オタクの迷宮

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

町に届け❗オレの歌~宮本浩次 in『NHKライブエール 2021』

NHKライブエール3021』に、今年も我らが宮本浩次さん登場~🎉✨😆✨🎊

 

  素晴らしい音楽仲間たち、名越、キタダ、玉田、奥野各氏(奥野氏曰く、「男前バンド」笑)と紡ぐは一夜の「真夏の夜の夢」、歌い上げるは『夜明けのうた』(アルバム『宮本、独歩。』に収録)❗

 

  宮本さんの作る歌って、ヲタクにとって変幻自在…というか、聴くこちら側の心理状態にもよるんだろうけど、聴くたびに眼の前に広がる情景が違うっていうか、宮本さんが私たちに届けたいと願っているメッセージが変化しているように聞こえるんです。だから何度聴いても飽きるどころか新しい発見がある。

 

日に1曲、

宮本浩次を聴く幸せを感じて欲しい

…これは、宮本浩次さんの盟友、谷中敦さん(東京スカパラダイスオーケストラ)のけだし名言ですが、宮本さんの曲が、聴く人によって、またその人の置かれた状況によってさまざまに多様性を持つことを考えると、この谷中さんの発言も頷ける❗

 

  今、人々は悲しみに打ちひしがれてふと、忘れていた涙が頬を伝っても……

でも町に風が吹き

明日がわたしを誘いに来る

ああ ようこそこの町へ

わたしの住む町へ

今宵の『夜明けのうた』、聴きながらヲタクの眼前に広がったのはやっぱり故郷の横浜の海。ヲタクはなぜか、みなとみらいや金港町から眺めるお洒落な横浜の海よりも、磯子の高台(昔、磯子プリンスが建っていたあたり。今は大規模マンションに変わった)から眺める、コンビナートや工場の後ろに広がる海が好き。風向きによっては廃油の臭いが漂ってくるけどね(笑)

 

 ああ 町よ 夜明けがくる場所よ

そしてわたしの愛する人の 笑顔に会える町よ

 

  どんなに辛く悲しくても、町の営み、すなわち人々の日々の暮らしは続いていく。宮本さんはいつも、

「自分の歌声を町に届けるつもりで、一生懸命歌います」

って言ってくれる。町で今日も、必死に生活している人々に声を届けてくれている。

 

  去年に引き続き、今年の夏もまた軒並みライブが中止になったけど、TVのちいさな箱の中からでも、宮本さんの熱量はじゅうぶん伝わってきたし、じゅうぶん励まされたよ。

 

  宮本さん、今夜もありがとう❗