オタクの迷宮

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

記事を読んでほくそ笑むヲタク~『サンスポ』の宮本浩次さん

SANSPO.Comの『ヒューマン』にご登場の宮本浩次さん❗

 

 TVやラジオ、各種雑誌で、 アグレッシブにご自身のアルバム『ROMANCE』のキャンペーンを張っている最近の宮本さん。同じ事象を語っていても、少しずつ視点や語り口、表現が違っていて、その度に面白い😊アタマの中にたくさんの引き出しがあって、きっと一つの物事に対しても、常に考えたり分析したりしているんだろうなぁ、宮本さんのことだから…。

 

  記事の中で、ヲタク的に一番ツボだったのは、今回のカバーアルバム『ROMANCE』の収録曲『木綿のハンカチーフ』の歌詞(作詞・松本隆)の解釈について、宮本さんが当初抱いていた印象が変化した…と語っているくだり。

太田さんのあのかれんな歌声で聴いてると主人公の女性に味方しちゃうけど、いざ自分で歌ってみると女性の反応が意外とそっけない。

そうそう、そうなんですよ❗

  毎日『ROMANCE』を聴いてるうちに、ヲタクも宮本さんと同じことを考え始めてた❗……でへへ、(宮本さんと感性が同じなのだ)と、ひそかにほくそ笑むヲタク(⬅️バカ😅)

 

  『木綿のハンカチーフ』は、男女の往復書簡みたいな、珍しいタイプの歌。都会に憧れて故郷を離れ、次第に都会に染まっていく青年と、田舎でひたすら彼を待ち続ける純な少女。…でもね、よくよく歌詞を聴いてると、少女は自分を置いて都会に行ってしまった青年を全否定してるんです(笑)そもそも青年の問いかけに対する少女の歌い出しが毎度毎度「いいえ」のダメ出しから始まるんだから😅「スーツ着たボクを見てくれ」って青年が言えば「いいえ、草に寝転ぶあなたが好きだったの」、「君に似合いそうな指輪送るよ」って言えば「いいえ、(宝石なんて欲しくない)あなたのキスほどきらめくものはないから」…という具合。

 

  宮本さんの『木綿のハンカチーフ』を何度も聴いてるうちに、青年が次第に宮本さんに思えてきちゃって(笑)(『赤いスイートピー』の、タバコの匂いのするシャツ着て、付き合って半年経っても手も握ってくれない彼が、宮本さん以外考えられなくなるのと同じ現象だな😅)だんだん青年のほうに肩入れしたくなってくる(笑)

  この少女も頑固だな、せっかく宮本さんが…いやいや違う、少女の恋人が一生懸命選んだんだから(しかも、指輪だよ、指輪❗=笑)お世辞でも「キレイね、ありがとう」くらい言ったら?なーんてね(笑)まあ、ヲタクが年とったせいでしょうねぇ😅

 

  同じ歌を時を経て聞き直してみると、昔の自分を思い出して懐かしかったり胸が痛んだり、かと思えば全く新しい発見をして嬉しくなったりする。『ロマンス』は、偉大なバンド、エレファントカシマシと共に喜びも悲しみも幾年月、様々な人生の挫折や病を乗り越えて来た「今、ここに居る宮本さん」が魂を込めて名曲の数々を歌い上げているからこそ、こんなにも胸を打つアルバムに仕上がっているのだ…と、ヲタクは思うのである😊