(Oxford from Pixabay)
It begins with absence and desire.
それは欠如と欲望から始まる
It begins with blood and fear.
それは血と恐怖から始まる
It begins…
それは…
A discovery of witches.
魔女の発見から始まる
(毎回このオープニングがめちゃくちゃカッコいい❗)
全米一の大ベストセラーのドラマ化で、英国では視聴率No.1を獲得したというファンタジー・ラブロマンス『ディスカバリー・オブ・ウィッチズ』(残念ながら、今のところ日本ではあまり評判になっていない…😅)
ヲタクは、U-NEXTで鑑賞。
〈あらすじ〉
セーレムで処刑された魔女の直系であるヒロイン、歴史学者のダイアナ・ビショップ(テリーサ・パーマー)。彼女は自らの出自を嫌い、一人の学者として生きようとしていたが、就職先のオックスフォード大学図書館で偶然、魔女やデーモン、吸血鬼など「クリーチャー」と呼ばれる種族たちの所謂『種の起源』を著した、クリーチャーの垂涎の書『生命の書』を発見する。その書を治める者はクリーチャー全体を治める者。吸血行為が上手くいかずに存亡の危機に立たされている吸血鬼一族のマシュー・ド・クレアモント(マシュー・グード)はその書を手に入れようとダイアナに近づくが、それは危険な、禁断の愛の始まりだった。マシューに対する愛によって、次第に自らの魔女としての能力に目覚めていくダイアナ。彼女が幼少期の頃の両親の死の謎も絡んで、愛し合う二人はクリーチャーたちの世界戦争に巻き込まれていく…。
お話の始まりは、英国はオックスフォード大学(主人公二人ともオックスフォード大学で教鞭をとる学者って設定なんで😅)。歴史学者であるヒロインのダイアナが幻の古書を手にとるところも、オックスフォードの図書館だからいかにもそれらしいし、ワクワクしますよね。そう言えば『ハリー・ポッター』ホグワーツ魔術学校の大広間や図書館はオックスフォード大学で撮影されたんでしたっけ。(最初の写真参照)
オックスフォード大学は人外魔境によく似合う(笑)
クリーチャーは世界中に散らばってるから、いながらにして英国だけではなくヴェネチアやアメリカ、フィンランドの湖、フランスの古城等に旅行している気分になれるのもGood❗
…しかししかし、このファンタジーが通俗的なロマンスで終わらず、どこか古典文学の映像化を見ている気分になれるのは、ヒロインの相手役の吸血鬼にマシュー・グードをキャスティングしたことでしょう💕…これにつきるワ(笑)
マシュー・グードと言えば、『イミテーションゲーム』や『マッチポイント』『ダウントン・アビー』等で、典型的な英国紳士の役がぴったり…のイメージがありますが、ある映画で、初めはいかにもジェントルな優男ふうに登場しながら、次第にサイコパスな素顔を見せ始める…っていうのがあって、案外ハマってたんですよ❗彼の最大の魅力である、澄んだ紺碧の湖のような瞳が、その時ばかりは底知れない無気味さを湛えて…いやぁ、怖かったっす((( ;゚Д゚)))また、映画『シングルマン』(トム・フォード監督の処女作)では若くして事故死したコリン・ファースの恋人役。追想場面にしか登場しないんだけど、死してなお、知的で分別のある大人の男を呪縛し、狂わせる小悪魔的な感じが凄く魅力的だった…。してみるとじつは…
マシューって人外さんがぴったりな人だったんだわ❗(笑)
吸血鬼って相手の血を吸って仲間にしちゃうわけだから、吸血とは言わば彼らにとって性愛~種の繁栄に繋がる行為。しかしこのドラマでは、吸血鬼一族は血を吸っても相手が生き返らず、種の繁栄は望めない…っていう問題を抱えてる。だから、マシューはダイアナを傷つけないよう、その衝動を抑えに抑えるわけ。その時のね、苦悶と恍惚がないまぜになった彼の表情がもう、絶品なんですわ。セクシーな吸血鬼っていえば、ヲタクの中では今までゲイリー・オールドマンがぶっちぎりの1位だったけど(映画『ドラキュラ』1992年 : フランシス・コッポラ監督)、このドラマ見て大いに揺らいでおります(笑)
英国ではすでにシーズン2が放映されたそうですが、日本では人気がないと新しいシリーズがなかなか動画配信されないので、このブログを読んで興味を持たれた方はぜひ❗(GYAOでも配信されてるみたいです)
(Oxford from Pixabay)