から歩いて劇場着く…
シアタートラムにて、横溝淳平と高岡早紀の二人芝居『毛皮のヴィーナス』観賞。 19世紀オーストリアの小説家レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの『毛皮のヴィーナス』を戯曲化した演出家のトーマス(溝端淳平)。主人公が愛を捧げ、崇拝し、支配して欲し…
シアターコクーンで、野田秀樹作『パンドラの鐘』観賞。現代(‥‥といっても、その時代設定はネタバレになっちゃうので伏せます) の長崎で発掘作業に励む考古学者(大鶴佐助)とそのフィアンセ(前田敦子)、彼女のぶっ飛んだ母親(南果歩)が織り成す人間模様と、彼…
世田谷パブリックシアターで『お勢、断行』を観賞。 いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)、美しき悪女‥‥いや、昔風に言うならば、毒婦の大行進、「目にも綾な悪の華~百花繚乱」‥‥といったところでしょうか。 大正末期、資産家の松成千代吉の屋敷に、ヒロ…
PARCO劇場で『エレファントソング』マチネ観賞。 この作品、ヲタクはグザヴィエ・ドランの映画を以前観てます。主人公のマイケルという役、彼に当て書きしたんじゃないの❓っていうくらいのハマリ役だったし、ドラン自身も「これは僕の役だ❗」と演じることを…
(写真スポット…撮影して、SNSで拡散しても可……とのことでしたので、UPさせていただきます。嬉しい) 栗山民也演出の舞台『コザが燃えた日』(池袋芸術劇場プレイハウス)。栗山演出は、ちょうど丸2年前、紀伊國屋ホール『月の獣』(主演・眞島秀和、岸井ゆきの)…
シアターコクーンで『泥人魚』 (唐十郎・原作、金守珍・演出 )。 唐十郎特有の唐突な比喩や、次元をぴょんぴょん跳び跳ねるような言葉遊びに、観ているこちら側が眩惑されるようなシュールな世界。しかしこの作品の場合、国の干拓事業によって分断された諫早…
シアタートラムで、『愛するとき 死するとき』(小山ゆうな・演出) 緊急事態宣言が明け、あの憎むべきウィルスも、どこかに身を潜めているように見える昨今。私たちが気を緩めれば再び牙を剥こうと狙っているのかもしれないけど、とにもかくにも、観劇の楽し…
(日本大通りの銀杏が色づき始めていました) ユダヤ人の劇作家ベルトルト・ブレヒトが、ヒットラーをシカゴのギャング、アルトロ・ウイになぞらえて、徹底的にナチスドイツの醜悪さをパロった音楽劇。彼はアメリカ亡命後も、反ナチ、反ファシズムの作品を書き…
(From Pixabay) 故・蜷川幸雄演出による『ジュリアス・シーザー』(2014年 さいたま彩の国劇場)、衛星劇場で放映決定❗ これ、ヲタクが劇場で最後に見た蜷川作品。2014年と言えばもう、大分お体が弱っていた頃だと思いますが、それを補って余りある阿部寛(ブル…
(From Pixabay) 「キャッツ」「エビータ」「ジーザス・クライスト・スーパースター」など、数多くの名作ミュージカルを作曲したアンドリュー・ロイド・ウェバーが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて外出自粛中のミュージカルファンの為に❗YouTubeチャンネ…
(From Pixabay) 野田秀樹の最高傑作と言われ、野田秀樹と故・中村勘三郎の約束事で歌舞伎でも演じられる『贋作 桜の花の満開の下』。本日WOWWOWで再び❗生の舞台を映像で観るのはちょっと…とごく最近まで思っていたヲタクですが、WOWWOWに加入してから数々の…
久しぶりの紀伊国屋ホール❗役者さんの息遣いすらも聞こえるようなこの近さ、この臨場感…紀伊国屋ホールで良い芝居を観ると、お酒なんてなくたって、高揚感に浸れる。幸せに酔える。今宵もまさにそんな夜❤️ しかし栗山民也という日本を代表する稀有な演出家は…
栗山民也演出の「月の獣」言わば伝説の名作待望の再演❗2015年の舞台は未見なので、今回の再演は「待ってました」というカンジですしかもしかも、主演が密かにファンの眞島秀和さん(最近、眠れない夜は「サウナーマン」を1話見ると、なぜか安らかに眠りがやっ…
蜷川幸雄が旅立った後、この度シアターコクーンの新芸術監督に松尾スズキ❗就任スピーチも蜷川さんの跡目を継ぐに相応しい考え方を表明されていました。 「日本の演劇はアカデミズムと人気大事の2方向にはっきり分かれていて、両方が交わっていない。そこを行…
客席が回転し、次々と場面転換していく疾走感❗IHIステージアラウンド東京は、噂に違わず、素晴らしかった❗たった3日間の物語だから場面転換が駆け足なんだけど、劇場自体も駆け足してる(笑)素晴らしい舞台装置、映像も素晴らしく、相乗効果を上げていました😃…
赤坂ACTシアターで、劇団新感線「けむりの軍団」観賞スゴく久しぶりの新感線です。藤原竜也と永作博美がゲストだった「シレンとラギ」以来かなぁ。 でも、誰が観ても面白い、気取らない良さは全然変わらない。時は戦国、秀吉が天下統一する前の、群雄割拠の…
赤坂ACTシアターで「海辺のカフカ」観賞。今日ほどこの世に舞台という芸術が存在して良かったと思った時はありません。村上春樹の原作も大好きですが、その原作を故・蜷川幸雄はなんと美しい舞台に昇華させたことか。そして、蜷川さんに薫陶を受けた俳優さん…
来る5月、赤坂ACTシアター 、マチネのチケットGET❗長い劇の場合、横浜のド田舎から上京するのに長時間かかるワタシにはマチネが必須(天保12年のシェイクスピアで、ヒドイ目にあったので) パリのジャポニズム公演、スタンディングオーベーションで大成功だ…
吉田鋼太郎が蜷川幸雄の遺志を継いで、シェイクスピア37作品演出を達成しようという「彩の国 さいたま芸術劇場」ついに、ついに来月2月、松坂桃李のご降臨❗ 「ヘンリー4世」(2013年4月、さいたま彩の国芸術劇場) 後にイングランドの名君、ヘンリー5世(⬅️…