ダークな北欧にどっぷりハマる「北欧ミステリー」おすすめ本 | 編集部ブログ | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私は、もっと楽しい
See you in a barの、押見修造さん(ぼくは麻理のなか)との対談で、吉沢さんも押見さんも、「一見キレイに見えるものに隠されている部分をほじくりだすのが好き」といった趣旨の発言をされていたような…。
でもってワタシは、なんの脈絡もなく、一時かなりハマっていた北欧ミステリのことを思い出したのです(⬅️強引❔😅)
北欧三国やアイスランドって、福祉大国とか、国民の幸福指数とか、女性の社会進出、安全性、などで必ず上位に来るじゃありませんか。でも、北欧ミステリを読むと、一見キレイに見える中にも、暗部って必ずあるんだな…という、当たり前の真実に気づかせてくれるんです。世界にユートピアなんてないよ、自分が今いる場所を良くしていくしかないということを。
最初に読んだのが、記事にもありますが、アイスランドの作家、アナールデュル・インドリダソンの「緑衣の女」もう、DVの場面があまりにもリアルで、全編が陰惨、悲惨😢でも不思議と読後感は悪くありません。どんな悲惨な状況でも子供を守り、生き抜こうとする女性の強さに涙します。その後「湿地」「声」「湖の男」と読みました。捜査を担当するエーレンデュル捜査官は、娘の薬物中毒に悩む冴えない中年男。北欧ミステリに登場する捜査官たちに、スーパーヒーローはいません。大抵、自分や家族に問題を抱えています。そんな捜査官たちが、悩みながら、真実を突き止めていくさまが感動を呼びます。
もう少しミステリ性が欲しいなら、ユッシ・エーズラ・オールセンの「特捜部Q」シリーズ。これまた過去のトラウマに悩む捜査官カールが主人公ですが、彼とバディを組む中東出身のアサドがトボケた味を出していて、二人の会話は、陰惨で猟奇的な物語の中でほっとする場面になっています。このシリーズは、3作が本国デンマークで映画化されていていますが、どれも秀作❤️「ドラゴンタトゥーの女」もそうですが、北欧ミステリがハリウッドでリメークされてしまうと、やはり独特の雰囲気がなくなってしまうな…と思うのはワタシだけかしら💦ロケ地とかにもよるのかなぁ。ルーニー・マーラ、頑張ってましたけどね😅やはり「キャロル」の彼女のほうが、しっくりくる。良家のお嬢様だものね、いくら演技力があるとはいえ、ヒロインのリスベット、まるで野良猫みたいな女の子だし💦ダニエル・クレイグもかっこよすぎ。やっぱりジェームス・ボンドでしょ。
お正月は北欧ミステリの未読作、読んでみようかな🎵