オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

吉沢亮『らしさ』~2020 日本アカデミー賞助演男優賞受賞❗

  昨年度『リバーズエッジ』の演技で新人賞を獲得してからわずか1年❗今年は『キングダム』で最優秀助演男優賞受賞❗

 

  『リバーズエッジ』の時は、演じたゲイの屈折した高校生山田一郎の人間像があまりにも自分とかけ離れていて、どう演じていいかわからなくて、悩みに悩んでしまいには演技について考えるのをやめてしまった、ただ山田一郎としてそこに存在することを心がけた…という吉沢さん。

 

  片や今回受賞の対象となった『キングダム』ではそれとは真逆のアプローチ、二役の人物造型もアクションの違いも、吉沢さんの頭の中ではくっきりはっきり整理整頓・分析が出来上がっていた。今回優秀賞受賞者インタビューの中でも、二役の演じ分けについて、『目線の違い、姿勢』『基本を修得した王様らしい剣術と、我流の野性的なアクション』と、分類して即答、吉沢さん『らしさ』全開だった❗いみじくももうすぐ公開の『一度死んでみた』浜崎慎治監督が、「すずちゃんが天才だとすると、吉沢くんは秀才タイプです。待ち時間にずっと脚本を読んで、どう演じるか考えている。吉沢くんはちゃんと考えてきたんだな、という理知的な芝居をされます」(PICT-UP 4月号)と仰っていたように、吉沢さんは日本では珍しい『左脳派』の演技者なんだと思います。監督と演技プランについてディスカッションするにせよ、単に直感でモノを言うだけ、その根拠がプレゼンできなければ先には進まない。単なる『俳優のワガママ』に終わっちゃう可能性もありますものね😅…自分の演技プランの根拠を明確に答えられる吉沢さんは、凄いと思う。そう言えば、ご本人も学生時代は数学が一番得意だったって仰っていましたね、さもありなん😆

 

  『リバーズエッジ』で受賞された時はそれほど感じなかったけれど、最近吉沢さんの演技(『キングダム』はもちろん、『なつぞら』『半沢直樹~エピソードゼロ』)やインタビューを読んで脳裏に浮かぶのが、ハリウッドの元祖カメレオン俳優ゲイリー・オールドマンなんですね(吉沢さんの親友、山田裕貴くんが崇拝する俳優さんでもあります😊勝手に三者キズナを感じるヲタク😅)彼はウィンストン・チャーチル役でアカデミー主演男優賞を受賞しましたが、彼を演技の神と仰ぐクリスチャン・ベールが、チャーチルを演じる為にどれくらい体重を増量したのかと質問すると、「1ポンドも増量してない」と答えたんです。あの体型はハリボテだった(笑)そして特殊メーク、チャーチルを演じる為にはメイクアップアーティストのカズ・ヒロ氏の技術が不可欠と、引退していた同氏を口説き落としました。この役を演じる為には、これとこれとこれが必要で、反対にこれとこれは必要ない…と分析し、その目的を達成する為に怠りなく着々と準備する、最近の吉沢さんはヲタク的にどうしてもゲイリーにカブるんです😊そういう意味では、吉沢さんが、「映画が一番肌に合う」って仰るのも凄くわかるんですね😆

 

  こういうタイプの俳優さんって監督・プロデューサーとしても力を発揮する。ゲイリー・オールドマンも、英国アカデミー賞を総なめにした「ニル・バイ・マウス」という名作を監督しています。吉沢さんもね、昔のインタビューでは、製作側に回るとしたら脚本家に興味ある、って答えてましたが、最近のインタビューでは監督、って答えてます。実際にやるやらないは別問題として、面白いなぁって思うんですね🎵

 

  …で、そんな秀才・吉沢さんが、ことスピーチとなるといろいろ口走って超キュートぉぉ~、シビレるぅ😍まぁねぇ、あの『太もも見たら眩し過ぎて目が潰れる』山の王、揚端和こと長澤まさみを母さん呼ばわりする男は日本中探しても吉沢亮ただ1人❗まっでもご本人も『時々おじいちゃん』(by 広瀬すず)だから、しゃーないか(笑)

 

今年も進化し続ける『若きカメレオン俳優~吉沢亮』から、一時も目が離せない❗❗