オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、映画・舞台・ライブ鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

こんな北欧ミステリーもアリです😉~WOWWOW『凍てつく楽園』


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 元旦から北欧ミステリを見ているヲタク(笑)WOWWOWに入った時から、いつか見たいと思っていた作品がお正月早々オンエア❗ばんざーーい🙌

 

  今まで拙ブログでもさんざん話題にしてきた北欧ミステリ。その特徴は、暗く沈鬱なムード、人の心の暗部と社会の様々な問題を鋭く抉ったストーリー展開にあります。ところが、このドラマ『凍てつく楽園』は、スウェーデンのミステリー作家ヴィヴェカ・ステンの作品の映像化なので、いわゆる通常の北欧ミステリとはかなり毛色が違うんですね😊…というのが、舞台になっているのがスウェーデンのリゾート地、サンドハムン島だから。ストックホルム群島の一つで、スウェーデンの首都ストックホルムからフェリーで3時間の高級リゾート。スウェーデンの人たちにとっては、こういうリゾート地にサマーハウスを買って、夏休みは家族揃ってそこで過ごす…というのが人生のひとつの目的であり、夢。ステンの作品はそんなサンドハムン島が舞台なので、当然作品中の季節の大半は夏、そのせいか雰囲気も明るく開けていて、いながらにして珍しいスウェーデン・リゾート旅行も楽しめちゃいます😉

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  ヲタクは以前から原作のファンでして😊…しかしこれまでステンの作品は、「静かな水の中で」「夏の日射しの中で」「煌めく氷の中で」の3作品(別名ヴィヴェカ・ステンのサンドハムンシリーズ)しか日本で翻訳されておらず😢美しい風景描写と共に、ミステリの謎解きをする刑事トーマス(写真右の人)と幼馴染みの女性検察官ノラ・リンデ(写真中央の女性)、この二人の付かず離れずの大人の関係もまたステキなんですよ~💕(幼馴染み…ってとこがツボね)第3作、非常に気がかりな終わり方だったものですから、次作品の出版を待ち望んでいましたが、それから既に数年が経ち…😅(ネットで調べても、当然のことながら何も手掛かり見つからず=笑)

 

  WOWWOWで『凍てつく楽園』というタイトルで実写ドラマが放映されている…との情報をゲット、WOWWOW入会以来楽しみにしていましたがようやく今日念願叶った~~❗

 

…しっかしエピソードは既に10を数えている…😅(今回放映されるのは、エピソード10『青い毒の誘惑』、11『水平線に連なる悲劇』)そして主人公だった筈のトーマスは、ドラマの舞台のナッカ署からいなくなってる~~😭…まあしかし、ヒロインのノラは、アレクサンデル・フォースマンという新任のイケオジ刑事と今度はバディを組むことになるんですが。このアレクサンデル、スウェーデン人とノルウェー人のハーフで、諸事情あってサンドハムン島に着任…って設定。「オレはノルウェー人の血が半分混じってるから、テキトーなんだ」ってセリフがあるんだけど、あっちではそういう認識なのかしらん(笑)ノルウェーから転勤してきたばかりで少々スウェーデン語が不自由で、思ってもいないところで下ネタ口走っちゃうとこが超キュート😍

 

  主演がどんどん若返って、円熟期を迎えた女優さんでもたいていはヒロインのお母さん役に回ることの多い日本と違って、ヨーロッパでは華も実もある中年女性(一言で言えばオバサン=笑)が堂々と主役を張っていて、同世代のヲタクには嬉しい限り😊原作ではノラはサンドハムン島にサマーハウスを所有していて、夏のバカンスの度に事件に巻き込まれるんですが(偶然が重なりすぎ😅)ドラマではさすがに永住してる設定みたい(笑)

 

  風光明媚、心洗われる美しさのサンドハムン島、眩しい白浜のビーチ、カラフルで可愛い家々…。そんな絵画のように美しい島にも、人々の愛憎は渦巻いている。事件の謎解きに並行して、家族の絆やそこはかないロマンスも織り込んで…。 上記の新入り刑事の他に、エピソード11で登場するノラの部下パールも天然系の若いイケメン😍…なんだかんだ言ってイケメン祭り(笑)

 

  大人の為の大人による大人のミステリーかな?(笑)