オタクの迷宮

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

シモン・ドールかヘンリー・ローフルか~『クリスマスと呼ばれた男の子』

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(From Pixabay)

 もい❗(フィンランド語でこんにちはの意)

フィンランドオタクのヲタクです  笑

いつもヲタクがご紹介するフィンランド🇫🇮を舞台にした作品と言えば、ダークでデスパレートなミステリ(『刑事ソフィア・カルピ』)や、ぶっ飛んだヘビメタコメディ(『ヘヴィトリップ~俺たち崖っぷち北欧メタル』)、ホモセクシュアルの画家の人生(『トム・オブ・フィンランド』)など、王道を外れたお話ばかり(笑)

 

しかしこの時期、もうすぐ楽しいクリスマス~🎄🎅🎁✨だし、普段はひねくれたヲタクもたまには童心に帰って、純白の心を少しでも取り戻すべく、フィンランドといえばクリスマス、クリスマスといえばトナカイ、トナカイと言えばフィンランド…というわけで、Netflix『クリスマスと呼ばれた男の子』鑑賞。


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  クリスマスイブ 。ストーリーは、母親を亡くしたばかり、その悲しみに今年はクリスマスを祝う気持ちにとてもなれない幼い三人のきょうだいのところに、ベビーシッターとして親戚のルースおばさん(名女優マギー・スミス)がやって来て、クリスマスの起源となったニコラスという少年の愛と冒険のおはなしを語り聞かせるところから始まります😊

 

  優しかった母を亡くし、父と二人きりで村外れの森の小屋にひっそりと暮らす少年ニコラス(ヘンリー・ローフル)。彼が住む王国は寒く貧しく、人々は明日生きる希望も失いかけていました。そんな中、父は仲間たちと、王様の望む「生きる希望」を見つけに、桃源郷のような夢の国「エルフヘルム」に旅立ちます。エルフや妖精たちの住む村に行けば、魔法が身につき、希望が見つけられると信じられていたからです。父を追って、友だちになった話すネズミのミーカとトナカイと共にエルフヘルムにたどり着いたニコラス。しかしそこはすでに、愛と希望に溢れ、人間と密接な友好関係を築いていたエルフたちの国ではなくなっていました……。

 

  最新の映像技術の発達の恩恵に最も浴しているのがSFとファンタジー映画でしょうね😊この作品も、エルフや喋るネズミ、妖精やトロルの佇まいや動きがもうリアルで、フィクションとわかっていても、冒頭から引き込まれちゃいます😉また、人間に敵意を抱き、言論統制を行い、華美や娯楽を禁じるエルフの統治者マザーサムシング(『シェイプ・オブ・ウォーター』で、半魚人と恋に落ちる聾唖の女性を演じ、アカデミー主演女優賞にノミネートされたサリー・ホーキンス)はまるでどこかの国の権力者を想起させるし、エルフと人間世界の間に、誤解と無知によって分断が起こるさまはさながら今の世界情勢のよう。また、ドローンで撮影した北欧の雪の山々(ロケ地はたぶん、フィンランド❓)や、樹氷に煙る純白の森林はこの上もなく美しいです❗

 

  「ガリバー旅行記」がそうであるように、真に優れた作品は、たとえそれが子ども向けに書かれた童話であっても深い寓意を内包し、大人にもさまざまな教訓を与えてくれる…と言われますが、この作品も然り。エルフの村の長老ファーザートポ(トビー・ジョーンズ…ものすごい数の作品に出演しているイギリスの名脇役なので、見れば「あ、この人どこかで見たことある」となるはず。ヲタク的には『シャーロック』のサイコパス役が強烈😅今回はとってもいい人の役ですが)の、「疑うから、(真実が)見えないんだ。信じれば、だんだん見えてくる」や、ルースおばさんの「真実は痛みを伴う。でも必ず乗り越えられる」など、名セリフもいっぱい🎵

 

  クリスマスのこの時期、家族揃って見るには最適の映画でしょう。ラストのラスト、一瞬だけ、ルースおばさんの正体がわかる場面があるので、良い子たち、見逃さないでね😉


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 あっ、最後に主演のヘンリー・ローフルくん、すらりとした長身に長い手足、お顔はシモン・ドール🙄☝️(人形作家・四谷シモン作の人形)かCGか😍

美少年好きのお姉さま方にもおススメです、ふふっ。


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(From Pixabay)