オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

「キングダム」松橋プロデューサーに英国式「賭け」を見た


次代007ジェームズ・ボンド役のブックメーカーのオッズ、今までトム・ヒドルストン人気がダントツだったのが、なんと❗キリアン・マーフィーが1/3でオッズ急浮上、というニュースがEsquire紙に掲載されてました。  「ピーキーブラインダーズ」ファンのワタシとしては願ったり叶ったりですが、それにしても、ロイヤルベビーの性別から名前から007からみーんな賭けの対象にしてしまう英国人のギャンブル好きには呆れるばかりです😅

 

  フリーランスで翻訳をしていた頃、英国や香港、米国、ドバイ等海外の競馬ニュースの翻訳を請負っていた時期がありました。それまで競馬っていうと、オジサンたちが耳にエンピツ挟んで、負け馬券が風に舞ってる荒んだマイナスの先入観しかなくて😅でも翻訳を続けていくうちに、競馬って出場馬の遡る血統の研究とか、祖先の代々の戦歴、市場調査、時には馬特有の病気…etc.という綿密な事前リサーチの裏打ちがないと、なかなか勝てないシロモノだってことがわかってきました。ギャンブルに勝つにはまず、ちゃんとした戦略が必要なんだって。…まあそう言いながらも、最後の最後でギリギリ勝敗を決定するのは「運」なんですけど😅それが「賭け」の「賭け」たる所以です。

 

  大英帝国の基礎を作り上げたのはご存じの通りエリザベス1世ですが、彼女の生涯を見ても、外交面でも一見「ギャンブル」と「ハッタリ」の連続😅しかしその裏には未来を見通す鋭い慧眼と、時には優柔不断とも見える慎重な判断、キャプテン・ドレークらに海賊行為を働かせて財政確保したり、カトリック教徒のアイルランド人を大量虐殺する暗黒面も。しかし大英帝国の一歩となった、アルマダでのスペインの無敵艦隊撃破は、明らかに人智を越えたギャンブルに勝っているわけです。

 

  英国人のギャンブル好き、日本と同じ小さな島国でありながら、一時は7つの海を制覇し、世界に君臨した大英帝国のチャレンジ精神を懐かしむ気持ちが根底にあるのでは…と思うのは深読みしすぎでしょうか😅

 

  日経トレンディを読むと、松橋プロデューサーの、夢に向けて綿密な、ありとあらゆる手段を講じ、「機が熟した」となれば一気呵成に勝負に出る、優れたギャンブラーの素質をお持ちのようでございます😊

 

  映画を製作する時は綿密なマーケットリサーチを行う。でも、結果はその時のもの…と。本当にそうです。製作準備中にどんな不測の事態が起きるか、誰にもわからない。「それでも映画完成の3年後に向けてボルテージを最高潮に仕掛けていくのが僕の仕事」と言い切っておられました。

 

  昨日の「キングダム」盛況ぶりを目の当たりにしますと、プロデューサーの1つの夢が周囲の人々を巻き込み、それが実現するさま、「キングダム」のテーマじゃないですが、夢の実現の為に、考え得る限りの準備をし、その上で、ここぞという時に「賭け」に出る、それが見事に結実したんだな…と思いました。

 

  松橋プロデューサーの経験談、学校で、企業で、家庭内でも参考にできるものだと思いました😊そしたら、みんな、今よりもっと元気になれるはず(笑)