こじらせ男子演じたらピカイチ✴️～吉沢亮 in 「銀魂ミツバ篇」

これはですね、吉沢亮さんアーカイブの中でも、ワタシ的にはかな～りリピート率高いかもしれません😊映画の銀魂２作は、吉沢さんご本人もおっしゃっていたように、原作ファンの方の夢を壊さないように、しかもアニメ化もされているので声優さんの話し方も参考にして「形」「型」を大事にして演じたとおっしゃっていますね。あの銀魂2列車の中での神楽との共闘シーン、練習しすぎて殺陣師の方に練習少し休むように言われたらしいし、「舌ペロ」シーンなんて、１番キレイに見える舌出しの角度、研究したって😅…サスガです。このミツバ篇(dtv)は、吉沢さんがもっと自由に、ご自分の「素の部分」もさりげなくクロスオーバーさせて演じてらっしゃるような気がするんですね。ワタシ的には、こじらせ男子をやらせたら当代若手俳優の中ではピカイチだと信じて疑わない「演技者・吉沢亮」を堪能できるという意味で、必見の1作だと思います🎵

まず冒頭。沖田総悟の夢のシーンで始まります。自分が辻斬りになって、次々と沸いて出てくる土方十四郎(柳楽優弥)をバッタバッタと斬り殺していきます😅これ、まんまフロイトの精神分析学「夢判断」で、深いですね～。父親のいない沖田にとって、土方は越えたくても越えられない、憎くて憎くて、だけどこじらせた愛の対象😅父親を乗り越えないと、男の子はホンモノの男になれない。夢にまで出てくるとこみると、沖田くんが潜在意識の中で１番愛してる相手は土方さんらしい(フロイト説による=笑)

沖田たちが真選組結成の為に故郷の武州を離れた後、一人暮らしをしていた沖田の姉のミツバ(北乃きい)が、武器商人との縁談が決まって上京してくるところから話が始まります。

ミツバと沖田の喫茶店シーン。ミツバの前では、ふだんのドSの素顔はどこへやら、超ぶりっ子😲あざとい系男子に変身する沖田😅もー、この場面の吉沢さんが超絶キュート(*≧з≦)そして、それを遠くで見て沖田をおちょくっている山崎と原田に、すきを見てバズーカぶっぱなすドSっぷり。シビレる(笑)

ミツバがこれまた弟を上回るドSで、いつも携帯しているらしいデスソース(ハラペーニョよりずっと辛い❔😅)をかけたパフェを銀ちゃんにムリヤリ食べさせるんですが、その時吉沢さんが「あねうえ～～坂田くんすっごく喜んでるよ～」って言う時の、ハイトーンボイスがツボなのよ～。メイキングNGシーン、通りかかった銀ちゃんを呼び止めるのに、「坂田くん」って言わなきゃいけないのを間違えて「沖田くんじゃないか❗あっ、間違えた、沖田くんってオレだぁ」って叫ぶ吉沢さんも、可愛すぎてもはや犯罪😅

ミツバの婚約者が悪徳商人だと知って摘発に行こうとする土方を、「あねうえはもう余命いくばくもない、せめて人並みのシアワセを味あわせてやりてぇ。婚約者を捕まえるのはもう少し待ってほしい」と、涙ぐみながら竹刀稽古で止めようとする沖田。この道場での二人、竹刀であるとはいえ、男の子同士のタイマン張った真剣勝負❗吉沢さんの、９年間１日も休まず稽古に通った剣道男子、ムダじゃなかったんですねぇ✨但し、(専門的なことはわからないんですけど)ワタシみたいなシロートから見ても、どーも柳楽くんより吉沢さんのほうが強そうに見えるのがタマにキズ😅(劇中では、沖田が土方にコテンパンにヤられちゃうんだけどね)

もう１シーン、「オレはあんたたちとは違う。オレはそんなにキレイじゃねぇ。いつも壁があるのを感じてる」って叫んで、近藤勲(中村勘九郎)にブッ飛ばされる場面☝️こういう屈折した、怒りと哀しみがない交ぜになったような表情はもう、吉沢さんの独壇場ですね😊

ミツバは最後には入院中のベッドの上で、沖田に手を握られながら息を引き取るんですが😢ミツバのセリフ「あなたたちの背中を見ているのが好きだった。ふてぶてしくて不器用でぶっきらぼうで、でも優しくて、あなたたちみたいな人たちと出会えて幸せだった」が泣かせます😢あーもしかしたらミツバは、土方が好きというよりもきっと、本当だったら男に生まれ変わって、沖田や土方たちと共に大義の為に戦いたかったのかもしれないなぁ…と思いましたね。ニブチンの男どもは、「せめて人並みの、女としてのシアワセを…」とか、見当チガイの愛で突っぱしってるんだけどさ😅

最後の病室のシーン、沖田は一言のセリフもなく、吉沢さんはいとおしさも悲しみも悔しさも、その溢れるような想いを、ただただその深い眼差しだけで語ってくれます。

全編通して見ても50分足らずの短編なんですが、無駄なところが１つもない(ギャグの部分も戸塚純貴くん扮する山崎退大活躍で、面白い❗銀ちゃんや近藤さんも出番控えめながら、ツボをピシッとしめてくれて◎)名作です❤️

けっこう中毒性あるので、リピートして見ちゃうと思いますよ😉