オタクの迷宮

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『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』~ごひいきQ(ベン・ウィショー)大活躍の巻


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  遅いぜ~~、ジェームズ・ボンド❗いつまで待たせんだよ(笑)……というわけで、ほぼ1年遅れで公開の007。

 

  ダニエル・クレイグがボンドを演じるのもこれが最後、というのは公開前から周知の事実だったから、映画もこういうラストになるだろうな…とは想像してたけど、やっぱり……いざとなると凄く淋しい。見終わった後で、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』という題名があらためて胸に突き刺さります😢

 

  ダニエル登場前の007といえば、反骨精神に溢れた、時折毒のあるユーモアを吐くスタイリッシュなイケメンスパイのイメージでした。ヲタク的には、以前のジェームズ・ボンドって、ちょっとシャーロック・ホームズにカブる感じかな。超然としていて、常人とは違う……みたいな。しかし、ダニエル・クレイグ版007は、そんなイメージを見事に覆してくれました。人間離れしたヒーローではなく、心が傷つけばカッとしてとんでもない行動に走ったり、時には昔のトラウマがフラッシュバックして、かまってちゃんになっちゃうさびしんぼう…しごく人間くさく熱いボンド像を作り上げたのです。最初はその変貌ぶりに少々戸惑ったヲタクでしたが、『カジノ・ロワイヤル』、『慰めの報酬』と見続けるうちに、すっかり新たなボンドのトリコに(笑)

 

  考えてみればダニエル・クレイグもおん年なんと53才❗15年もの長きに渡ってボンド役を務めたんですよね。初登場の時とちっとも変わらない鍛えぬいたカラダと超絶アクションを今作品でも惜しげなく披露していますが、その状態を保つための凄絶な努力とストイシズムを考えると、言葉もありません😢本当に今までありがとう、お疲れさまでしたと言いたい。

 

  ダニエル・クレイグの最後の花道を飾る本作、共演陣も物凄くゴージャス🎵長年のボンドの宿敵であったスペクターは、本作においてついに終焉を迎えますが、それに代わって世界の覇者になろうと暗躍するサフィン役にラミ・マレック。素顔はユーモア溢れる好青年、エディ・レッドメインとの対談なんて見るとかわゆさ大爆発💣⚡なんですが、そこはそれ、あのフレディ・マーキュリーをパーフェクトに演じきった憑依型俳優ラミちゃんのこと、冷酷さの中に得体の知れない不気味さを漂わせて、秀逸。前作に引き続き、ボンドの人生に至上の喜びをもたらす最愛の女性マドレーヌ・スワンに、フランスの演技派女優レア・セドゥ。キューバで開催されるスペクターのパーティに潜入して、ボンドと共闘するCIAエージェントのパロマ役にアナ・デ・アルマス。

もうね、このアナ嬢がもう最高❗

今までヲタク、「ピュアな可愛さ + セクシーさ」が共存する存在は、後にも先にもマリリン・モンローただ一人、とずっと思っていたけれど、前言撤回だわ(笑)あどけない顔してマティーニをイッキ飲み(すごい酒豪)、ブラックドレスの裾翻して敵を回し蹴り、二丁拳銃で悪人どもをメッタ切り😅もー、その破壊力ハンパないのよ。アナ・デ・アルマスとダニエル・クレイグは以前、映画『ナイヴズアウト』で純朴な看護師(お化粧っ気もなくて、本作とはまるで別人)とおマヌケ探偵の役で共演しています。見比べてみると面白いかも😉

 

  そしてそして、ヲタクご贔屓のQことベン・ウィショーくん♥️(どーせ、いつもみたいにトータル出演時間10分くらいのチョイ役でしょー)なんてタカをくくっていたけど、なんのなんの。今回、敵との闘いが最新の技術を駆使した頭脳戦になるわけですが、そこで力を発揮するのが天才科学者のQ❗いやー、もう、サプライズプレゼントを貰ったきぶん。おまけにボンドとマネペニーがQのおうちに突撃訪問するシーンもあって、ウハウハでございます(笑)おしなべてシリアスなシーンが多い本作で、ベン・ウィショーくんとアナ・デ・アルマス嬢が笑いと癒しをくれました😍

 

  胸に痛いラストシーンにしゅーんとしていたけれど、最後「James Bond will return」の一言でキモチを奮い立たせたヲタク。

 

  歴代の魅力的な俳優たちに引き継がれてきた永遠のヒーロー、007。

  あのお馴染みのテーマ曲を聞くだけでワクワクが止まらない007。

 

  あなたの帰りを待ってる、いつまでも❗