オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、鑑賞後の感想をゆるゆると呟いたりする気ままなブログ。

好きになってよかったね、千代ちゃん😊~『おちょやん』

  高城百合子(井川遥)が「太陽の女、カルメン」の撮影中、あまりにも村川茂監督(森準人)からネチネチダメ出しをされた為、とうとうプッツンしてしまい、トンでもない暴挙に出てしまいます。でもって、村川監督も一蓮托生で降板(出番少なかったなぁ…サヨナラ、愛しの村川監督😢)。結局映画はジョージ原田組で作り直すことに。千代ちゃん(杉咲花)は、カルメンとの不倫に走ってしまう夫にひたすらつくす若妻役に抜擢❗(後から、百合子の推薦であることがわかります)

 

  助監督の小暮さん(若葉竜也)に切ない片想い中の千代ちゃんは、振り向いてもらえなくても夫を愛し続ける若妻の気持ちに感情移入できず、原田監督にダメ出しをくらうばかり😅

 

  そんな千代ちゃんが変化したのは、高城百合子への恋心を監督業という仕事に昇華しようと努力し、たとえその気持ちは報われなくとも「(高城百合子を)好きになってよかった」と、静かに言い切る小暮さんの濁りのない眼を見たから。その時の花ちゃんの表情、凄かった。素晴らしい女優さんだと、改めて思った。ネットで、レストランで千代ちゃんが恋に落ちる瞬間が絶賛されてましたけど(その瞬間が花ちゃんの表情だけで「見えた」ってスゴイよね😮)、ステキなお芝居、今日もひけをとらなかったなぁ…うん。

 

  またねぇ、小暮助監督役の若葉竜也さんの受けのお芝居が絶品でございます。「好きになってよかった」っていう言葉が、最初小暮さんの口から出るっていうのが良かったね。粋な展開だったね😊今まで『葛城事件』『サラバ静寂』『ワンダーウォール劇場版』『コールドケース』『愛がなんだ』『生きちゃった』『AWAKE』…と変幻かつ緩急自在な彼の演技を見てきましたが、この小暮さん役でさらにブレイクして欲しいなー。もっともっと多彩な役に挑戦する姿を見てみたい役者さんの一人です。

 

  ラスト、あの父ちゃん(トータス松本)が鶴亀撮影所に現れて、何やらまた不穏な展開。『おちょやん』、ますます面白くなりそうです🎵

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