オタクの迷宮

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

宮本浩次はセリーヌのネクタイで勝負する~「GOETHE」創刊15周年特別号

 宮本浩次さん、久しぶりに「GOETHE」に登場❗

 

GOETHE」…「ゲーテのような人生を」をテーマに創刊され、いわゆるワーカホリック…いやもとい、ビジネスホリックのススメを標榜する雑誌ですよね。ヲタク、大学時代の就活で第1志望の企業に落ちて、就職指導室にしょんぼり報告をしに行った時に、室長がゲーテの言葉を引用して励ましてくれたことを思い出します😊

人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をすることではなく、自分のやっている仕事を好きになることである。

…ってね。発行は幻冬舎で、創業者はそれこそビジネスホリックの典型みたいな見城徹さん。…ただ、ヲタク「つかへい腹黒日記」の愛読者だったから、最初「つかこうへいにさんざんイジメられてる人」ってイメージしかなくて、あんなに偉大な方だとは…(スミマセン😅)

 

  ゲーテ(特に「ファウスト」?)が愛読書の宮本さん、そしてまさに必殺仕事人、アーティスト…というより、職人芸・匠(たくみ)という呼び名がしっくりくるような宮本さん。雑誌のコンセプトを考えれば、これ以上最適な人選はありえないでしょう😊(記事を読む時のBGMは、エレカシの「悪魔メフィスト」で😉)

 

  テーマは「仕事人の勝負アイテム」❗2年前、ソロ活動を開始するという勝負に出た宮本さんが、戦闘アイテムとして選んだのが、ネクタイ。グラビアでも、タキシード(自前ですって❗ステキ😍)に蝶ネクタイ、スーツに細身のセリーヌのネクタイと、端正でコンサバティブな装いの宮本さんですが、その表情は…何て言うんだろう、野生そのもの。特に38ページの宮本さんの瞳。漆黒の闇の中、目を光らせて虎視眈々と獲物を狙う豹のよう。初めて見るような表情に激しく衝撃を受けてフォトグラファーの名を見てみれば…納得、操上和美さん❗

宮本さんは立ち姿が美しい。(中略)久しぶりの撮影なので、やや緊張してお待ちしていましたが、宮本さんがスタジオに入ってくると、ふっと緊張が解け、何か大きな包容力に触れたような気持ちでセッションに入ることができました。宮本さんは本当にダンディなロッカーだ❗

と、最大級の賛辞を下さっています。操上さんほどの巨匠を一瞬でも緊張させ、次の瞬間包容力を感じさせる宮本さんっていったい…。そして、齢(よわい)50を過ぎて、写真のプロフェッショナルを感嘆させるほどのスタイルを保ち続けるストイシズムたるや…(絶句)

 

  コロナ禍でも、新たなインプットに務める宮本さんの最近の愛読書は「論語」や「伊勢物語」「彼岸過迄」等々だそう。プルーストは読み終わったのよね?文学の趣味を見てみても、本当に宮本さんって生真面目で、正統派で、真っ直ぐに衒うことなく、王道を歩む人なんだよなぁ…。

 

 エレカシの バンドとしての次なるステージについては悩み中という宮本さん。

エレファントカシマシもセールスを意識しすぎず、力まず、全員が自然体で迷わず音を出せる領域に行きたい。

「花は紅柳は緑、真面目(しんめんもく)」自由自在の悟りの境地ぢゃん。

ううむ、そこまで行くか~(笑)

 

ついていきます、どこまでも❗