オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

あの美青年よ、今いずこ(笑)~ジェームズ・スペイダー in 『ブラックリスト』

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 夫が毎晩夢中になってるアメリカのドラマ『ブラックリスト』(主演・ジェームズ・スペイダー)

 

  ヲタクは画面を横目でチラチラ見ながら、ジェームズ・スペイダーのここ15年ほどのビジュアルの激変ぶりに心底驚きながらその一方で、若い魅力に驕ることなく(大多数のイケメン俳優たちは大体その驕りに自分を見失って、やがて消えて行く😅)、演技力を磨き続け、魑魅魍魎の米国メディアでしたたかにサバイバルした彼のパワーに驚嘆する。…そして同時に彼の、もはや二度と戻って来ない儚げなあの若き日の美貌に思いを馳せる。

 

  米国の雑誌『M』の表紙に登場したジェームズ・スペイダー。特集はまさに"Neurotic WASPs"。WASPって、W(ホワイト=白人)、AS(アングロサクソン)、P(プロテスタント)の略。1980年代のイケイケヤッピーの大半がこういう人たちで、スペイダーくんは映画の中で、鼻持ちならないエリート青年とか、セレブのひねくれボンボンとかを演じてたわけ。1980年代、ハリウッドの青春映画に出演する一連の『ブラットパック』という若い俳優たちの一団がいて、大抵の人たちは消えてしまったけど、生き残って今でも活躍してるのがトム・クルーズとスペイダーくんくらいかな😅ストイックに肉体改造し、永遠の若さを追及し続けるトム・クルーズと、ハ◯・デ◯な姿をさらけ出してそれをも武器にするスペイダーくん。真逆だけど演技のプロフェッショナルに徹する二人だけが残ってる…というのが、感慨深いですねぇ。

 

  Neuroticっていうのは神経症的な…っていう意味ですが、彼のその演技ラインの究極が映画『僕の美しい人だから』(1990)。内容からかけ離れた何ともセンチメンタルな邦題ですが、原題は"White Palace"。ヒロイン(スーザン・サランドン)が勤めるハンバーガーショップの名前。スペイダーくんは広告代理店に勤務するユダヤ系のヤッピーで、超潔癖症。それがふとしたきっかけで知り合った、年上でその日暮らしの、しかも『片付けられない症候群』のスーザン・サランドンと恋に落ちる…っていうおはなし。ちょっとあり得ない設定なんだけど、何しろスーザン・サランドンとスペイダーくんの演技が上手くてリアルで、いつのまにか引き込まれちゃう。あの映画の頃のスペイダーくんは、ブロンド(今は殆ど髪の毛なくて想像もつかないでしょうが😅本来はキレイな金髪なんですね)、薄いブルーの三白眼(本国ではblank eyesなんて呼ばれてた)で、めちゃくちゃイケメンでやんした(笑)この記事書くのにちょっと確認しておきたい場面があったので動画配信サイトをくまなく探したんだけど…

どこにも配信されていない!DVD化もされていないらしい…(泣)

まさにまぼろしの美青年時代(笑)

 

  まさに王子様的なビジュアルだったにも関わらず、それに安住することなく、実験的な映画や役柄にも果敢に挑戦し続けたスペイダーくん。秘書として就職した自分に自信のないヒロイン(マギー・ギレンホール…あの個性派俳優ジェイク・ギレンホールのお姉さん😊最近スクリーンで見かけないけど元気なのかなぁ)が、サディストのヘンタイ上司(スペイダーくん…イケメンだからタチが悪い😅)と職場で!SMプレイにハマっていく…なーんてブッ飛んだ映画(『セクレタリー』2002)にも出てたわね。一筋縄ではいかない個性派イケメン俳優の面目躍如でした。そう言えば、問題作『クラッシュ』にも…。

 

どんなにビジュアルは変わっても、やっぱりスペイダーくんは超イケメンなり(笑)