オタクの迷宮~ 吉沢亮+宮本浩次+chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

夢見る人 (beautiful dreamer)


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  暴力とセックス、自己否定、生と死…胸が痛くなるような場面の続くリバーズエッジですが、私が何度も巻き直して見てしまう場面があります。

 

  それは、吉沢さん演じる同性愛者の山田一郎が、熱烈に憧れているサッカー部の先輩を見つめながら、「僕は、あの人が生きているだけでいいんだ。あの人がいて、僕がいて、あの人を見ることができる。それだけで…」と、自分に言い聞かせるように呟く場面。普段は死んだ魚の目の(笑)山田が、限りなく優しい眼差しをするんですよね。まあでも、どんなに達観しているように見えてもそこは10代の男の子、廊下で女の子とじゃれあう意中の人を見て珍しく動揺し、ゲイのカモフラージュで付き合っている田島カンナ(森川葵)に酷い言葉を投げつけ、それが結末近く、とんでもない悲劇を呼ぶわけですが…。

 

    決して手に入らないとわかっていながらなお、憧憬の対象を見つめ続けずにはいられない山田が切ない😢そこに、階上の教室で森川葵はじめ女子たちが歌う、フォスターの「夢見る人~beautiful dreamer~」が流れてきます。

 

  夢路より かえりて
星の光 仰(あお)げや
さわがしき 真昼の
業(わざ)も今は 終わりぬ
夢見るは 我が君
聴かずや 我が調べを
生活(なりわい)の 憂いは
跡(あと)もなく 消えゆけば
夢路より かえりこよ

 

  30代で貧困のうちに世を去ったアメリカ音楽の父、フォスターが、事故死する数日前に、まるで遺言のように作ったこの曲。

 

  吉沢さん、山田一郎を演じるあなたが最愛の人を遠くで見守りながら呟くセリフ、そして「夢見る人」の歌詞、そっくりそのままあなたに捧げたい。

 

  見ているだけで、私たちに幸せをくれるあなたに。