オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

『芝居を辞めたら、俺には何も残っていないな』by 吉沢亮 in デジタルTVガイド

  刺さりましたね、吉沢さんのこの言葉。深いですよ、深い❗自分の生き方から、どんどん夾雑物を取り除いていったら、残ったのが芝居だけだった…なんて、相変わらず吉沢さんはあの若さで、人生の機微を知る哲学者だと思う…めっちゃカッケー(笑)

 

  以前のインタビューで、吉沢さんあの「ワンピース」のゾロの生き方が好き、って仰有っていたことがあって。「彼の生き方って、修行してるか、酒飲んでるか、寝てるかだから。そんなシンプルな生き方が好き」って…😅その時にね、この、何でもかんでも誇大なくらいに自己主張、盛ってナンボのこの時代に、なんて潔いことを考えている若者がいるんだろうと思って…。

 

  それからと言うもの、頁が擦りきれるくらい何度も読んだ愛読書、司馬遼太郎の「燃えよ剣」主人公の新撰組副長・土方歳三は、ヲタクのアタマの中で、吉沢さんにすべからく変換されるようになったのです。尊皇攘夷の世の中で、ただひたすらに葉隠武士道を貫き、同士が次々と倒れる中、ついには函館の五稜郭まで落ち延びて徳川幕府の為に戦った男。しかし「燃えよ剣」に登場する土方は天才的な剣の使い手でありながら、一見役者のような色白で、殆ど感情を露わにしない優男なんですね😅どうです❓吉沢さん以外、脳内変換できないでしょう❓(笑)

 

土方は、自分の生き方を剣になぞらえてこう語ります。

「しかし見ろ、この単純の美しさを。刀は、刀は美人よりもうつくしい。美人は見ていても心はひきしまらぬが、刀のうつくしさは、粛然として男子の鉄腸をひきしめる。目的は単純であるべきである。思想は単純であるべきである。新選組は節義にのみ生きるべきである」

 

  ところが…ところがですよ。不器用で、頑固で、粛々と自らの道を歩む土方を彷彿とさせる吉沢さんが、再来年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では、生きた時代動乱の幕末は同じでも、土方とは真逆の、「機を見るに敏なり」の典型のような渋沢栄一を演じるというじゃありませんか❗いやー、このキャスティングは神ですよ、神❗渋沢さん、尊皇攘夷運動に一旦は身を投じていて、その後なぜか一橋慶喜に仕えちゃったりして😅一生を通じて激しい変わり身の連続なんですよね。でも、それにはきっと深い理由があるはずで、吉沢さんなら私たち視聴者が納得できる演技を見せてくれる筈。1年の長きに渡り、役者・吉沢亮のめくるめく進化の生き証人になれる❗ヲタクとしてこれ以上のシアワセがあるでしょうか❓

 

  なーんて、肩に力入りまくったヲタクの熱弁をよそに、きっとご本人はいつものように自意識なく、風のように、どんな難題をも飄々と乗りきって行くんだろうな(笑)