オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

平成のアラン・ドロン


 「オオカミ少女と黒王子」「リバーズエッジ」で吉沢さんと共演した二階堂ふみさんが、吉沢さんのことをこう評したのは有名な話だけど、考えてみれば…深い❗深いです。

 

  日本人は正統派のイケメン好きだから、アラン・ドロンは日本では凄く人気がありました。でも、フランス人は、こう…なんて言うんだろう、シニカルというか天の邪鬼というか。ちょっと顔立ちは微妙だけど、演技力があって、話術にエスプリが効いて、っていう男性がもてる。トータルなイケメンっていうのかな。今の日本で言ったら菅田将暉アラン・ドロンのフランスでの人気は、日本ほどではなかったように思う。

 

   当時同年代でフランスで爆発的人気だったのは、たしかジャン・ポール・ベルモンド。以前ボクシングをやっていて、パンチをくらって顔が歪んじゃった、っていうヒトです(笑)

 

   だから、出世作太陽がいっぱい」の彼は、爽やかなイケメンなんか演じなかった。金持ちの友人にこき使われる貧乏大学生で、ついにはヨットの上でその友人を殺して、その友人に成りすますという役。真っ青なブルーの眼の殺人者役は、彼が美貌であるからこそ、物凄いインパクトだった。日本で言ったら「若大将シリーズ」や「国民的カレシ」路線にあえて背を向けて、マフィアやサイコパスのような役にも挑戦していった。「あの胸にもう一度」美女を洗脳して破滅に導く悪魔的な大学の教授の役で、あれも怖かったなぁ。年を重ねれば重ねるほど、渋い魅力が増していったよね~。

 

  吉沢さんも、あれだけの美貌。でもそれは両刃の剣。下手をすると、世間の評価がそれだけに集中する恐れもある。クレバーな彼はそのことも充分承知していて、さまざまな役に果敢にチャレンジしているんだと思う。

 

  二階堂ふみがそこまで読んで彼をそう評したのだとしたら…さすが「感性のバケモノ」(by鈴木亮平)

 

  二階堂ふみ、恐るべし❗❗