予約していた松本隆トリビュートアルバム『風街に連れてって』やっと来た~~❗
綺羅星の如く並ぶビッグネームの中で、我らが宮本浩次は、『SEPTEMBER』を歌っています。
宮本さんが初めてこの曲について口にしたのは、たしかNHK BSプレミアムの音楽番組『The Covers』の中でMCのリリー・フランキーさんとお話している時でしたね。中学時代、『SEPTEMBER』をヘビロテで歌ってた…って聞いて、ヲタク、びっくりたまげた覚えがありますもん(笑)いやだってエレカシの宮本さんはずっと、憂国の志士であり、人生に疲れた街の人々を元気づけてくれるあったかいアニキ(あるいは時に暴走するヤンチャな末っ子=笑)だったわけでしょう❓それが、竹内まりやの『SEPTEMBER』って……ギャップ萌えもいいとこ(笑)
そして、待望の宮本版『SEPTEMBER』が初めて世に出たのが、『ROMANCE』のボーナストラック、アコギの弾き語りで歌ってくれたアコースティックバージョン❗ひたひたと心に染み入るような歌声で、「秋を迎えた海辺の避暑地。年上の女性とデートに出かけるボーイフレンドを隠れて追って、列車に乗る少女の切ない恋心」を歌い上げてくれました😊
『ROMANCE』発売当時、宮本さんは「今回女性の歌を歌うことによって、自分の中に女性的な部分が存在することがわかった」と仰っていたし、「俺は絶対女の人の味方だ」なんて発言もありましたっけ。でもね、宮本さんが優しい人だってことは、宮本さんが作る曲聴くだけで、ライブの舞台上の宮本さん見るだけで、じゅうぶんわかってる(笑)
そしてついについに、バンドをバックに歌う『SEPTEMBER』❗……ああやっぱり、華やかでゴージャスだなぁ…。アルバム自体、9月に入って日が短くなって秋の気配が急に深まったこの時期に発売…だなんて、宮本さんに合わせてくれたの❓
(場をわきまえぬ思い上がった発言、お許し下さい=笑)
今回の『SEPTEMBER』はね、宮本さんの、透明で心地よくて優しくて、癒される歌声のシャワーを全身で浴びるような曲です。
とにかく気持ちいいの❗癒されるの♥️
…そして時折切なさで胸の奥がぎゅっとなる。
『The Covers』で、熱き心が先走りすぎて時折挙動不審になってしまう宮本さんに、いつも優しく突っ込んで下さるリリー・フランキーさんが、音楽界の至宝とも言える松本隆さんにアルバムの賛辞を書いています。
世の中や人間の暗部をあぶり出すのではなく、一粒しか残っていない人間の美しさを、ひとりひとりの心に、まるで風が運ぶ花粉のようにさりげなく届け、希望や優しさを、失意の中でも、ほんのり咲かせてくれる。
さりげない優しさと希望に満ちた「松本隆の世界」を、余すところなく表現した宮本さんの歌声。
今からまた浴びてきます、心まで洗われるような歌のシャワーを。