昨年のカンヌ映画祭パルムドールを皮切りに、やはりシメはアカデミー賞ですね!「誰も知らない」「そして父になる」「万引き家族」…と、無戸籍の問題を初めとして、家族の絆とは何なのか?果たして血がつながっているというだけで、家族になれるのか、お腹を痛めて産んだ、ということだけで母性は育つのか、果たして真の虐待とは何なのか…❔そこに潜む日本の闇を突き詰めてきた是枝監督。
カンヌで、審査委員長のケイト・ブランシェットが、安藤サクラさんの最後の泣きの場面を評して、「私が今後泣く演技をしたら、安藤さんをお手本にしたと思ってね」と。なんてウィットに富んだ、暖かい褒め言葉なんでしょう!ケイトは、その美しいビジュアルはもちろんのこと、演技(エリザベス、アビエイター、キャロル、あるスキャンダルの覚書…数えきれませんが)、ライフスタイル全てにおいて、世界で最も美しい女性の一人であるとワタシは信じて疑わないので、そのケイトが、日本有数の素晴らしい女優である安藤サクラをそんなふうに讃えてくれたのが、本当に嬉しかったのです😊外国映画賞、期待しましょう!
日本ではだいたいアカデミー賞がノミネートされてから公開される映画が多いので、今の時点では何とも言えないんですけど😅「2018年見てよかった映画」でもちょっと触れましたが、「ブラックパンサー」入ってますね😉いろいろな意味で、画期的な作品でしたね。
主演男優賞、個人的好みでヴィゴ・モーテンセンに😅「ロード・オブ・ザ・リング」彗星のように登場した彼。王位継承者の身分を隠して、流れ者に身をやつしているんですが、ふと見せる王者の気品が素晴らしかった。「危険なメソッド」のフロイト役も好きだったですね。マイケル・ファスベンダーとの演技合戦。あっ、でも「バットマン・ダークナイト」「アメリカンサイコ」のクリスチャン・ベールもノミネートされてるのか。「マシニスト」で痩せ過ぎて死にそうになったり、その後すぐバットマンでムキムキマン…ロバートデ・ニーロか、ゲイリー・オールドマンか、クリスチャン・ベールか。困ったな、選べない(笑)
助演女優賞には、好きな女優さん揃い踏みだわ🎵「LaLaランド」のエマ・ストーン、「ハムナプトラ」シリーズから演技派に転身したレイチェル・ワイズ。昨年、「否定と肯定」という映画で、ホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺)を巡る息詰まる法廷劇で、あるドイツ人研究者の著作を批判しただけなのに、名誉毀損で訴えられてしまう実在の研究者の役を演じてましたね、レイチェル・ワイズ。ダンディ007、ダニエル・クレイグの奥さんです😊あとはエイミー・アダムス。アイルランドを舞台にした「リープイヤー」のコメディエンヌぶりが大好きなんですが。一転して、あのトム・フォードが監督した第2作目「ノクターナルアニマルズ」では、闇深い役を演じてました。
日本ではこれからノミネート作が次々と公開ですね。楽しみすぎる❗