オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

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ケイト・ウィンスレットの最高傑作❗❓~『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』

主演のケイト・ウィンスレット をはじめとして、本年度エミー賞で16部門ノミネート、辛口批評サイト「ロッテン・トマト」では満足度94%の高評価を獲得、アメリカの「HBO Max」では、最終話が配信されると歴代最高視聴率を記録したという超話題のサスペンスドラマ、『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』ついに日本初上陸❗

 

  ケイト・ウィンスレット史上最高の演技」(TOISTO)と絶賛された本作ですが、噂に違わないサスペンスの傑作でした。

(ヲタク、太鼓判=笑)

 

  フィラデルフィアの小さな田舎街イーストタウン(架空の街)に隣接する森の中で、ある朝、顔を撃ち抜かれた少女の遺体が発見されました。彼女は17才、乳児の息子を必死で育てていたシングルマザー。この凄惨な殺人事件を担当することになったのはイーストタウンで生まれ育った部長刑事のメア(ケイト・ウィンスレット)。何しろ、イーストタウンは狭いコミュニティゆえ、事件の関係者全員がメア本人の親族か知人という設定。対人関係は複雑で、お互いの思惑が絡み合い、親族や友人への愛ゆえの庇い合いも多く、捜査は困難を極めます。殺人事件に、さらには頻発する少女たちの誘拐事件が重なって、ストーリーは二転三転、観ている私たちは息もつかせぬ想定外の展開に翻弄され、まさに「ノンストップサスペンス」の名に相応しい。 そしてそれと同時に、親子、友人、兄弟、さまざまな愛憎がしっかりと描かれた人間ドラマでもあるのです。

 

  メアは直情径行型で(「おいっ、ここでそれ言う?」って突っ込みたくなるシーンも…😅)、街の人々のために粉骨砕身、昼夜も厭わず駆けずり回る熱血刑事ですが、息子が自死するのを止められなかったという過去の記憶に苛まれ、今でも自分自身を許すことができないでいます。息子の遺児である4才の孫を家族と共に必死で育てる毎日ですが、ある日、薬物依存施設から出てきた息子の元妻が孫の親権請求を裁判所に提出して…。

 

  ご存知レオさまのマブダチで、『タイタニック』で日本のファンにもおなじみのあのケイト・ウィンスレットが、いきなりドすっぴん、髪も無造作に束ね、かなり体重も増量した迫力体型(ヲタクもアメリカに赴任した娘家族の家に遊びに行った時、スーパーですれ違う中年女性は皆こういう体型してました)でのっしのっし登場して、ちょっと衝撃😅いやー、役者魂ハンパないっすね。彼女はメリル・ストリープと並んで、アメリカの方言を完コピする「アクセントの女王」と呼ばれていますが、今作品でもその面目躍如、フィラデルフィアの方言をマスターし、警察署で実際に勤務を体験したとも言われており、メア刑事役になりきっています。

 

  ガイ・ピアーズが、メアの女性としての気持ちを揺らす大学講師役で出演。イケおじオーラむんむんです(笑)彼みたいな大物がいわくありげに登場するからどう絡んでくるのかと思いきや、本筋にはカンケイなかった(…ネタバレ?笑)

 

  それぞれ心の傷を抱え、時にケンカしながらも、お互いを思い遣り、再生していこうと努力するメアとその家族(同居するメアの母親、娘、孫、元夫)。 メアが事件の捜査や家族の触れ合いによって、最後に得たものは❓過去に苛まれるメアは、自分自身を「赦す」ことができたのか?

素晴らしいラストに涙が止まりませんでした。

 

  緊迫の一級サスペンスと骨太な人間ドラマの見事な融合。これは絶対、おススメです❗