オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

Romanticが止まらない~テレ東ドラマ24『フルーツ宅配便』

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  なぜこのドラマに巡り合ったのかというと。  たまにヲタクはYouTubeホリエモンチャンネルを覗くのであるが、主にグルメ紹介を。美味しいレストランやらお取り寄せのお酒やらカレーパンやら。緊急事態宣言の巣籠もり中、キャプションに『フルーツ宅配便がオススメ』とか何とか書いてあったので、あら、新鮮な果物のお取り寄せがあるのね…とか喜んで動画見始めたら、ホリエモン

仲里依紗の、三十路のデリへル嬢感がスゴイ

…え❓仲里依紗❓しかもデリへル❗❓

デリへル嬢の源氏名が、みかんとかいちごとかゆずとかだったんですね(笑)  新鮮なフルーツは食べ損ねたけど😅これも何かのご縁だから(❓)と思って。ちょうどU-NEXTで見始めたら面白くてハマっちゃって。

 

  勤めていた東京の会社が倒産して生まれ故郷のとある地方都市に戻ってきた咲田真一(濱田岳)。ひょんなことからラーメン屋に居合わせたデリへルのオーナー、ミスジ(松尾スズキ)から、ムリヤリ雇われ店長にさせられる😅それぞれワケありなデリへル嬢たちと、店の従業員たちの苦く哀切な人生模様が、涙と、微かな希望を孕むエピソードで綴られていきます。久しぶりの再会を果たした同級生でドラマのヒロイン、ホリエモン推しの(笑)仲里依紗も、幸せな人生を送ってきたかのように見えてじつは…。

 

  ふと見てみれば、えっ❗❓なんと、演出はあの巨匠白石和彌(『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』『止められるか俺たちを』)でもって、プロデュースは先鋭的な作品作りで知られるTVドラマ界の寵児、テレ東の濱谷晃P❗(『GIVER 復讐の贈与者』『下北沢ダイハード』…今季話題の香取慎吾くんのドラマ『アノニマス』も、今この時代だからこそのミステリ。1話見逃しちゃって😭2話目見たらめっちゃ面白かった。これから楽しみ♥️)この二人がタッグを組んだんだもん、名作にならないわけがない。

 

  デリへル嬢たちはそれぞれ重荷を背負ってある意味悲惨な人生のまっ只中にいるんだけど、なんだろうこのドラマの底を流れる陽だまりのような暖かさは🤷❓と思ってみていたら…。

 

  何しろデリへル店「フルーツ宅配便」は、辛い人生を歩む彼女たちの心の故郷なんだよね。目が笑ってなくて一見冷徹に見えるけど、筋の一本通った、男気溢れたオーナー・ミスジ(松尾スズキがさすがの貫禄)、足し算できなくてデリへル嬢たちにいつもバカにされてるけど、じつは驚くべき身体能力の持ち主マサカネ(荒川良々)、中途半端な優しさをうっかり見せてしまっていつも苦境に立たされるが、心に熱さを秘めたフェミニスト、主人公の真一(濱田岳)…。

 

  「フルーツ宅配便」の男たちは言わば『人生劇場』の吉良常と飛車角、苦境に立たされ春をひさぐ女たちを身を投げ出して守るヒーロー😊…うん、白石監督も濱谷Pも、ドラマに感動してるホリエモンもきっと、凄くロマンティストなんだなぁ…。女の弱さにつけこむクズ男と同じ数だけ、ロマンティストな男たちもこの世にはいるんだとヲタクは信じていたい(笑)同じデリへルの世界を描くにしても、女性の監督だと、映画『タイトル、拒絶』みたいにリアルでエグくなる(笑)デリへル店のオトコたち、クズばっかだったもん😅(ちなみに映画の中でクズ男の極みみたいなデリへル店長を演じていた般若氏は、ヒロイン役の伊藤沙莉嬢によると、現場ではいちばんジェントルマンだったそうです、念のため=笑)

 

  個人的には、小学生の息子を懸命に育ててるしっかりもののみかん(徳永えり)のエピソードが切なかった😭素敵なマンションを契約したのに風俗業なのがバレて引っ越し直前に大家さんに断られて。また息子がね、「ごめんね、引っ越しできなくなったの」って言うママに、「良かった、ホントはぼく引っ越ししたくなかったんだ」って笑いながら、それまで書いてた新しい家具の配置図をそっと丸めるの(泣)そこまで来るとヲタク、ガマンできず涙腺崩壊。

 

…で、オープニングテーマ『裸足の果実』歌い上げるはEGO-RAPPIN'❗哀切で心揺さぶられる、しかもスタイリッシュなメロディ。かつての彼らの『くちばしにチェリー』、何度繰り返し聴いたことでしょうか。(我が心の名作『私立探偵 濱マイク』(監督・林海象、主演・永瀬正敏)の主題歌だから😊)

 

30分余の短い時間の中に、人生のエッセンスがぎゅっと詰まってる…。

やっぱりドラマ24は間違いないね❗(笑)