オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・コンサート鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログです。

中村倫也を堪能する~映画『水曜日が消えた』

 じつはベネさまの『エジソンズ・ゲーム』を観ようと思って映画館に立ち寄ったものの(仕事の帰り道、急に思いついて😅)上映まで一時間余…そんな待てんわ、うーーん…というわけでベネさまはまたの機会にして、今日はこれ❗中村倫也の『水曜日が消えた』😉

 

まさにBINGO、今日の気分にジャスト❗めちゃくちゃ面白かったんですよ、これが❗

 

  小さい頃の事故の後遺症で、なぜか曜日ごとに(つまり7つに)人格がスプリットしてしまった青年(中村倫也)。青年の中にいる7人はそれぞれ、週一の人生を生きてる。この作品の主人公であり物語の紡ぎ手は、7人のうちで一番地味で、人見知りで、潔癖症の『火曜日』。ところが、この『火曜日』の前の『月曜日』は彼とは真逆、バンドマンで酒好き&ヘビースモーカーでドSな自信家、夜は必ず誰かとベッドイン(しかもバイセクシュアル😅)、家は散らかし放題。そんな『月曜日』の尻拭いは全部自分だから、『火曜日』は、7人の中で自分が一番割りが合わない、と思ってる。一年に53日しか生きられないなんて、なんて不幸なんだろう…とも。

 

  そんな『火曜日』に、ある日突然異変が起きる。

なんと翌日の水曜日の朝が来ても、『火曜日』のまま目が覚めてしまったのだ❗何が起きたの❓『水曜日』はどこに行った❓

 

  『水曜日』は『水曜日』の人生を生きてる。戸惑いながらも、『水曜日』として生きようとする『火曜日』だが、正直で不器用な彼は、『なりすまし』もぎこちなくてなかなか上手くいかない(笑)そうこうするうちに、時折、突然意識がブラックアウトするなど、何やら映画はあれよあれよと不穏な方向に😅

(あ、あれ❓これって『メメント』的なサスペンス映画なんだっけ❓😅)と、何の予備知識もなく観始めたヲタクは、戸惑いを隠せない(笑)そして、『火曜日』のスマホには、犬猿の仲の『月曜日』から動画が送られてきて…$#@¥&ゐ$❗❗

 

  帰りの電車の中でいろいろネット記事を読んだら、「ワンアイデア映画の傑作だ❗」って書いてる方がいらしたんですね😊なるほどそっかー❗と、ヲタク激しく納得。ワンアイデア映画というと、ヲタク的には、出演者はさほど多くなく、出発点のアイデアが斬新で、まさにそのアイデアひとつでグイグイ押し切り、最後の結末まで疾走する映画…というイメージ。古くはクリストファー・ノーラン監督の『メメント』、『インセプション』、新しくは『ピエロがお前を嘲笑う』、『ゲット・アウト』あたり❓ワンアイデア映画っていうとサスペンスって思いがちですが、『水曜日が消えた』はね、そこも私たち観客の予想を(いい意味で)裏切ってくれます❗同じアイデアでサスペンス映画にすることもできたでしょうが(どれか人格が暴走しちゃうとかね😅)、ヲタク的にはこの結末のほうが断然好き❗吉野耕平監督、初の長編映画だそうですが、監督・脚本・VFXの一人三役、何という煌びやかな才気😍若干41才❗若いなぁ…。

 

  そしてそして…。

何はなくとも中村倫也ですよ❗(笑)

主演の7人が中村倫也だからこその、素敵でHappyな映画になっています🎵七変化が、力んだ熱演じゃないとこが、おシャレ😊とかくワンアイデア映画って、その名の通りアイデア勝負だから、映画の最後に種明かしが済んじゃうと、リピする気にあまりならないもんだけど、この映画、(じぶんも含めて)絶対リピーター続出するよなーという予感がする。そりゃそうでしょう、7人のサムライ…もとい、7人の中村倫也が堪能できるんですから❗

 

ナニナニ❓シネクイント、あなたの推シメンに一票を…ですってー。うーん、さすがシネクイント様、ヲタク心を突いてくるよなー。ど・れ・に・し・よ・う・か・な🎵やっぱドSな自由人の月曜日かな😊周りのみんなが暗い顔してる月曜日に、ボヘミアンに生きてる彼が好き💕

 

  シネクイントで投票してこよーーっと🎵