オタクの迷宮

変わり者よと言われても 今日もオタクで生きてゆく

私は日本語で勝負する❗~宮本浩次 in『サッポロビール黒ラベル』CM


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(From Pixabay)

 妻夫木聡さんの、年末年始に放送されるサッポロビール黒ラベルのCM「大人エレベーター」。各分野で確かな足跡を残している方が毎回登場されていて、その映像の美しさといい、印象に残る言葉といい、大好きなCMですが…。

 

  なんと今年は、55才、カッコいい大人代表として我らが宮本浩次、満を持して登場~~❗ぱちぱちぱちぱち🎉✨😆✨🎊

 

 妻夫木くんがエレベーターの55階から出るとそこは広大な砂漠、そして頭上に輝く大きな月。焚き火を見つめながら彼を待つ、宮本浩次さん。砂漠ほど宮本浩次に似合う背景があるだろうか❗❓

 

私は砂漠が好きだ。

なぜなら清潔だからだ。

 

とは、第一次世界大戦中、アラビア半島の独立を助ける為に戦った英国陸軍の軍人、トマス・エドワード・ロレンスの言葉ですが、大人の知性と、少年の邪気の無さを併せ持つ宮本さんにこそ、清潔で広大な砂漠の光景は相応しい。

 

 

穢れているのもカッコいいですけどね

穢れている人に負けたくない

と語る宮本さん。

うん、その気概、宮本さんのことだから、おじいちゃんになってもきっと持ち続けるんだろうな。

 

  一番ヲタクの胸に刺さったのは…

海外に歌声を届けたい、みたいなものありますか❓

との妻夫木くんの問いに

私はもともと日本で日本語オンリーで来てますから…そういうのは、いいですね。

と、きっぱり言い切っているところ。

 

  ヲタク自身、外国語や外国の文学を学んでいながらこんなこと言うのはなんなのですが😅結局のところ、例えば外国語を翻訳する時、一番大事なのは日本語の能力だし、海外に住んで常に意識させられるのは日本人としてのアイデンティティ。日本人として、日本のことをどれだけ理解しているかが求められる。

 

  漱石や鴎外、芥川や永井荷風等、日本の古典文学をひとつの修行のように読み込んで、詞を書いている宮本さんにとってやはり、自らの世界を描出するうえで不可欠なのは日本語なのでしょう。

 

 日本の古典文学も演歌も歌謡曲も全てを飲み込んで、栄養にして、 宮本さんが確立しようとしている、日本独自の、いや唯一無二の彼自身の音楽。

 

  彼はこれからも、走り続ける。

勝ち続ける。