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U-NEXTでマーベルスタジオの『シャン・チー』観賞。
アベンジャーズが解散して、マーベルのヒーロー映画も新たなフェーズに入りました。先日映画館で『エターナルズ』を見た時も思ったんだけど、「科学の発達」や「人間の進化」を主眼においていたようなアベンジャーズと違って、ニューフェーズのヒーローたちにはどこか、「世界が極限まで進化してしまった今、人類はどこに行けばいいのか?自分はそんな時代に何を為すべきか」迷っているさまが見てとれる。今までのヒーローものにありがちだった「必ず最後に正義は勝つ」的な、ノー天気なオプティミズムは陰を潜めている気がする。フィクションの世界でさえ、未来のユートピアを信じられなくなった私たち。
だからマーベル映画も、神話や妖精や聖霊など「人ならざるもの」のファンタジックな世界、あるいは文明に汚される以前の牧歌的アルカディアを描く❗……方向性に舵を切っているんだろうか❓シャン・チーの母親の故郷であるターロー村なんてもう、私たちが想像する桃源郷そのもの😊麒麟やドラゴン、九尾のキツネ…なんてのも出てきます。またその動きがリアルで、まるでホントに生きてるみたい😮
さて、新たなマーベル・ヒーローは初のアジアンボーイ、演じるは中国系カナダ人のシム・リウ。史上最強の殺し屋集団を率い、伝説の魔法の腕輪テン・リングスを操る父マンダリン(トニー・レオン…年取っても相変わらずイケメンなり♥️還暦なんて信じらんない)は世界征服を狙って、息子のシャンチーと妹を殺し屋として育てますが、当のシャンチーは平和主義者で父のやり方を嫌い、アメリカに逃れてホテルの配車係としてひっそり暮らしてる…という設定。同僚でガールフレンドのケイティに、ヲタク大好き、当代きってのコメディエンヌ、オークワフィナ(『オーシャンズ8』、スタジオ24『フェアウェル』の演技が記憶に新しい)。自らの出自を隠して暮らす異邦人のシャンチーと違い、外見はアジアンでもオツムは完璧アメリカンなケイティ。二人のなんとも噛み合わない会話が笑えます😊
父マンダリンがある理由から母親の故郷ターロー村に攻めてきて、シャン・チーとの父子一騎討ち❗…となるんだけど、まあトニー・レオンが演じるんだから、マンダリンだって悪辣なワンパターンのヴィランには当然ならないわけ。マンダリンがターロー村を攻める理由が…せつない…😢😢さすが愛に生きる男、トニー・レオン(笑)
シム・リウやシャン・チーの妹シャーリンを演じるメンガー・チャンは、(2代目ジャッキー・チェンか❗❓)っていうくらいキレッキレのカンフーアクションを披露してくれます。この妹がまたオニ強いの😅
一方、トニー・レオンやシャン・チーの叔母役ミッシェル・ヨー(『グリーン・デスティニー』懐かしい~~❗相変わらずキレイ😮トニー・レオンと同い年なんだよねー、この人。ヲタクもがんばらなきゃ👊✨)の見せる流麗なワイヤーアクションは、ヲタクみたいに『HERO』や『LOVERS』(チャン・イーモウ監督)等、そのむかし中国の歴史アクション映画に夢中になった世代には感涙モノです。新旧アジアンスターのアクション対決❗といったところでしょうか😊
シャン・チーの妹がマカオで経営している地下闘技場で、ばかでかいモンスターみたいなのを一撃で倒したオジサン、よくよく見たら『ドクター・ストレンジ』の魔術師ウォンさんじゃないですか❗ウォンさん、エンドクレジットでも登場して、シャン・チーとケイティを〈〉@-☆$#/しちゃうんですが、さて❓当のドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)はスパイダーマン(トム・ホランド)と共闘中みたいだけど、ドクター・ストレンジとシャン・チーのクロスオーバーの可能性もアリなんだろうか❓
もー、めちゃくちゃ楽しみなんですけど❗❗
Congratulations to the creative team behind Marvel Studios’ Shang-Chi and The Legend of The Ten Rings on their Critics Choice Nomination for Best Visual Effects! pic.twitter.com/AqSTHMI3Mc
— Shang-Chi (@shangchi) 2021年12月13日
デスティン・ダニエル・クレットン監督は『シャン・チー2』に出演してほしいレジェンドアジア俳優を聞かれ「もし、ジャッキー・チェンを映画にキャスティングできたら…私の一生の夢なんです。彼をユニバースに登場させましょうよ」
— アメコミ映画情報局 (@Amecomieigainfo) 2021年12月16日
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