オタクの迷宮

海外記事を元ネタにエンタメ情報を発信したり、映画・舞台・ライブの感想、推し活のつれづれなどを呟く気ままなブログ。

スコットランドの旗~ジャクロくんニュース

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(from Pixabay)

   ジャクロくん、ご両親と共にイギリスからのスコットランド独立を求めるデモ行進に参加した模様。彼が英国アカデミー賞スコットランドを受賞した時もそうなんですけど、ツイッターの書き込みも最近スコティッシュスラングが増えてきて、解りづらいよー(笑)

Marched for wur country’s independence today with ma Maw & Daw.

ってジャクロくんの書き込み、wurは「我々の」Maw& Dawは「パパとママ」で、まだ

なんとか類推できるけどさ…これ以上増えると、われわれ日本人にはわからないよね😅

 

  有名なイギリスの国旗ユニオンジャック。3つの国(イングランドスコットランドアイルランド)の国旗を組み合わせたもので、元来スコットランド独自の国旗は上に掲載した🙄ブルーホワイト。折しも、昨日サモアに快勝した日本チームの次の相手はスコットランド❗ううむ、対アイルランド戦に続いて複雑な気持ち(笑)スコットランドもどちらかというと体格のハンデを技で補う同じようなタイプなので、どちらにしても良い試合が期待できそうですね。

 

  映画「ふたりの女王~メアリーとエリザベス」でも描かれていたように、様々な要因から対立と抗争を繰り返してきたイングランドスコットランド。「グレートブリテン北アイルランド連合王国(南アイルランドは独立して共和国制に)」(イギリスの正式名称)の一員になってからも独立問題は燻り続け、1997年スコットランド出身のブレア首相のもとで独自の議会(ホールリード)設置が許可されました。

 

  2014年スコットランドで独立に対する住民投票が行われ、著名人の間でも議論白熱しました(賛成派にはショーン・コネリーら、反対派にはホーキング博士など)が、結果的に反対派が優勢となり一旦終結。ところがご存知のように、ウェストミンスター(英国議会)がEU離脱を決定、EU残留を求めるスコットランド議会はそれに真っ向から反対してまたぞろ独立問題が再燃している…というわけ。ジャクロくんが引用している「bigenoughrichenoughsmartenough~我々は既に大きく豊かで賢い(ゆえに独立の機は熟した)」は、スコットランド独立のスローガンです。

 

  ここへ来て、新しく首相に就任したボリス・ジョンソンが「合意なき離脱(ブレグジット)」を強行すると宣言しているので、混乱は必至(ちなみにブレグジットとはBritain(英国が)exist(EUから出る)の造語です)。独立運動の機運が、北アイルランドウェールズにも飛び火する恐れもあります。

 

  ヨーロッパに住んでいた頃はまだ北アイルランド独立を求めるIRAのテロ活動が活発で、夫が出張でベルファストの駐車場に車を止めて10分後に爆発があった…なんてことがありましたから。北アイルランド独立問題も協定が成立して沈静化したばかりだと言うのに、なぜまた蒸し返すような事態になったのか…。Xデーは10月31日。ジョンソン首相による、「民主主義の象徴」でもある議会の閉鎖は言語道断の愚行。さらなる強行策の実施は何としても避けてほしいところですが…。

 

  でもさ、ジャクロくんがUpしてくれたデモ行進の写真、街中で誰かに迷惑をかけるわけじゃなくて、大自然を愛するスコティッシュらしくて、こういうやり方には同感できるな(笑)