オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

現代に蘇る「白鳥の湖」~真飛聖TSも😊

 

  渋谷文化村オーチャードホールで、ドイツのデュッセルドルフに本拠地を置くバレエ団「バレエ・アム・ライン」(ライン川のほとりのバレエ団とでも言うのでしょうか❓)海外での公演は初❗という「白鳥の湖」。

 

  まずはあの古典的名作「白鳥の湖」に、あらゆる点において新しい息を吹き込んだ(まさにインスパイア)芸術監督・演出のシュレップァー氏、その大いなるチャレンジ精神に拍手👏です❗今回、チャイコフスキーのバレエ組曲の演奏は、近来採用されている荘厳かつゆったりとしたものではなく、もっとエネルギッシュな、原点回帰したものだそう。小澤征爾の演奏を聴いて、シュレップァー氏はインスピレーションを得たそうで、海外初演地として日本を選んで下さったのも、そんなご縁からなのでしょうか。

 

  古典バレエは完成された様式美。人間の感情も、予め設定された約束ごとで表現しますが、「白鳥の湖」は、演者が溢れんばかりの喜怒哀楽を、私たち観客にぶつけてきます。そういう意味では、演劇とバレエのボーダーを取り払った芸術とでも言えばいいのかな❓

 

  これは遠い時代のおとぎ話ではない、親子の軋轢、精神と肉体が二律背反する哀しみ、愛と裏切り…現代に生きる私たちのリアルタイムの物語なのです。ロットバルトが、オデットの義母(⬅️今回はこの方がいちばんの悪役なんですね~😅)にアゴで使われる小者感満載の手下だったり、王子と友人の男同士のパドゥドゥがあったり、なにげにコンテンポラリーでございます。

 

  初めはさすがに(ここってホントは四人の白鳥の踊りだよな…)なんて雑念❓が出てきちゃうんですが、次第にシュレップァー氏の作り出す渦の中に巻き込まれていきます。オデットになりすましたオディールに、王子は偽りの恋に堕ちるわけですけれども、女性の肉体を武器に誘惑を仕掛けるオディールに、王子はうすうす別人と疑いながらも、誘惑に抗えず引き摺られていきます。女性の踊り手も、身体つきが古典作品のバレリーナと違い、ひじょうに女らしくセクシーなんで😅ムリもないよなーって気持ちになっちゃう(笑)…なので、当然結末も、「やっぱり愛は強かった❗めでたし、めでたし」とはなりません😢そのへん、やっぱりリアルです。

 

  上演後、今回の公演のアンバサダー、真飛聖さんとシュレップァー氏のトークショウ🎵幼少の頃からバレエを習っていたという真飛さん、立ち姿も美しく声もよく通り、最適なアンバサダー❗公演はあと本日これから18:30のオーチャードホール、兵庫を残すのみだそうですが、兵庫ではプレトークを担当されるそう。お近くの方はぜひ💕