オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

「イングランド・イズ・マイン」トリビア🎵

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 (上の写真は映画のシーンではなく、無料画像サイトPixabayの、マンチェスターのギグの写真です)

横浜黄金町シネマ、ジャック&べティで「イングランド・イズ・マイン~モリッシーはじまりの物語」をリピート🎵映画の内容については、前回の記事で書きましたので、今日は映画の中に散りばめられている小ネタを。モリッシーに関わる音楽のトリビアは、いろいろな所で話題にされているので、ワタシは映画or文学について少々😅

 

  まず、マーク・ギル監督もインタビューでおっしゃってましたが、イギリスのマンチェスターってモロ父権社会、「マッチョ文化」が盛んだったらしく😅映画のスティーブン青年みたいに女の子とシェイクスピアディケンズを語り合い、肌身離さずノートを持ち歩いて文字を書き連ねているなんて言語道断❗なわけです(笑)映画の冒頭の場面、友達の女の子と連れ立って歩くモリッシーに、男の子たちが「オカマ❗」って叫んでますし、モリッシーのお父さんもなかなか働こうとしないモリッシーをエイリアンみたいに眺めてましたっけ😅

 

  彼が崇拝している人々の肖像画や写真が、彼の部屋に所狭しと貼られているのですが、まずはマリアンヌ・フェイスフル。歌手デビューのほうが先みたいですが、ワタシが彼女を初めて観たのは、アラン・ドロンと共演した「あの胸にもう一度」夫がありながら、アラン・ドロン扮する大学教授の、冷酷で悪魔的な魅力に取りつかれ、裸の上に黒い革のライダースーツを着てオートバイを走らせて会いに行くわけ😅深夜のTV放送で見たんだけど、アラン・ドロンが彼女のジッパーをゆっくり下ろしていくシーン、受験生には刺激が強すぎたっす。いや、あの、中身は見せないんですよ(笑)でもね、マリアンヌの恍惚とした表情とか、アラン・ドロンの冷徹な感じが相まって想像力をかきたてるわけ😅あっ、そういえば彼女、マゾヒズムの元祖、ザッヘル・マゾッホの末裔らしいです。毛皮ならぬ革を着たヴィーナスってか(笑)

 

  あとはデヴィット・ボウイの写真もありましたよね。グラムロックから出発した美しすぎるカリスマミュージシャンとして超有名ですが、映画俳優としても独特の魅力を発揮してます。「地球に落ちて来た男」まさに彼の歌そのもののスターマン❗その美貌の最盛期に、大島渚監督の戦争ブロマンスもの(笑)「戦場のメリークリスマス坂本龍一と日英美男子対決、見応えがありました😊「バスキア」のアンディ・ウォーホール役、「プレステージ」の謎の科学者など、出演の時間は短いんですが、インパクトは強烈です。

 

  ボウイやマリアンヌの写真は映画の中でモリッシーが人生に絶望した場面でビリビリに破かれちゃうんですが(汗)彼が立ち直った後、小綺麗に整頓された部屋になぜか飾ってあるのがオスカー・ワイルド肖像画。全集も持ってましたよね。モリッシーってその歌詞の過激さから、とかく「怒れる若者の代表」「反体制」みたいに言われがちだけど、趣味から見ると、純粋に美を崇拝する芸術家肌の文学青年のように思えるなぁ。ブロンテ姉妹の詩集も愛読書だし(=笑  姉のシャーロット・ブロンテは「ジェーン・エア」、妹のエミリ・ブロンテは「嵐が丘」の作者。2作とも、ワタシは密かに「イギリス文学史上最高のシルエットロマンス」と呼んでいます😅)

 

  マーク・ギル監督がフィルムノワール的な画面を追求したと言うだけあって、モノクロ映画と勘違いしそうな位色調を極度に抑えた感じがスタイリッシュです❤️

 

  あー、しかしジャクロくんの歌声はいつ聴いてもセクシーすぎる😍あの歌声でヴォーカルとして採用されなかった設定、どう考えてもリアルに欠ける(笑)