オタクの迷宮~映画と舞台と音楽と Chaos-α

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

これぞ北欧ミステリー❗~Netflix『チェスナットマン』


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『The Killing/キリング』、『ザ・ブリッジ』に引き続き、北欧ミステリードラマの骨太な名作が誕生しました❗いやー、スリリングで面白かった❗謎解きもガッツリ王道で、納得のいく結末だし😊

(見終わってすぐブログを書いているので、やや興奮ぎみです、念のため  笑)

  調べてみたら、あの北欧ミステリードラマの名作『The Killing/キリング』のオリジナル脚本を手がけたセーアン・スヴァイストロプのデビュー小説だとか。それじゃあ、面白くないわきゃないね(笑)

 

「あらすじ」

  デンマークコペンハーゲン郊外の森で、若い母親の、手首のない惨殺死体が発見された。それは世間を震撼させる連続殺人事件に発展していき、殺人現場には必ず栗で作った人形(チェスナットマン)が残されていた。そして驚くべきことに、その栗人形には、1年前に誘拐され、第一容疑者の自白により遺体未発見のまま殺害されたとして捜査が打ち切られていた社会福祉大臣のローザ・ハルトゥンクの娘の指紋が検出され、警察内部は未曾有の大混乱に……❗

 

  腕利きの優秀な刑事トゥーリン(ダニカ・クルチッチ)は、思春期を迎えつつある娘との関係に悩むシングルマザー。娘と過ごす時間を増やすためにサイバー課に移転願いを出している彼女が、殺人課最後の事件として担当したのは、稀に見る難事件でした。彼女は、ユーロポールから左遷❓されてきた優秀だが変人のマーク・ヘス(ミケル・ボー・フォルスゴー)と共に自身最後の殺人事件に挑むのですが……❗❓ このヘス役の俳優さん、ヲタクお初ですが、あの「北欧の至宝」マッツ・ミケルセンに似てますねぇ~🎵どっちが高身長❓どっちが鼻高い❓…っていうくらいの典型的な北欧系イケメンです♥️北欧ミステリードラマに登場する男性は、大体お腹の出た中年のオジサンが多いんですが(暴言、お許し下さい 笑)今作品ではヒロインの相棒が若いイケメンなんで、そっちもお楽しみに(笑)

 

  また、北欧でミステリーと言えば、謎解きの面白さやスリリングな展開を楽しむほかに、社会に潜む様々な問題を提起する役割があるんですよね。日本で言えば松本清張といったところでしょうか❓北欧ミステリードラマを見ていつも感じることは、テーマとなる犯罪のルーツが過去の幼少期にある場合が多いこと。毒親からの虐待やニグレクトにより受けた幼少期のトラウマが、犯罪動機になるケースですね。ですから犯人像も生まれながらの猟奇的なサイコパス…といったものはあまり見られない。真の意味で犯罪を無くすためには、家族の絆の大切さや少年期の教育が大事なのだ…といった不変的なテーマが存在している気がします。

 

北欧…というと、私たち日本人から見ると、手厚い福祉制度、目に沁みるような美しい自然、カラフルで綺麗なおうち、国民の幸福度が高い…と、ザッツ・パラダイス🎵的なイメージが先行しちゃうけど、こういうドラマを見ると、そんなパラダイスに潜む闇…少年犯罪や幼児虐待、アルコールや薬物依存等の問題を、北欧諸国は抱えていることがわかります。日本は様々な面で欧米の10年後を追っかけてる……と以前から言われていますから、他人事ではないですね。まっでも、ドラマの中で、トゥーリンは警察内部で性差なんて意識せずのびのびと仕事してるし、ドラマの中で第2のヒロインとも言える社会福祉大臣のローザも、総理大臣も女性。これは実際の北欧での女性の社会進出の凄さが垣間見れて……正直言って羨ましい😅

 

  また、北欧ミステリーというと後味があまりよくない結末で、イヤミス的な要素が多いんですが、今作品、ラストはほのぼの、親子の情愛が強調されているし、スリリングなアクションシーンとも相まって、良い意味でハリウッド映画的な要素が加味されているような感じがしました😊

 

  ひと昔前までは、海外の映画やドラマと言えばご存じの通りアメリカやイギリス、フランスが主流でした。北欧や東欧、アジアのミステリーと言えば映画なら単館上映、ドラマだとAXNミステリーチャンネルが細々と放送しているくらい。ところがNetflixが私たちマイナー志向のヲタクたちに救いの手を差しのべてくれた(笑)

 

これからもどんどん「隠れた名作」を放送していってほしいものです😊