オタクの迷宮

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

『メルヘンの世界って、実は大人に必要なもの』宮本浩次 in ananニュース

 メルヒェン(Märchen)は、ドイツで発生した空想的散文で、ヘッセの短編集にその名もMärchenってあるんですが、宮本さんの言葉の使い方がいつも、めちゃくちゃツボなヲタク(笑)

 

ただいま大ヒット中の宮本さん初のソロアルバム『宮本、独歩。』宮本さんは、『源氏物語』や孔子の『論語』を読んで製作するつもりだった…なんてちょっとおっしゃっていて。この2つの名作は、全く真逆の内容で、それだけ宮本浩次というアーティストの多様性を示唆するものだと思うんですが…。

 

  『君に会いたい~Dance with you~』のセルフカヴァー、その歌詞と言い、セクシーな歌声といい、今までの宮本さんと引き比べて、ヲタクは少なからず驚きを禁じ得なかったわけですが、『源氏物語』と聞いて、合点がいきましたよ❗光源氏と言えば稀代のプレイボーイ、ドンファン…なーんて言われますけど、もっと突っ込んで言えばジゴロなんぢゃないかと(笑)

 

  光源氏もね、物語の後半、官位が上がってからはおっきなお屋敷建てて愛人たちを全員集めて住むんですが(ハーレムや❗Σ(*゚Д゚*))若い頃は、正妻と愛人たちの家を泊まり歩くわけ。なぜって、平安時代の貴族社会って完全なる女系で、男性は決まった家を持たず、結婚しても女性は実家に住み続けて、子供が生まれたらそのまま実家で育てる。だから貴族の男性は自分の魅力を最大限に磨いて、逆玉を狙うわけです(笑)

 

『君に会いたい』🎵あぶないね ぼくらは もっともっと求め合いたいよ🎵って言われてぽーっとしながらも、ん❓もしかして他の人にも同じこと言ってんぢゃないの❓っていう。あぶないのはあなたぢゃないの、っていう(笑)

『悪い男』な宮本さんって、新鮮だわ❗

蜷川実花さん、宮本さんを撮らないなんて、片手落ち(笑)

 

  宮本さんはドラクエ世代なんだね😊(横で『ゼルダの伝説』に夢中になっている孫を見て感慨にふけるヲタク=笑)

「ディズニーランドとか、ハリー・ポッターとか、そういうメルヘンの世界って、実は大人に必要なものだって今の年齢になってわかったんです」とおっしゃる宮本さん。

 

『旅に出ようぜbaby』の、“いかした旅人でいよう”って歌詞は、『宮本、独歩。』っていうメルヘンの入り口だと思って作ったんです。仲間ができて一緒に歩んでいく。そうやって人生は進んでいくわけで。この曲のバンドメンバーはみんな俺より年上で、長い間音楽界に君臨している人ばかり。その人たちが想いをストレートに乗せて演奏しているから、すごく説得力がある。

 

  そして、宮本さんの希望に満ちた音楽と力強い歌声に鼓舞され、ワクワク夢を見る感性を持ち合わせているならば、私たち聴き手もまた、宮本さんおっしゃるところの『いかした旅人』になれるはず😉

 

『宮本、独歩。』を聴きながら、メルヘンの水先案内人宮本さんと共に、さあ旅に出よう❗