オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

吉沢亮 as Giver 「復讐の贈与者」

 

    これ、個人的にめちゃ好きなドラマだったんですけど。1話完結で、その最後のオチが、人間の心の深淵をのぞき見するような怖さがあってゾッとする。…なのに、吉沢さんはじめキャストの演技には、まるでコントみたいなスピード感と非日常感があって。グロテスクな場面のはずなのに、不謹慎にも笑っちゃったりして。ブラックユーモア満載の、ぶっ飛んだドラマになってます。深夜に見るからこっちもアタマが鈍ってて、これくらい刺激のあるドラマじゃないとインパクト感じない(笑)吉沢さんのアクションもキレっキレ。義波が使うナイフのシャーッっていう音にシビレます。

 

   始まりと終わりの映像も、めちゃくちゃスタイリッシュ❗音楽(Catastrophe)もカッコいいし。

 

  吉沢さんは、感情が欠落した若く美しい復讐代行業者、義波(ギバー)という役を「演じて」いるわけですが、当の義波も、復讐を遂行するために、さらにさまざまな人間に「なりきる」(女装もアリ😅)…っていう、私たちにしたらオイシイ二重構造になってます。義波は感情が欠落しているので、日頃から人間観察をして、どんな人間にも成り代われるよう訓練しているという設定らしい😀

 

   いわば吉沢さんのらっきょ、もとい❗マトリューシュカ状態😅1枚めくるたび、義波だったり、義波が成り代わっている誰か、だったり…(笑)吉沢亮の、豪華絢爛七変化🎵たまりませんよ、うしし。

 

    義波は過去に深いトラウマを抱えていて、ふとしたきっかけで狂気に走って錯乱状態に陥るんだけど、吉沢さんの苦悶する姿もまた美しくてね😅(⬅️サド💦)

 

  義波(吉沢さん)と、復讐代行の元締、ゴスロリチックなテイカー(森川葵)との関係性も、少々妖しげな雰囲気で😅復讐を命じるたびにテイカーは、感情のない義波に、人間の感情(ほとんどが嫉妬やら欺瞞やらマイナスの感情なんだけど)を教え込む、姉のような、恋人のような存在。テイカーの前では、幼な子に戻る義波。どんなに残酷に相手を切り裂いても、どれだけ返り血を浴びても、瞳が濁らない、魂が汚れない、純粋無垢な義波…。

こういうとこ、吉沢さんは本当に上手い。

 

  吉沢さんと森川葵。そう、「リバーズエッジ」のニセコイコンビです。二人とも演技が上手なので、リバーズエッジのイメージは跡形もなく消えていましたが、途中から重要な役で夏菜が出てきたのには…うーん…まいった😅銀魂の例の「シャクレの概念間違っちゃってる顔(笑)」by 菅田将暉が脳内ぐるぐる回っちゃって…🙍夏菜が出てくる場面だけどうしても感情移入できなかった(笑)

 

  ゲストもクセ者揃いですよぉ。吉村界人(TAMA映画祭で熱烈ハグしてましたね。若手演技派同士、相通ずるものがあるんでしょう)、野間口徹(サバ婚の課長さん=笑)、板尾創路桜井ユキ(下北沢ダイハードでも、共演してましたよね)、黒沢あすか丸山智己…。

 

  原作未読なのでわからないけど、続編、作ってくれないかなぁ。あの終わり方だと、続編もアリな感じがしたけど。

 

ラストシーン、あれだけ手を血で穢してきたはずの義波なのに、神々しいまでのアルカイック・スマイル。あの、彼の、狂気と隣り合わせの、汚れなき瞳にまた会いたい(笑)