オタクの迷宮~ 吉沢亮+宮本浩次+chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

これは完璧にコメディです😅クリスチャン・ベール「バイス」

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 TOHOシネマズで「バイス」初日❗

あの2001年9月11日、世界貿易センターに飛行機で体当たりした史上最悪の同時多発テロ事件。政府の中枢が驚きと不安と恐怖で右往左往している中、一人の男だけがそれを千載一遇のチャンスだと考えていた。それをきっかけに、イラク核兵器が存在すると主張し、いわゆる「イラク戦争」を引き起こした張本人とされる、ディック・チェイニー副大統領。ブッシュ大統領の黒幕と言われた男。

 

  これ、大真面目な実録政治ドラマだと思って映画館に足を運ぶと、足をすくわれます(笑)まずもって最初に、「これは事実に基づいた物語。まあ、だいたいのところは。チェイニー副大統領は物凄く秘密主義だったんで…」ってクレジットが入ります。おいー、そんなフマジメなことでいいんかいっ❗って怒り出す人もいるかもね😅

 

  ワタシの個人的見解を言わせてもらえば、これはチェイニーさんをダシにした、アメリカの政治風刺のブラック・コメディのような気がします。ブッシュ・ジュニアもどーしよーもないドラ息子に描かれてるし😅 演じるのは、サム・ロックウェル。そう、一昨年のアカデミー賞レースのダークホース「スリービルボード」の、あのマザコン暴力警官です😅この人は本当に演技が巧いですねぇ。

 

  チェイニーさんは、名門イェール大学に入ったものの、ギャンブルとお酒で身を持ち崩し退学、イェールをちゃんと卒業した優秀でコワイ奥さん(エイミー・アダムス)に「これ以上バカなことしたら、どうなるかわかってんだろうね」と脅されて一念発起、政治家を目指しますが、演説がヘタで、持病の心臓病が悪化して入院している間に奥さんが代理で選挙遊説をしたお陰でやっと当選するようなダメダメくん😅当時は女性の政界進出なんてとんでもないことだったので、奥さんはチェイニーさんに自分の夢と野望を託すのです。「私にはあなたが必要なの」ってそういう意味だったのか…(汗)この夫婦、そう「アメリカンハッスル」詐欺師とケバい愛人のコンビ❗あの時もベールさん、太鼓腹に、うすーくなった髪の毛を常に撫でつけていて、髪の毛が乱れるとキレる男っていう設定でした(汗)

 

チェイニーさん、無口で冗談が通じず、イエスマンだけがとりえ。しかしなぜか、当時の国防長官ラムズフェルドにいたく気に入られて、どんどん上り詰めていくのですが…。

 

  勝てば官軍、負ければ地獄。大統領から下っぱの事務官に至るまで総入れ替えというシステム、大統領の権限の巨大さが、一歩間違えばとんでもない事態を引き起こす怖さ。くすくす笑ってるうちにゾッとします。

 

  役の度に伸びたり縮んだりのクリスチャン・ベール、今回は20キロ増量とか。今回の役作りの為にチャーチルを演じてアカデミー主演男優賞のゲイリー・オールドマンに相談したら「1キロも増やしてないよーん」って言われてのけ反ったとか。あのお腹はハリボテだったのね、ゲイリー😊そりゃ、そうだわ、ゲイリーもおん年60才、そんなムリしたら体こわしちゃう。俳優は体が資本、有給休暇なんてないんだから。クリスチャン・ベール、まだ45才の若さだからいいのかもしれないけど、あんまりムリしないでね。しかし彼もイケメンわざわざ封印するのが好きなのかなぁ。下段の写真は、左が「アメリカンサイコ」右が「バットマン」勿体ないなぁ、これだけのビジュアルなのに。

 

  最後に、この映画を見たグループの光景が映し出され、「くさい、くさいぞ❗臭うと思ったらリベラルくさい」「うるさいあの赤ら顔を応援してるのか(⬅️誰のことだかわかりますよね😅)」「だまれ、クリントンびいき❗」って大ゲンカが始まりますが、まあ、明らかに民主党支持、反トランプであろう監督の自虐的ユーモア(もしくはいいわけ❔=笑)でしょう。

 

  たけしの「TVタックル」見るような感じで気軽に見るといいと思います😅