(Photo of Edinburgh castle from Pixabay)
『ふたりの女王』の昨年のロンドンプレミアは私の中で神回と呼んでる pic.twitter.com/cVAbkXDB5G
— ニニコ (@225_nini) 2019年7月23日
横浜黄金町の「ジャック&べティ」で「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」をリピ😊この映画館はジャックとべティ、2つの会場に分かれていて、別々の作品を同時に上映します。ジャクロくんファンのワタシ、(ジャックで見たい💕)なんて思ってたけど、会場はべティでした。主役は「ふたりの女王」だものね。(⬅️ヲタクは些細なことにこだわる😅)
メアリー女王の2番目の夫、ダーンリー卿ヘンリー・スチュアート、初回観た時はジャクロくんの「資料読めば読むほどゲス野郎で、ブッ飛ばしたくなった」発言で、色眼鏡で見ていたんだけど、今回じっくり見てみると…なんか…カワイく思えてきた(汗)史実のダーンリー卿はどうだか知らないけど、少なくとも映画の中のヘンリーはそんな野心家には見えないなぁ。お父さんはじめ、周囲の大人たちに利用されちゃっただけで。まあ、男性の見方とは大分違ってきちゃうのは仕方ない(笑)こっちはどうもね、母性で見ちゃうから😅
初登場からして、どっかの議員みたいに公の場でKY失言やらかして、お父さんのレノックス伯(BBCのドラマ「ダウントンアビー」でわけあり執事を演じてたブレンダン・コイルさん)からほっぺた殴られるシーン。ヘンリーは男色家で、お父さんから「お前はソドミーだ❗罪深いヤツだ」って罵倒されて、とたんに萎縮してメアリーを陥れる為の陰謀の片棒を担ぐハメになります。ソドミーは旧約聖書に登場する悪徳の街ソドムが語源。ソドムでは男色が蔓延して、怒った神が火で焼き滅ぼしたと言われています。なので、ソドミーだと詰られるのは、当時は人格を否定されたのと同じ事。イギリスでは近年まで同性愛は犯罪と見なされていました。(ナチの暗号「エニグマ」を解読した実在の天才数学者アラン・チューリンをベネディクト・カンバーバッチが演じた映画「イミテーションゲーム」の中で、チューリンが同性愛者として逮捕され、精神を病んでいく場面は印象的でしたね)
国王の王冠が欲しかったのも、よくよく考えると、単にメアリーやお父さんから認めて欲しかっただけなのかなぁ…と。ジャクロくんも、「ゲス野郎」って言う割には、プライドばかり高くて、情けないかまってちゃんの演技が細かい、細かい。メアリーに愛想をつかされ、今度は卑屈から自暴自棄にぶっ飛んで「オレは単なる種馬か❗❔」なんて叫ぶとこなんかも😅もう、見ているこっちがツラくなってくる。反乱軍を迎え撃つ時も、先陣切って飛び出すメアリーの後ろで、動じていないふうを装いながら、じつは腰が微妙に引けてるとこなんてもう、情けない。ジャクロくんが巧すぎる(笑)
メアリーという、絶世の美女でありながら豪胆で誇り高く、優しさも併せ持つ非凡な女性の夫になってしまった、気が弱いフツーの男の悲劇って感じ。シアーシャの、愛はとっくに冷めてるんだけど、そういうダメ男を捨てきれない憐れみの眼差しと相まって、ジャクロくんの演技、素晴らしかったです❗
MQS at Edinburgh Castle with the Boss. #MaryQueenOfScots pic.twitter.com/mGBdmigzfg
— Jack Lowden (@JALowden) 2019年1月16日
See the “EPIC” #MaryQueenOfScots. (Indiewire).
— Mary Queen of Scots (@MaryQueenMovie) 2019年2月13日
On Digital 2/19
On Blu-ray 2/26https://t.co/3nfwgSNTZ4 pic.twitter.com/FDDxLkF1Lg
🌟 「二人の女王~メアリーとエリザベス」
横浜黄金町ジャック&べティにて。
~5/31(金)13:05~15:10
6/1(土)~6/8(土)9:30~11:35