オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

池松壮亮くんが5回泣いた❗ ~「シークレットスーパースター」


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 (From Pixabay)

「夢を見ることは人間の本能だよ」

「眠りについて、眠りから覚めて、夢が見れなかったらどこに生きる意味があるの❔」

「世の中には夢を見ることすら許されない人がいる」

  ヒロインの少女インシア(ザイラー・ワシーム)が折りに触れて呟く言葉ですが、インシアとお母さんを取り巻く環境は、ともすればその言葉すらも空虚に思えてしまうほど苛酷です😿カレーの味が薄いと言ってはお父さんに殴られ、時には骨折したこともあるお母さん。教育を受けたこともなく文盲のお母さんは、黙って人生をやり過ごしていくしかない。それでも娘の夢の為に、嫁入り道具の首飾りをこっそり売ってパソコンを買ってあげるお母さんの愛。娘はそんな虐げられた小さな世界から羽ばたこうと、身元を隠して自分の歌をSNSに載せますが…。

 

  夢の実現に向かって一歩一歩力強く歩む娘の姿は、実は夢を見ることも知らなかったお母さんの、母として、妻として、いや女性としての覚醒の物語でもあります。前作「ダンガル、きっと強くなる」で、アーミル扮する元レスラーのガンコオヤジに朝っぱらから泥だらけでシゴかれたり、いのちの黒髪バッサリ切られたり、さんざんだったザイラーちゃん、今回は美しい歌声も披露、とっても女の子らしい役ですが、今作で引退を発表、残念です😿繊細な演技、身体能力の高さ、第2のシュリデヴィになれたのに…。今作を見たりすると、インドでたとえば結婚すること、女優を続けることの両立は難しいのかな…なんて、勘ぐっちゃいますけどね😅あのシュリデヴィも、結婚してからお子さん方が自立するまで半引退状態でしたからね…。

 

  さて、話は戻って😅年に1本のペースで、名作を世に送り続けているアーミル・カーン・プロダクション。彼のプロデュース作の何が素晴らしいかって、明確で深い社会的なメッセージを持ちながら、常に、「誰が見ても理解できる、笑いあり、涙あり、歌あり、踊りありの一大エンターテイメント、まさしくボリウッド超大作」になっているところ❗アーミルの術策にハマって、こっちは笑ったり泣いたりしながら、帰り道の電車の中ではいろいろ深く考えちゃうところですかね😅

 

  これまである時は大学生(すでに40過ぎのオジサンだったのに❗)、マッパの宇宙人、筋肉モリモリの頑固オヤジ…とさまざまな役をこなしてきたアーミルですが、今回はちょっと引いて、狂言回し的な、でもきっと彼にしかできない、テキトーでトホホな芸能プロデューサー役。ヒロインのザイラーちゃんに顔しかめながら「…キモい」って吐き捨てるように言われちゃってます(笑)たしかに…キモいんですね、体のくねらせ方とか、歌いかたとか、しゃべり方とか(ほぼ、ぜんぶ❔😅)しっかし、そこはアーミル、最後の最後にカマしてくれます❗そのサービス精神に大笑い🤣、そして大拍手👏👏終わっても、マーベル映画なみに席は立たないでね、ってヤツです😊

 

  作品の公式HPに、池松壮亮くんが映画の感想を寄せています。そう言えば映画「宮本から君へ」も来月公開。アーミル・カーンに負けない熱い演技、期待してますよ❗

 

  アーミル・カーンといい、池松くんといい、「宮本から君へ」主題歌を唄う宮本浩次さんといい、熱いオトコたちの熱い夏だ❗❗