オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

映画『サラバ静寂』~WOWWOW放映

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 映画『サラバ静寂』WOWWOW放映❗日本映画界の鬼才たちをWOWWOWが大特集😆(6月1日~4日と、7日~11日、2部に渡り、合計9本を放映)ラインナップがめちゃくちゃヲタク好み💕その名も、『日本映画最前線❗』トップバッターを飾るのは、『サラバ静寂』(R15+、2018年)。6月1日23時~(あれ❗❓もう明日だ=笑)残念ながら劇場では見逃しましたが、映画『リバーズエッジ』で、摂食障害の少女役で強烈な印象を残したSUMIREと、数々の作品でエッジの利いた演技を披露する吉村界人に惹かれて、動画配信で観た映画😆

 

  時は日本の近未来❓映画も、文学も、音楽も法律で禁じられた世界。…もう、設定聞いただけで気が狂いそうになるヲタク😅町工場に働き、遊興を奪われた世界で単調な毎日を送るミズト(吉村界人)とトキオ(若葉竜也)。禁じられた音楽を聴いて、ファナティックな警官(斎藤工)になぶり殺されてしまった男の家に偶然紛れ込んでしまった二人。初めて音楽に触れた若い二人の、喜びようが可愛い。特にトキオ役、若葉竜也の無邪気な表情ね❗あー、あの『愛がなんだ』のナカハラくん思い出しちゃった。その後二人を襲う悲劇を考えると、胸が締め付けられます😭

 

  警察に発見され、リンチの果てにトキオを失ったミズトは、殺された男の娘でやはり音楽を愛するヒカリ(SUMIRE)と共に、音楽が自由に聴けるという地下組織『サノバノイズ』を目指します。万引きを繰り返しながら旅する二人。まるで歌舞伎の道行きか、はたまた『俺たちに明日はない』のボニーとクライドか…。若い二人の瑞々しい演技が光ります。特に、浅野忠信CHARAという当代きっての役者とアーティストの血を引くSUMIREは、たとえ法律で禁じられても、命を賭けても『音』を求めずにはいられないこのヒカリという役にピッタリ❗

 

  そして忘れちゃいけません、狂気のサディスト警官杉村役の斎藤工きゅん😍最悪のクズなのになぜかゾクゾクするくらいセクシーなのは、映画『レオン』のゲイリー・オールドマンを彷彿とさせますな~😉西のゲイリー、東のタクミ❗工きゅんはこの杉村役、銀髪で演じたかったらしく、宇賀那健一監督に却下されたのに、あきらめきれずカラー剤を現場まで持ってきたとか(笑)まあでもねぇ、銀髪でアレ演じたら、インパクト強すぎて、たった20分位の出演時間なのに、主役のジャン・レノを食っちゃった『レオン』のゲイリーみたいになっちゃう(笑)それはマズイ。ツーブロックで止めといて◎😅

 

  今でも世界のどこかで繰り返されているであろう権力という名の暴力と狂気、それに踏みにじられる若者たちの哀しみ…。神経がヒリヒリするような映画なんだけど、群馬でロケしたという、雑木林や沼の水面の静謐さ、場末の街の廃墟のような美しさのコントラストがなぜか最後まで心に染み入ります。

 

  日本映画の若き才能が結集した映画をこの機会にぜひ😍