オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

ラインが隠れてる方が想像を掻き立てる by 吉沢亮~秘すれば花


ホットペッパービューティの吉沢さん。新しい髪型と、鮮やかなシャツでいつもと違う美男子ぶり😊少し痩せられましたか❔お顔のラインがシャープになられたような。髪型のせいかしら❔

 

  吉沢さんの発言って、いつもどうしてこうもオタクの想像力を掻き立てるんでしょうか。「女の子の好きな格好は❔」との問いに、「ワンピース❗スカートは長いほうがいい。ラインが隠れてる方が想像力を掻き立てるから」と。いやぁ、このひとことは、スゴイことです❗この美意識はね、能楽の祖・世阿弥に通じるんですよ。いや、大げさでなく。世阿弥が表したお能の理論書に「風姿花伝」というのがあるのですが、その中に、

秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」という一節があります。


   花の美しさは秘する(秘密にする)ことで花になる。秘密にしなければ花にはならない。すべての芸術、美は、観客に秘密にしておくことにより、観客の想像力を掻き立て、新鮮な感動を与えることができるという意味を持ちます。

 

  女の子の服装の好みもね、吉沢さんのライフスタイル全体を表すものであって、きっとそれは彼の演技の姿勢にも相通じるものがあると思うんです😊

 

  能楽の舞台装置はぎりぎりまで簡素にしつらえてあるでしょう❔たとえば、源氏物語に題材をとった「葵の上」。主役は、光源氏よりかなり年上で、恋愛関係になったものの、その年齢差ゆえに源氏に対して激しく嫉妬し、それが高じて生き霊になる六条御息所です。生き霊となった御息所は、出産後伏せっている源氏の正妻葵の上を呪い殺してしまいます。…でも、お能の中では、伏せっている葵の上は、女性の能装束を舞台の前方において表現されているだけ。演者の動きも極限まで抑制されています。

 

  吉沢さんの演技には「余白」「余韻」を感じる…と、以前の記事の中で書きましたが、彼の、こういう美意識もその理由の1つかもしれないなぁ…と思います。髪型も、「決めすぎないこと」と。吉沢さんのインタビューを読んでいつも感じること、それは抑制がきいてる、やり過ぎない、中庸…。今一歩のところで抑制を効かす、こういう美意識、センスって、一朝一夕に身に付くものではありませんね。

 

  確たる美意識の持ち主である吉沢さん。お洋服のセンスも素晴らしいけど、そのライフスタイルもお洒落😊彼は、これからもきっと、その「花」を絶妙に見え隠れさせ、私たちを演技の異世界に連れていってくれるに違いありません。

 
吉沢亮 2019年スペシャルインタビュー | ホットペッパービューティー