オタクの迷宮

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

脚本家・大森美香~あの人柄からのあの作品なのだ

え❓『あさが来た』だけぢゃなく、『きみはペット』も『ブザービート』も見てたよ❗ヲタク。そっかー、脚本は大森美香さんだったのか…。(⬅️今さら😅)

 

  そう言われてみれば、『青天を衝け』の脚本に見られる「大森イズム」…あれだけ大勢の登場人物が出たり入ったり(❓)しているのに、どの人物も生き生きと魅力的で、しっかり「自分のふ人生を生きている」感がするのは、大森さんが描くロマコメ作品にも見てとれた。単に面白いストーリー展開を狙って、視聴者を惹き付けようという作為が見え隠れすることなく、(この人物はこういう性格で今までこういう人生だったから、今こういう行動をしているのだ)と納得がいくし、キャラにブレがない。彼らが人生の思わぬ展開に直面した時に起きる悲喜劇や、彼らがその時に見せる右往左往に、こちらも一緒に泣いたり笑ったりできる😊…だから、主役たちはもちろん、ヒール役や、主役の盛り立て役であるはずの相武紗季金子ノブアキ石原さとみにもどっぷり感情移入できたし、魅力を感じることもできた。

 

  そんな大森さんの脚本家としての素晴らしさは、いみじくも我らが吉沢亮が、昨日のインタビューの中で語っていましたね。

やっぱり(脚本を)読んでいて 

栄一の感情がわかりやすい

それは大森さんの脚本の力

すらすら入ってくるんですよねセリフが

それはありがたかったなと思います。

 

  そして、吉沢さんが『青天を衝け』名場面として挙げた、徳川慶喜(草彅剛)が栄一に「新政府に出仕せよ」と命じ、栄一が幕臣として賜った渋沢篤太夫の名を返上する場面。元の名に戻りたいという栄一に、「そんな名であったかなぁ…」と、遠くを見つめて呟く慶喜。今見直してみると草彅さん、そのセリフ以外、背中や体の一部しか撮されていない。私たち視聴者は吉沢さんの名演も相まって、栄一の感情に完全に没入してしまい、彼と一緒に号泣するしくみ。「吉沢さん、良い表情してましたねぇ…」と、惚れ惚れしてる大森さん😊(嬉)

 

  そしてそして、上記の場面だけでなく、平岡円四郎(堤真一)暗殺の場面など、改めて見返して、感動したり、涙ぐんだりしている大森さんに、「私が書いたのに…❓ここはお茶の間…」と、MCの博多大吉さんがすかさず突っ込む(笑)「SPUR」の吉沢さんとの対談でも、「放送の時は一視聴者に戻って泣いてしまう」って仰ってました。(でもって我らが吉沢亮は、それに「すごく素敵なことだと思います」とナイスな返しをしていたのであーる😉)脚本を書き上げたらあとはプロデューサーや演出家、役者の仕事、基本信じて任せる、口は出さない……という、一本筋の通った職人気質 & 脚本家スタイルがとってもステキでした❗

 

そんな大森さんが描く幕末明治の躍動する世界『青天を衝け』。明日の放送を含めてあと3回。ついに秒読みに入ってしまった……😭😭😭

 

  NHK大河ドラマ始まって以来のエポックメーキング的な名作の行く末、ヲタク最後までしかと見届ける所存でございます😊

https://twitter.com/nhk_seiten/status/1469222860791111681