2021年
(From Pixabay) U-NEXTでマーベルスタジオの『シャン・チー』観賞。 アベンジャーズが解散して、マーベルのヒーロー映画も新たなフェーズに入りました。先日映画館で『エターナルズ』を見た時も思ったんだけど、「科学の発達」や「人間の進化」を主眼におい…
ポスターは凶悪なシンビオートの一騎討ちだし、題名は「起これよ、大殺戮」だし、キャプションは「俺たちより最悪」だし、どんなおどろおどろしい話かと思いきや、なーんだ、新婚カップルのはじめての夫婦ゲンカぢゃん❗(ち、ちがう……❗❓) フリーライターのエ…
もい❗(フィンランド語でこんにちはの意) フィンランドオタクのヲタクです 笑 いつもヲタクがご紹介するフィンランドを舞台にした作品と言えば、ダークでデスパレートなミステリ(『刑事ソフィア・カルピ』)や、ぶっ飛んだヘビメタコメディ(『ヘヴィトリップ~…
時代は1920年代のアメリカ。ニューヨーク等都会では新しい価値観が生まれ始めていた一方で、この映画の舞台は、男たち自身が依然として、西部開拓時代の「男らしさ」「マッチョ文化」の呪縛にがんじがらめになっていたモンタナ州が舞台。 広大な牧場を、兄フ…
U-NEXTでBBCの『シェイクスピア & ハサウェイの事件簿』鑑賞。最近、動画配信サイトも百花繚乱で入会登録もどこにしようか迷ってしまいますが、ヲタクがU-NEXTに入っている第一の理由は、BBC製作のドラマ配信がいちばん充実しているから。BBCが国営放送のせ…
世界を消滅させることで、新たなユートピアを作ろうとしたラスボス、サノスの野望は潰えて、平和が戻ったかにみえた現代世界。ところがそこに、人類の新たな脅威として、デヴィアンツが立ちはだかります。彼らはじつは、紀元前5000年のメソポタミアの時代か…
最近、ベネディクト・カンバーバッチ出演の映画公開が目白押し。ヲタクの内部でも『シャーロック』以来の、かなり強力な「ベネさま熱」が再燃しつつある昨今ですが、驚きなのは、どれもが重要で、且つ物凄くエネルギーを消耗するような役どころであること。…
黄金町のミニシアター「ジャック&べティ横濱」で『ライトハウス』観賞。つい昨日までレイトだったけど、今日から朝イチの回に変わったので早速行って参りました朝の黄金町は夜の貌とうって変わって一種の廃墟感が漂い、「ツワモノどもが夢の跡…」とか呟きな…
Netflixの新作スリラー『ヒヤシンスの血』(ポーランド)。北欧サスペンスと同様、東欧サスペンスもまた、ただただ謎解きをマニアックに楽しむよりは、その底に、社会的な諸問題や、歴史の暗部を摘発する意図がある場合が多い。この映画も、同じNetflixのサス…
新しくオープンした横浜の駅ビル、「JR横浜タワー」。その8~10Fを占めるシネコン、Tジョイ横浜でドルビー・アトモス(立体音響)版『DUNE/デューン 砂の惑星』観賞。 横浜界隈の映画館って、駅から離れた場所にあることが多いので、映画が見たくなる悪天…
遅いぜ~~、ジェームズ・ボンド❗いつまで待たせんだよ(笑)……というわけで、ほぼ1年遅れで公開の007。 ダニエル・クレイグがボンドを演じるのもこれが最後、というのは公開前から周知の事実だったから、映画もこういうラストになるだろうな…とは想像してた…
『The Killing/キリング』、『ザ・ブリッジ』に引き続き、北欧ミステリードラマの骨太な名作が誕生しました❗いやー、スリリングで面白かった❗謎解きもガッツリ王道で、納得のいく結末だし (見終わってすぐブログを書いているので、やや興奮ぎみです、念のた…
2019年に配信開始された時点で、Netflix史上最高の週末成績を達成したというミステリーコメディ『マーダーミステリー』を観賞。ロッテントマト等では必ずしも評価が高くはなかったようですが…。 確実に面白いです❗ 和洋問わず、コメディって、「重厚な大作」…
時は1960年代前半。旧ソ連のフルシチョフ第一書記は、米国の喉元とも言えるキューバに秘密の核ミサイル基地建設に着手、核兵器による第三次世界大戦の危機が一気に高まりました。それを阻止するため、ソ連の核ミサイルの機密情報を米国側に流すという前代未…
主演のケイト・ウィンスレット をはじめとして、本年度エミー賞で16部門ノミネート、辛口批評サイト「ロッテン・トマト」では満足度94%の高評価を獲得、アメリカの「HBO Max」では、最終話が配信されると歴代最高視聴率を記録したという超話題のサスペンスド…
(London from Pixabay) なんでこう、英国の俳優が好きなのか❓じぶん古くはピーター・オトゥール(『アラビアのロレンス』)やゲイリー・オールドマン(『レオン』『裏切りのサーカス』)、ベネディクト・カンバーバッチ、エディ・レドメイン、現在熱烈推しのジャ…
(From Pixabay) 映画や音楽、舞台を観た後、自由奔放に、マイナーな感想を呟いているだけの当ブログ。そんな中で、掲載後最も多くの方々が読んで下さっているのが、ちょうど2年前に書きました「夏の夜におススメ~ゴシックホラー3選」という記事。なぜなら…
(サットン・フーの出土品が展示されている大英博物館…From Pixabay) 1930年代後半まで、イギリス最古の遺跡は、遥か北方からやって来てイングランドを征服したヴァイキングのもの…と信じられていたのですが、1940年代、第二次世界大戦前夜にサフォーク州で発…
(フレイザー家が暮らすニューヨークのマンハッタン) 臨床心理士のグレイス(ニコール・キッドマン)はニューヨークの豪奢なアパートメントで、高名な小児科医の夫ジョナサン(ヒュー・グラント)と名門私立校に通う息子ヘンリー(ノア・ジュプ)とともに、人…
(世界を股にかけるワイスピ。舞台のひとつとなるエディンバラ(スコットランド)の街) 待望の『ワイスピ』最新作(No.9)、日本公開~❗ レティ役のミシェル・ロドリゲスが、「ワイスピで女優はほんの添え物。セリフも出演場面も少ない。製作陣はもっと女優たち…
リスベット・サランデル(北欧ミステリー『ドラゴンタトゥーの女』)やハーレイ・クイン(DCコミックス、映画『スーサイド・スクワッド』ジョーカーの元カノ)、サイコなニックス(映画『ガンズ・アキンボ』)も形なしの、ぶっ飛んだダークヒロイン、爆・誕❗ クラ…
これは実話に基づく物語。 1966年、ベトナム戦争における救出作戦。米国空軍の落下傘救助隊の医療兵だったウィリアム・H・ピッツェンバーガーは、激戦の最前線で60人以上の兵士たちを献身的に救った末、自らは若い命を散らしました。この功績を称え、戦後、…
(エリザベス女王お気に入りの夏の離宮バルモラル城(スコットランド)…Pixabay) 開催までに本当にいろいろなことがあった東京オリンピック。様々な理由で辞任騒ぎも続きました。それに関する意見の中に、「日本では世界の現代史の授業がなおざりにされている。…
なんだかあんまり楽しい話題がなくって、気がクサクサしてる昨日今日(せっかくの連休だっていうのに…)そんな時、映画館で萌えたダニエル・ラドクリフの『ガンズ・アキンボ』がWOWWOWシネマで放映~✨✨ぱちぱちぱち ご存知ハリポタで一世を風靡したラドクリフ…
(家のリノベした時、大半の書籍やCD整理したんですが、なぜかいまだに持ってたニルヴァーナのアルバム"Never Mind"。ハマってた当時は、ニルヴァーナのヴォーカル、カート・コバーンの、シュールで出口のない絶望的な歌詞と、まとわりつくような歌声に中毒に…
(映画『クラッシュ』の舞台となるカナダ・トロントのハイウェイ…Pixabay) カンヌ映画祭で賛否両論、観る側の気持ちもざわつかせる問題作が、WOWWOWで7月に続々と放映されます。 まずは『クラッシュ』(1996) R15 7/8(木)22:45~ WOWWOWシネマ 同名の作品(2…
(エリザベスの母である王太后がこよなく愛したスコットランド…Pixabay) 若くして女王に就いたエリザベス二世(クレア・フォイ)。毎日首相の訪問を受け、国内外との政治家との意見交換も度重なる中で、文学、科学、数学など一般教養を学ぶ機会がなかった為に、…
(Paris from Pixabay) 一口にミステリー…って言っても、お国柄でこうも違うのかと思うと、ビックリです。ヲタクは基本、北欧や英国、東欧等のミステリードラマを好んで見るのですが、仕事で疲れて帰ってきた後とかは、さすがにどんより垂れ籠めた低い雲や霧…
(Buckingham Palace From Pixabay) 前から気になってはいたけれど、最近やっと見始めたNetflixオリジナルドラマ『ザ・クラウン』。ご存知、グレートブリテン北アイルランド連合王国の現女王、エリザベス2世の物語です。 物語の始まりは、エリザベス女王(クレ…
『ベニスに死す』(1971年) (From Pixabay) 19世紀末(…たぶん)のベニスを訪れた地位も名声もある富裕な老作曲家(ダーク・ボガート)。彼はそこで見かけたポーランド貴族の子息タジオ(ヴィヨルン・アンドレセン)の美しさに一目で心奪われます。老いて、後は醜く…