オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

スクリーンに咲き誇る大輪の花~マーゴット・ロビー


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 三大女優の豪華共演❗ニュースTV局FOXのCEOロジャー・エイルズが、なんと20名以上の女性ニュースキャスターにセクハラをしていたかどで告発され失脚、結果的にFOXは60億円に上る賠償金を支払うという、全米TV史上前代未聞の醜聞(実話)を描いた『スキャンダル』。まず、キャスター生命が葬られるのを覚悟でエイルズを提訴するグレッチェン・カールソン役にニコール・キッドマン。総力戦でグレッチェンを潰しにかかるエイルズでしたが、局の看板番組を背負う花形キャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)がグレッチェンの提訴を裏付ける証言を決意したことにより、形勢は思わぬ方向へ…。

 

  凄いのは、殆どの登場人物が実名で登場しているということ。FOXは共和党熱烈支持のTV局。映画の舞台になっているのがちょうどトランプ現大統領が、大統領候補に指名されるか否か…という時期なので、当時の共和党大会その他の実際のニュース映像も流れ、まるでリアルタイムでドキュメンタリーを観ているかのような迫力と怖さがあります。…ただ、反面、グレッチェンとメーガンの人物造型、提訴に至るまでの心理描写が、ご本人たちへの配慮からかさらっと流しているイメージで、ヲタク的にはちょっと物足りないかなぁ…という感じ😅

 

  ところがところが、メインキャスターの座を狙う野心家のケイラ(マーゴット・ロビー)の人物像がリアルなこと❗グレッチェンとメーガンにとって、エイルズのセクハラは過去形なんだけど、ケイラはまさに現在進行形。野心に任せてエイルズの部屋に飛び込んだものの、「スカートをたくしあげて下着を見せろ」って言われ、言われるがままにするわけですよ。その時のマーゴット・ロビーの、想定外の成り行きに呆然と立ちすくみ、その後に沸き起こって来る怒りと悲しみ、自己嫌悪…全てがないまぜになった表情が凄い(ヲタク思わず、画面のエイルズに向かって、『マーゴットちゃんから離れろ、このク◯ジジィ❗』って叫んじゃったもんね=笑)

 

また、職場の同僚に電話口で泣きじゃくりながら「…私は汚い…」って振り絞るように言うところね。もう、彼女が殆どこの映画の見所持ってっちゃいましたよね(笑)このケイラの役だけは実在の人物ではなく、何人かのキャスターのインタビューを元に作り上げられたものらしい。だからかえって思い切った描写ができたのかも😅ちょっと皮肉ですけどね。


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  もうね、最近のマーゴット・ロビーは、女優としててっぺん目指してグイグイ突き進んでいる感じがもう、眩しいくらいです✨『アイ・トーニャ』少女時代のトラウマの哀しさを滲ませながらも振り切った演技、美人オーラを完全に封印した『ふたりの女王~メアリーとエリザベス』、『ハーレークイン』『スーサイドスクワット』のヤバイ(笑)演技、『ワンハリ』天真爛漫でコケティッシュシャロン・テート役…等々、役柄も多種多様でお見事❗特に『ふたりの女王』で彼女はエリザベス1世を演じているんですが、女性としての自分に自信がなく、美しく華やかなメアリー女王(シアーシャ・ローナン)に対して、内心妬みとコンプレックスを抱いている設定。映画の最初のほうでエリザベス1世が天然痘を患い、酷いあばた顔になっちゃうんですね。それも特殊メークでリアルに演じていて、凄い女優根性だと思いました😊また『アイ、トーニャ』ではプロデュースも務めたようで、知性も折り紙つき😆


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  美貌と実力を兼ね備えた女優、マーゴット・ロビー。彼女の進化にますます目が離せない❗