オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

ピーピングミノに食われるな(笑)~『青天を衝け/ 篤太夫、駿府で励む』

  前回の『篤太夫、再会する』は、壮大なオペラの幕間、心洗われる間奏曲のような回でした。今回は、さまざまな立場、さまざまな思想、さまざまな行動をとる人間たちが入れ替わり立ち替わり登場しながらも、その人となりが巧みに描かれ、それがまるで大きなうねりとなって動いていくさまが40分余という短時間に凝縮される、「青天スタイル」が戻ってきたっ❗

 

先週までの悲しい展開から一転、栄一のサクセスストーリーっぷりが加速して参ります

                                                   (吉沢亮)

  

ああおかしれぇ、見ているこっちも胸がぐるぐるするぜぃ❗(笑)🌀🌀🌀

 

 今夜は、 慶喜を頼って江戸を落ち延びてきた幕臣たちと駿府商人たちに協力を呼びかけ、銀行と商社の機能を兼ね備えた「商法會所」の設立に孤軍奮闘する篤太夫(吉沢亮)の活躍が描かれます。農民から幕臣に取り立てられ、洋行を果たした篤太夫だからこそなし得たこと。水を得た魚のような篤太夫と対比するように描写される、時代の変化に戸惑う武士たちの悲哀……。武士の命である刀を脇に置き、拙い指先でポツポツとソロバンをはじく川村恵十郎(波岡一喜)の、必死に明日を模索する姿に、瞼が熱くなります😢

 

  篤太夫の呼びかけに賛同し、協力を自ら申し出る駿府商人にベテラン俳優の田中要次さん。夫が静岡県人だから言う訳じゃありませんが、静岡県人って気候が温暖なせいか、温厚で柔軟思考の人が多いような気がするだら(笑)篤太夫がコンパニーの原型を駿府で始めることができたのは彼にとってラッキーだったんでは?😉(小栗に武士と商人のコンパニー、見せたかったよね…くすん😢)

 

  新政府が駿府に貸し付けた太政官札を、三井で正金に交換するため上京した篤太夫。その姿を望遠鏡でこっそり覗き見するピーピングトムならぬピーピングミノこと三野村利左衛門(イッセー尾形)の怪し気なこと(笑)

何覗いてんだよっ❗

太夫の美貌と才覚に見惚れてんのかい❗(笑)

……いやもー、イッセーさんの奇っ怪な演技たるや、圧倒的だね。(篤太夫も「食えねぇオヤジだな」と毒づいていましたけどね  笑)

 

食われるな吉沢さん、もとい、篤太夫❗(笑)

 

三井で換金した帰り、東京の市場で五代才助(ディーン・フジオカ)と再び巡り合う篤太夫。三野村の強烈な毒気にアテられた直後のせいか、お二人の神がかった美しさに心洗われましたワ♥️

 

そしてそして今宵、箱館五稜郭がついに陥落…😭徳川幕府が名実共に終焉を迎えます。

 

  土方歳三(町田啓太)の、敗戦を悟り、将来ある市村鉄之助に、自らの写真(町田さんがちゃんと写ってる~♥️もっとじっくり見たかった)を日野の実家に届けるよう命じる優しさ。敵に後ろを見せたという負い目を少年に持たせぬよう配慮したに違いありません。(この土方の思い遣りがなければ、鉄之助もきっと、平九郎や白虎隊の二の舞、あたら若いいのちを戦場で散らしたことでしょう😢)

 

  さらには、共に戦って死ぬと言い張る成一郎(高良健吾)を、「生きて日の本の行く末を見届けろ❗ひょっとしたらそのほうがよほど辛いかもしれんぞ」と諭します。かように『青天を衝け』では、町田啓太さんという逸材を得て、従来のイメージを打ち破り、常に大局を見つつ自らの生き方を貫く、怜悧で爽やかな土方歳三像が描かれたのではないでしょうか❓

 

一転して、五稜郭開城の報を聞き、すわ新政府の本格的始動と色めき立つ大隈重信(大倉孝二)や伊藤博文(山崎育三郎)、五代才助(ディーン・フジオカ)らはまるで青春映画のワチャワチャ感😅…考えてみれば、明治維新の時点で、新政府のリーダーたちは殆どが20代後半~30代前半。セイシュンしてたっておかしくないわな(笑)

 

大隈重信らがこれからどう篤太夫の人生に絡んでくるのか❓

 

『青天を衝け』はますます加速する❗