客席が回転し、次々と場面転換していく疾走感❗IHIステージアラウンド東京は、噂に違わず、素晴らしかった❗たった3日間の物語だから場面転換が駆け足なんだけど、劇場自体も駆け足してる(笑)素晴らしい舞台装置、映像も素晴らしく、相乗効果を上げていました😃
「ウェストサイドストーリー」世界中でどのくらい上演されたかわからない、不朽の名作中の名作(最後の映像に、上演の年と都市名が次々と映し出されます)ストーリーのベースになっているのはシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」ですが、舞台は1960年代のニューヨーク、ダウンタウン。原作の対立する貴族の名家、モンタギューとキャピュレットは、そのまま白人移民(ポーランドその他)と、プエルトリコからの有色人種移民の不良少年グループの抗争に置き換えられています。
半世紀前に書かれたミュージカルなのにちっとも古くない、むしろ今、ヘイトクライム問題をはじめとして世界が抱えている問題がそのまま反映されているように感じるのはどうしたことでしょう。警察官の、プエルトリコの若者たちに向ける明らかな侮蔑と差別。その受け手は、鬱屈した怒りと憎しみを醸成していき、「負のループ」は留まることを知らない😭
兄を、恋人を殺され、「兄さんを、愛する人を殺したのは武器じゃない、みんなの憎しみよ❗私だってこのピストルが撃てるわ。なぜなら、初めて人を憎むことを知ったから」と叫ぶヒロイン、マリアの慟哭が胸に刺さります。
まるでオペラのアリアのような「トゥナイト」「マリア」の絶唱。ダンスパーティや「アメリカ」「クール」のダンスは今見てもちっとも色褪せていません❗実は舞台でこのミュージカルを観るのは2度めなんですが、
気になっていることがひとつ😅
「拝啓クラプキ巡査殿」と「クール」が、ロバート・ワイズ監督の映画版とは順番が逆になってるんですよね。映画では「クラプキ」をリフ(ジェット団リーダー)が歌うから、リフのキャラ設定が明るくコミカルで、怒りをいつも抑圧してる感じのベルナルド(シャーク団リーダー)と好対照でそれぞれキャラが際立ってます。その代わり、リフの死後、精神的に追い詰められたジェット団員たちを冷静にさせるため、副団長のアイスが「クール」を唄う。ワタシ的には映画の流れのほうが自然だけどなー。なぜだろ(-ω- ?)誰かお詳しい方、教えて下さいな。あのスピルバーグがリメイクするらしいけど、演出の流れはワイズ監督を踏襲してほしいなぁ(⬅オタクのワガママ😅)
今日は著名な方々が大勢見えてました💕東儀秀樹さんがイケメンの息子さんと。仲睦まじいデーヴ・スペクターご夫妻。ワタシの席、出入口のすぐ脇だったので間近で見れちゃいました😉草苅民代さんは、お顔ちっちゃーい、手足ながーい。しっかし、何といっても、開演間際に入ってらした叶美香様❗白い谷間にオレンジ色のお召し物が眩しすぎますーーっ、目が瞑れるかと思いました😅にこやかにお手振りして下さり、感激🎵他にもまだいらしてたみたいです😃
今、この時代だからこそ、多くの人に(特に若い方たちに)ぜひ観ていただきたい🙏舞台が無理なら、ぜひ動画配信で映画版を❗
【#ミュージカル】【#映画】
— 【公式】JTBルックアメリカンツアー (@looktour) 2019年8月21日
「ウェストサイドストーリー」が今年12月にはブロードウェイに戻ってくるそうです!また、2020年12月にはスピルバーグ監督の映画「ウェストサイドストーリー」が公開予定。現在、NJ州ニューアークやパターソンで撮影中!https://t.co/VV8qzMpZX3