レコチョクでダウンロードした宮本浩次ソロ「冬の花」(フジテレビ「後妻業」主題歌)もちろん1日中ヘビロテですが、You-tubeで見たMVが凄い❗映像ディレクターは、「獣ゆく細道」MVも手がけた児玉裕一。宮本浩次&椎名林檎が、現在の姿と「あらまほしき姿」で、鏡1枚隔てて対峙する…衝撃的でした。下世話な話で恐縮ですが、林檎姐さんの現在のパートナーでいらっしゃいます。
さて、「冬の花」MV。プロローグから第5章までのドラマ仕立て。真っ赤な薔薇の花束が車の後部座席に無造作に置かれています。包みが若干くたっとしております(汗)装いは、いつものN.ハリウッドのスーツ。見るたびに思うんですが、浩次兄さんみたいな細身のシルエットだと、N.ハリウッドのボディコンシャスなスーツが超絶似合いますね。骨太のがっちりした体型だと似合わないんですよね…。プロ意識が強烈な方らしいので、人様に自分を晒す職業である以上、体型の維持は最低ラインだ…と考えているんでしょうね。同世代で、最近代謝の低下を実感している身としては、あの体型の裏にどれだけの努力があるのかな…と思います。
赤い薔薇を携えて、おそらくプロポーズに行ったところが、手酷くフラレてしまった設定なのかな❔ある時は呆然と、ある時は自嘲ぎみに、ある時は狂気めいて…と様々な表情を見せつつ、シャウトの部分を熱唱。演技者としても一流(だとワタシは確信している)浩次兄さんの面目躍如。風力発電用の風車が並ぶ海沿いの道路を真っ直ぐ走る場面は、俯瞰撮影で夢のように美しい。うっとりしていると、突如ジグザグ運転、逆走、道なき道を土煙上げながらカーレースよろしくドリフト…と、やりたい放題(笑)あ、もちろん最後の画面に「私有地内で、安全に考慮して撮影しました」と、但し書きが出ます(汗)
彼女に捧げるはずだったであろう薔薇の深紅の花びらが、まるで血飛沫のように、車の窓から次々と散っていく、耽美的でスタイリッシュな結末。恋の終わり。でも、人生の終わりではない。悲しみと絶望、咆哮の果てに、見えた微かな希望。
一篇の映画のようなMV。個人的に、激しく好みです(笑)