(From Pixabay)
先日もブログで書きましたが、ベネディクト・カンバーバッチとトム・ホランドの仲良しこよしインタビューを見てからというもの、この二人のことが色眼鏡でしか見れなくなったヲタク😅
小学生でも知っている『発明王エジソン』。しかしこの作品は、いわゆる偉人の負の側面を描いたものですね。直流による動力システムを開発したエジソンが自身の発明に固執するあまり、より安価で能率のいい交流方式に目をつけた実業家ウェスティングハウスの存在を受け入れられず、『交流方式は人の命を奪う危険なシステム』などという、ウェスティングハウスを陥れるようなネガティブキャンペーンを張り、それが多くの人々を巻き込む壮絶なビジネスバトルに発展し…というお話。(原題は、まんま"The Current War"(電流戦争))
面白い作品でヲタクは全編興味深く観ましたが、キャッチコピーにあるように『天才発明家 VS カリスマ実業家』の構図って、ストーリー的にはちょっと弱かったような気がするんですよね😅確かにエジソンも自分の会社持っていて経営者の顔もあるんだけど、基本彼はおカネにも社会奉仕にもそれほど興味がない。発明に取り憑かれた天才なんですね。結局この二人って、人生の目的とか、価値観が全く違うわけ。だから、最後に二人がシカゴの万博会場で偶然出会い、初めて心を通わせる場面~映画始まってから何だかずっと『ヤなヤツ』だったエジソンが、初めて白熱電球を発明した時のことを目を耀かせてウェスティングハウスに語る場面が、今イチ胸に迫ってこないんだよね…。ベネさまの演技はいつもながら神ってるんだけど。
それより、ウェスティングハウスが見込んでバディを組む、これまた発明の若き天才テスラと、エジソンの新旧天才対決がもっと見たかったなー。このテスラ、よく見てると、エジソンに負けないくらい奇人変人だし(笑)せっかく、現在の英国演劇界でベネさまの後を追う若手俳優の一人(…とヲタクは信じて疑わない)ニコラス・ホルト(『シングルマン』『X-MEN』『ライ麦畑の反逆児』『女王陛下のお気に入り』)をテスラ役に持ってきたんだからさー😅
まっ、難しいことは言いっこなしね。エジソンが家族以外に唯一心を許せる存在が、秘書のインサル(トム・ホランド)。電流戦争に敗れ、「戦い済んで日が暮れて、もとい朝が来て😅」ホテルで朝食をとる二人💓😍「ボクは(ウェスティングハウスのほうになんて)行きませんよ。いつまでもあなたについて行きます。…だってあなたといると楽しいんだもの」と、子犬のような目をして言うトムホに、照れくさそうに微笑みかけるベネさま。
ブロマンス映画の何物でもないじゃない❗(笑)
エジソンはキネマスコープ(映画の元祖)の発明者ですよね❓どんなに奇人変人であろうがライバル蹴落とす為に汚い手を使おうが、ヲタクにとっては大恩人。彼がいなかったら、ヲタク生活がいかに味気ないものになっていたことか😢やっぱり、エジソン様は神様です❗(笑)
しっかしベネさま、『イミテーションゲーム』をはじめとして、一癖も二癖もある屈折した天才を演じさせたら右に出る者はありませんね😮やっぱり凄い…
この作品はベネさまの神演技と、トムホとベネさまの至高のブロマンスに酔う映画です❗
(…ち、違う❗❓😅)