オタクの迷宮

海外記事を元ネタに洋画の最新情報を発信したり、鑑賞後の感想を呟いたりしています。今はおうちで珈琲片手に映画やドラマを観る時間が至福。

ロシアの浅見光彦❗❓~AXNミステリー『貴公子探偵ニコライ』


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 AXNミステリーチャンネルの「美しすぎる名探偵たち」大特集❗

 

 

上海のシャーロック・ホームズ羅非(ラオ・フェイ)の『紳士探偵L』シリーズを見終わったので、次に手をつけた❓のが珍しいロシアン・ミステリー『貴公子探偵ニコライ』❗紳士から貴公子へ鞍替えというわけ(笑)しっかし羅非のシリーズラスト、(やっぱり黒幕は彼だったか…。でもってその後の運命は?)いよいよ大団円ー、ってこぶし握ってたらプツッとそこで終わってしまった😅…その後彼らはどーなっちゃったの❓つまり、「第2シリーズをお楽しみに」ってこと❓…ううむ…続きがすでに製作されたか否かも定かではない…(泣)「刑事モース」の悪夢再び…(がっくし)

この行き場を失った情熱をどーしてくれるんぢゃ❗

 

  …って、年寄りの愚痴はこれくらいにして、貴公子のほうはと言うと(笑)

 

舞台は19世紀末のロシア帝国、サンクト・ペテルブルグ。主人公の若き公爵ニコライ・ベズソノフ(デニス・ヌルリン)は大学の法学部と理学部を卒業した秀才なれど、夢中になれるものが見つからず、悪友たちとピクニックだ狩猟だパーティーだ…と、放蕩三昧の日々を送っていました。ところがひょんなことからある殺人事件の容疑者として誤認逮捕されてしまい、疑いは晴れたものの気持ちは収まらず、真犯人を捕らえる為、警察に協力するうちに自分の力と使命に目覚めて、とうとう警察官に志願する…というおはなし。彼は同僚から「記憶の宮殿」と名付けられた、一度目にしたものは脳の格納庫に入れておいて、後から引き出して確認することのできる特殊能力の持ち主なのです😊

 

  何しろおぼっちゃまくんなので、情報収集するために街の人たちにお金ばらまいちゃったり😅、かと思えば路上生活者に化けて潜入捜査してチンピラにボコられたり、いちいち行動が突飛で憎めない(笑)それにどうもまだチェリーボーイらしく、捜査の為に娼館に行って、グラマラスなお姉さんたちを前に顔を真っ赤にして右往左往、可愛いったらありゃしない。このドラマと並行して『エカチェリーナの時々真実の物語』(スーパードラマTV)見てるんだけど、エカチェリーナ妃(エル・ファニング)の夫ピョートル大帝(ニコラス・ホルト)に、ピュアなニコライの爪の垢煎じて飲ませたい位だわ😅ピョートル大帝、女性蔑視のクセに好き者で狂暴で、ク○すぎて、同じロシア貴族とは思えない(笑)

 

  同居している裕福な叔母様のサティギナ公爵夫人との関係がとってもほのぼの😊自慢の可愛い甥っ子ニコライがその才能を発揮できる場所があるといいな…といつも願ってくれていて、就職口までいろいろ当たってくれる優しい叔母様。ニコライがピンチになると、浅見光彦警察庁長官のお兄ちゃんみたいに、その財力と地位にモノを言わせて助け船を出してくれます😊彼女が「ニコリャ~(ニコライの愛称)♥️」って呼ぶ時の声のトーンが好き🎵

 

  事件の内容は、当時の市民たちの厳しい生活や貧富の格差、階級制度の矛盾などを反映してなかなか重くシリアスなんですが、主人公ニコリャの陽気でトボケたキャラと、叔母様をはじめとして、バディの叩き上げ刑事シュキンや警察署の仲間たちなど周囲の人々との関係性がほのぼのしていて、全体的にライトなタッチのミステリーになっています😊